Refused Reality(元・現実を拒絶した夢の中)
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注意:
※スレたナルトですよ??
※カカスレナル風味ですが、あくまでも保護者的立場です。
※オリジナルキャラー千坐(せんざ)ーが出てきます。彼も保護者です。
※捏造は当たり前です。
※二次創作であることをお忘れなく。
以上、同意できる方のみ↓へ・・・
あれから2年の月日が経った。
月明かりの下で、ざわり、ざわりと空気の振動がこちらに伝わってくる。
「(気を抜くな)」
暗部スリーマンセルの2部隊を率いたカカシは、読唇術を使い、部下たちに注意を促す。部下たちは頷くのと同時に、音もなく散開する。
ザシュッ
「ぐあっ!?」
ドスッ
「ガハッ!!」
静寂につつまれていた森の中に、叫び声がこだまする。
「・・・ま、こんなものでしょ。」
任務が終了し、部下たちの足下に広がる血の池と敵の死体を眺めて、カカシは肩を竦めた。
「カカシ先輩、逃走した敵も始末しました。」
「ご苦労さん。・・・ま、本当は逃がさないようにするのが鉄則だけど・・・新人もいるし、上出来かな。」
カカシから及第点を貰え、部下達から安堵の溜息が漏れる。
「・・・カカシ君、甘すぎ。」
突然、呆れた声が頭上から降ってくる。部下たちがギョッとして辺りの気配を探る中、カカシだけは、正確に相手がいる位置を見据える。
「そう言わないの。・・・皆が皆、お前のように出来るわけじゃ無いんだから。・・・というか、勝手についてきたらダメでしょうが。」
カカシが面を外し、顔を顰める。すると、その声の主は音もなくカカシの側に現れる。
月明かりの下に晒されたのは、透けるように白い肌と、黄金に輝く髪、蒼海を映したような瞳を持った幼子。
「・・・せめて、変化して来なさいよ;・・・ナルト。」
ガックリと肩を落とし、カカシは溜息混じりに、告げる。
「暗部の皆は俺の事知ってるから良いじゃん。・・・それよりもさ、俺も暗部入りたい。ってか、入れてよ。」
「だぁーめ。火影様が許すはず無いし、まだ、お前には早い。」
「カカシ君の、ケチ~(#`ε´#)」
「ケチってあのね・・・。」
「ハイハイ、暗部の任命権は火影にあるって言いたいんでしょ?・・・あ~ぁ。千坐君もダメでカカシ君もダメ。・・・こうなったら、イタチ君にでも頼んでみよっかなぁ。」
ナルトの口から飛び出した名前に、カカシの肩がピクリと跳ねる。
「イタチ・・・?」
カカシの周りを取り巻く空気が剣呑なものに変わる。
うちはイタチ。最近入隊した新人だが、さすが、あのうちは一族なだけあり、かなり、優秀ではある・・・が、歳が近いせいか、それとも、弟と 同じ歳だからか・・・最近、イタチとナルトが非常に仲が宜しい。
カカシとしては、面白くない訳だ。そこに、この言葉。千坐は、自分とほぼ変わらない時期からナルトの側にいるから、並列して名をあげられても、まだ許せる。
しかし、イタチは、ほんのつい最近、ナルトと仲良くなったばかりだ。
「そう。イタチ君・・・だって、現役暗部の推薦があれば、通りやすいんでしょ?・・・それこそ、じいさまにバレないように変化すればOKだし♪」
ニコっと笑うナルトは、言っている内容さえ耳にしなければ、とても可愛らしい。
「・・・で、なんで、イタチ?」
「え?・・・頼みやすい・・・から?」
問いに問いで返され、カカシは苦虫を噛み潰したような表情になる。
「はぁ・・・わかった。・・・俺が推薦してあげるよ。(うちはに美味しいとこ取りされたら腹立つし。)」
表情は諦めたように、しかし、内面ではイタチに対しての大人気ない意地のようなモノを渦巻かせながら、カカシはナルトに告げた。
途端に、ナルトの表情がパッと明るくなり、ガバッとカカシに抱きつく。
「ホント!?ありがとー!・・・カカシ君、大好き~!!!」
満面の笑みをうかべるナルトを見て、目元を弛める。
「(ま、ナルトに甘いのは、皆一緒だし・・・なんとかなるでしょ。)」
これから起こるだろう一悶着を予想して、カカシは、どうやって三代目を説得するか、計略を練り始めたのだった。
ところかわって、火影の執務室。
「して・・・この者は?」
任務の報告を終えたカカシに、三代目は訪ねる。その視線の先には、見たこともない忍・・・に変化したナルト。
「彼を暗部に推薦したいと思いまして。・・・ワケがありまして素性は伏せさせて頂きます。」
ニッコリ。
カカシの完璧なポーカーフェイスに三代目は訝しげな視線を向ける。
「・・・ほう。わしにもか?」
三代目は、すぅと目を細め、カカシを見つめる。
「・・・ま、事情が事情ですから。」
「ほう・・・事情となぁ。・・・そりゃ、大層な事情なんじゃろうのぅ?」
三代目はようやくナルトの方に視線を向ける。
「・・・。」
ボロを出さない為にも、黙っているように言い含められていたナルトは、一言も発さずにそこに突っ立っていた。
「おぬしもなんとか言ったらどうじゃ?」
「ダメですよ~。火影様、コイツは知らない人間とは話しません。」
カカシはヘラリと笑う。実際、ナルトは人見知りが激しく、初見で会話が出来た試しがない。
「・・・ほぉーう。そうかそうか・・・。」
三代目のコメカミに血管がうきでる。
「(あ~・・・こりゃ、マジギレするなぁ)」
カカシはチラッとナルトを見る。ナルトは、滅多に見ない三代目の怒り顔に、困ったように眉根を寄せる。カカシの推薦もあるのに、ここまで、暗部になるのに手間取るとは思わなかったのだろう。
「えーと・・・火影様?」
カカシが伺うように声をかけると、三代目が口元だけ笑みを浮かべて、そちらを向く。
「カカシ・・・わしが気づかないと思うてか?」
「・・・;」
カカシは、冷や汗を背中に流しつつ、三代目の殺気のこもった視線を受ける。
「カカシ・・・!」
「ごめんなさい!」
三代目がカカシを厳しく咎めようとした時、ナルトが謝罪の言葉とともに、頭を下げる。
「!!」
「じぃさま!・・・カカシ君は悪くないってば!・・・俺、俺が、暗部に推薦してって、無理にお願いしたんだってばよ!!」
「火影様っ・・・ナルトを止めなかった俺が悪いんです!・・・お咎めは、俺だけに!」
互いに庇い合う形となった2人を見比べ、三代目は溜息をついた。
「ナルトや・・・何でいきなり暗部に入るなどと。」
「暗部の皆は、スッゴい優しくて、たくさんの愛情をくれて・・・その恩返しがしたかったんだってば!・・・俺、皆に修行もつけて貰って、強くなったんだってば!」
修行という言葉に、じろりと三代目がカカシを見る。
「じいさま!!・・・俺を暗部に入れてよ!」
「むぅ・・・ナルトや、こればかりは、のぅ。」
「火影様・・・俺からもお願いします。・・・最初は、ナルト自身が様々な危機から身を守れるように、と修行をつけていました。でも、今では、俺や千坐と並んでも遜色ない程の力をつけたんです。ナルトはミナト先生の才能をしっかり受け継いでいるんです!」
「う~む。・・・しかしのぅ。」
「・・・必ず俺や千坐がフォローにつきます。・・・滅多にないナルトのワガママを叶えてやりたいんです!」
「じいさま。」
「火影様!」
いつの間にか変化を解いたナルトが、ウルウルと蒼い瞳を潤ませ、カカシが必死な様子で訴える。
「はぁ・・・仕方ないのぅ。・・・必ず、ツーマンセル以上でフォローにカカシか千坐がつく、という条件を付けさせて貰うぞ?」
なんだかんだ言って、ナルトには甘い三代目は、ナルトのお目めウルウル攻撃に負けて、渋々、暗部入隊を認める。
「!・・・アリガト!!じいさま!・・・俺、頑張る!!」
太陽のような笑みをうかべて、ナルトは三代目に飛びつく。
「・・・ものすごく心配じゃが・・・カカシ、ナルトを頼んだぞ。」
「御意。」
こうして、最年少暗部がここに誕生したのだった。
後日・・・
「・・・良かったね。」
ニコニコと話を聞いているのは、真っ黒な髪を後ろで軽くまとめた少年。
「うん!・・・やっぱり、カカシ君はスゴいよ!!・・・じいさまには絶対に変化してもバレるから、それを前提に泣き落としをしていこうって♪」
「カカシさんが、それを考えたんだ?」
「そう!・・・俺、変化でそのまま通せると思ってたのにさ!・・・じいさまはすぐ見抜いたみたいで・・・さすがは火影だよね!」
「それは、プロフェッサーとまで言われた方だしね。・・・でも、まぁ、カカシさんとナルト君が泣き落としまで考えてたというのは、読めなかったみたいだけどね。」
「ククク・・・じいさまは泣き落としに弱いって事がわかったし、これからは、そういう時には、泣き落とす事にしよう♪」
楽しそうなナルトを見つめ、少年は微笑む。
「あっ!でも、イタチ君もスゴいよねぇ!・・・カカシくんもあんまり乗り気じゃなかったのに、イタチ君の言う通りにしたら、すぐに協力してくれたし♪」
「ふふ・・・まぁ、カカシさんの性格を考えたら、それが一番良い方法だと思ったんだ。」
少年、うちはイタチは静かに笑うと、ナルトに手を差し出す。
「これからは、暗部の仲間だ。・・・よろしく。ナルト君。」
「うん!よろしく!」
ナルトはその手をとり、握手をする。イタチは、ナルトの小さな手をそっと包み込んで、微笑んだ。
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※スレたナルトですよ??
※カカスレナル風味ですが、あくまでも保護者的立場です。
※オリジナルキャラー千坐(せんざ)ーが出てきます。彼も保護者です。
※捏造は当たり前です。
※二次創作であることをお忘れなく。
以上、同意できる方のみ↓へ・・・
あれから2年の月日が経った。
月明かりの下で、ざわり、ざわりと空気の振動がこちらに伝わってくる。
「(気を抜くな)」
暗部スリーマンセルの2部隊を率いたカカシは、読唇術を使い、部下たちに注意を促す。部下たちは頷くのと同時に、音もなく散開する。
ザシュッ
「ぐあっ!?」
ドスッ
「ガハッ!!」
静寂につつまれていた森の中に、叫び声がこだまする。
「・・・ま、こんなものでしょ。」
任務が終了し、部下たちの足下に広がる血の池と敵の死体を眺めて、カカシは肩を竦めた。
「カカシ先輩、逃走した敵も始末しました。」
「ご苦労さん。・・・ま、本当は逃がさないようにするのが鉄則だけど・・・新人もいるし、上出来かな。」
カカシから及第点を貰え、部下達から安堵の溜息が漏れる。
「・・・カカシ君、甘すぎ。」
突然、呆れた声が頭上から降ってくる。部下たちがギョッとして辺りの気配を探る中、カカシだけは、正確に相手がいる位置を見据える。
「そう言わないの。・・・皆が皆、お前のように出来るわけじゃ無いんだから。・・・というか、勝手についてきたらダメでしょうが。」
カカシが面を外し、顔を顰める。すると、その声の主は音もなくカカシの側に現れる。
月明かりの下に晒されたのは、透けるように白い肌と、黄金に輝く髪、蒼海を映したような瞳を持った幼子。
「・・・せめて、変化して来なさいよ;・・・ナルト。」
ガックリと肩を落とし、カカシは溜息混じりに、告げる。
「暗部の皆は俺の事知ってるから良いじゃん。・・・それよりもさ、俺も暗部入りたい。ってか、入れてよ。」
「だぁーめ。火影様が許すはず無いし、まだ、お前には早い。」
「カカシ君の、ケチ~(#`ε´#)」
「ケチってあのね・・・。」
「ハイハイ、暗部の任命権は火影にあるって言いたいんでしょ?・・・あ~ぁ。千坐君もダメでカカシ君もダメ。・・・こうなったら、イタチ君にでも頼んでみよっかなぁ。」
ナルトの口から飛び出した名前に、カカシの肩がピクリと跳ねる。
「イタチ・・・?」
カカシの周りを取り巻く空気が剣呑なものに変わる。
うちはイタチ。最近入隊した新人だが、さすが、あのうちは一族なだけあり、かなり、優秀ではある・・・が、歳が近いせいか、それとも、弟と 同じ歳だからか・・・最近、イタチとナルトが非常に仲が宜しい。
カカシとしては、面白くない訳だ。そこに、この言葉。千坐は、自分とほぼ変わらない時期からナルトの側にいるから、並列して名をあげられても、まだ許せる。
しかし、イタチは、ほんのつい最近、ナルトと仲良くなったばかりだ。
「そう。イタチ君・・・だって、現役暗部の推薦があれば、通りやすいんでしょ?・・・それこそ、じいさまにバレないように変化すればOKだし♪」
ニコっと笑うナルトは、言っている内容さえ耳にしなければ、とても可愛らしい。
「・・・で、なんで、イタチ?」
「え?・・・頼みやすい・・・から?」
問いに問いで返され、カカシは苦虫を噛み潰したような表情になる。
「はぁ・・・わかった。・・・俺が推薦してあげるよ。(うちはに美味しいとこ取りされたら腹立つし。)」
表情は諦めたように、しかし、内面ではイタチに対しての大人気ない意地のようなモノを渦巻かせながら、カカシはナルトに告げた。
途端に、ナルトの表情がパッと明るくなり、ガバッとカカシに抱きつく。
「ホント!?ありがとー!・・・カカシ君、大好き~!!!」
満面の笑みをうかべるナルトを見て、目元を弛める。
「(ま、ナルトに甘いのは、皆一緒だし・・・なんとかなるでしょ。)」
これから起こるだろう一悶着を予想して、カカシは、どうやって三代目を説得するか、計略を練り始めたのだった。
ところかわって、火影の執務室。
「して・・・この者は?」
任務の報告を終えたカカシに、三代目は訪ねる。その視線の先には、見たこともない忍・・・に変化したナルト。
「彼を暗部に推薦したいと思いまして。・・・ワケがありまして素性は伏せさせて頂きます。」
ニッコリ。
カカシの完璧なポーカーフェイスに三代目は訝しげな視線を向ける。
「・・・ほう。わしにもか?」
三代目は、すぅと目を細め、カカシを見つめる。
「・・・ま、事情が事情ですから。」
「ほう・・・事情となぁ。・・・そりゃ、大層な事情なんじゃろうのぅ?」
三代目はようやくナルトの方に視線を向ける。
「・・・。」
ボロを出さない為にも、黙っているように言い含められていたナルトは、一言も発さずにそこに突っ立っていた。
「おぬしもなんとか言ったらどうじゃ?」
「ダメですよ~。火影様、コイツは知らない人間とは話しません。」
カカシはヘラリと笑う。実際、ナルトは人見知りが激しく、初見で会話が出来た試しがない。
「・・・ほぉーう。そうかそうか・・・。」
三代目のコメカミに血管がうきでる。
「(あ~・・・こりゃ、マジギレするなぁ)」
カカシはチラッとナルトを見る。ナルトは、滅多に見ない三代目の怒り顔に、困ったように眉根を寄せる。カカシの推薦もあるのに、ここまで、暗部になるのに手間取るとは思わなかったのだろう。
「えーと・・・火影様?」
カカシが伺うように声をかけると、三代目が口元だけ笑みを浮かべて、そちらを向く。
「カカシ・・・わしが気づかないと思うてか?」
「・・・;」
カカシは、冷や汗を背中に流しつつ、三代目の殺気のこもった視線を受ける。
「カカシ・・・!」
「ごめんなさい!」
三代目がカカシを厳しく咎めようとした時、ナルトが謝罪の言葉とともに、頭を下げる。
「!!」
「じぃさま!・・・カカシ君は悪くないってば!・・・俺、俺が、暗部に推薦してって、無理にお願いしたんだってばよ!!」
「火影様っ・・・ナルトを止めなかった俺が悪いんです!・・・お咎めは、俺だけに!」
互いに庇い合う形となった2人を見比べ、三代目は溜息をついた。
「ナルトや・・・何でいきなり暗部に入るなどと。」
「暗部の皆は、スッゴい優しくて、たくさんの愛情をくれて・・・その恩返しがしたかったんだってば!・・・俺、皆に修行もつけて貰って、強くなったんだってば!」
修行という言葉に、じろりと三代目がカカシを見る。
「じいさま!!・・・俺を暗部に入れてよ!」
「むぅ・・・ナルトや、こればかりは、のぅ。」
「火影様・・・俺からもお願いします。・・・最初は、ナルト自身が様々な危機から身を守れるように、と修行をつけていました。でも、今では、俺や千坐と並んでも遜色ない程の力をつけたんです。ナルトはミナト先生の才能をしっかり受け継いでいるんです!」
「う~む。・・・しかしのぅ。」
「・・・必ず俺や千坐がフォローにつきます。・・・滅多にないナルトのワガママを叶えてやりたいんです!」
「じいさま。」
「火影様!」
いつの間にか変化を解いたナルトが、ウルウルと蒼い瞳を潤ませ、カカシが必死な様子で訴える。
「はぁ・・・仕方ないのぅ。・・・必ず、ツーマンセル以上でフォローにカカシか千坐がつく、という条件を付けさせて貰うぞ?」
なんだかんだ言って、ナルトには甘い三代目は、ナルトのお目めウルウル攻撃に負けて、渋々、暗部入隊を認める。
「!・・・アリガト!!じいさま!・・・俺、頑張る!!」
太陽のような笑みをうかべて、ナルトは三代目に飛びつく。
「・・・ものすごく心配じゃが・・・カカシ、ナルトを頼んだぞ。」
「御意。」
こうして、最年少暗部がここに誕生したのだった。
後日・・・
「・・・良かったね。」
ニコニコと話を聞いているのは、真っ黒な髪を後ろで軽くまとめた少年。
「うん!・・・やっぱり、カカシ君はスゴいよ!!・・・じいさまには絶対に変化してもバレるから、それを前提に泣き落としをしていこうって♪」
「カカシさんが、それを考えたんだ?」
「そう!・・・俺、変化でそのまま通せると思ってたのにさ!・・・じいさまはすぐ見抜いたみたいで・・・さすがは火影だよね!」
「それは、プロフェッサーとまで言われた方だしね。・・・でも、まぁ、カカシさんとナルト君が泣き落としまで考えてたというのは、読めなかったみたいだけどね。」
「ククク・・・じいさまは泣き落としに弱いって事がわかったし、これからは、そういう時には、泣き落とす事にしよう♪」
楽しそうなナルトを見つめ、少年は微笑む。
「あっ!でも、イタチ君もスゴいよねぇ!・・・カカシくんもあんまり乗り気じゃなかったのに、イタチ君の言う通りにしたら、すぐに協力してくれたし♪」
「ふふ・・・まぁ、カカシさんの性格を考えたら、それが一番良い方法だと思ったんだ。」
少年、うちはイタチは静かに笑うと、ナルトに手を差し出す。
「これからは、暗部の仲間だ。・・・よろしく。ナルト君。」
「うん!よろしく!」
ナルトはその手をとり、握手をする。イタチは、ナルトの小さな手をそっと包み込んで、微笑んだ。
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