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Refused Reality(元・現実を拒絶した夢の中)

このサイトは、コードギアス・NARUTO・銀魂の二次創作サイトです。原作者様とは一切関係ありません。各ページの注意事項をよく読んでから閲覧してください。

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注意
・W副長設定です!
・カップリングはありません
・完全捏造です
・二次創作だということをご理解したうえでお読みください!

以上、同意できる方のみ↓へ・・・











「あはは、へぇ~・・・“コレ”が“烏”に目ェ付けられてた“白夜叉”かぁ」

ニコニコと笑うその表情とは裏腹に、ビリビリと肌を刺激するような殺気を放つ“彼”に、銀時はウンザリとしながら酒を注いだ。

ちなみに、鳳仙との約束通りにお銀ちゃんの姿であるのは変に律儀な銀時の性格ゆえである。

「こんなんで悪かったな。つか、殺気が痛ェよ。ちょー痛ェ。つか、殺すならおたくの師匠の方にしてくんない?俺、今こんな恰好でまったく応戦できねェし」

「ウソウソ、ウソだよ~、だってさぁ、お兄さん・・・いや、今はお姉さんの方がいいの?まぁ、とにかく、その格好でも充分戦えるでしょ?」

「・・・」

「ふふっ・・・無言は肯定ってわかってる?」

「・・・やりずれェ・・・」

「すまねェなぁ、兄ちゃん。あ、いや、姉ちゃんか?・・・ウチの隊長は、どうも強ェ奴見たら喧嘩売らねェと気がすまねェ“質(たち)”でよォ」

“彼”の付き人らしいワイルド系兎(笑)の男にまで姉ちゃんと言われ、銀時はブチギレた。

「・・・さっきから大人しく聞いてりゃ、お姉さんだの姉ちゃんだの・・・お・れ・は・男だぁあああああ!!!!」

ガックンガックンとワイルド系兎の襟元を掴んで揺さぶる。

とりあえず、間違っても“彼”には手を出さない。手を出してしまった日には、嬉々として殺し合いを強要されそうだからだ。

「うお、ま、待て・・・悪かった!お、俺達が悪かったから!揺さぶんな!!兄ちゃん!」

「なんで、なんでだ!俺は女装が好きなんて言った覚えはねェんだ!!!なのに!なんで!揃いも揃って、お銀ちゃん、お銀ちゃんって!!!」

半分八つ当たりである。

「ぐ、ぐるじぃ・・・た、たいちょ・・・と、止め・・・」

「あはは!からかいすぎちゃったかな?・・・お兄さん、俺も阿伏兎も、もうからかったりしないよ」

「・・・そうしてくれ」

「はぁ・・・はぁ・・・見た目によらず、凶暴だな・・・」

襟元をくつろげて荒く息をする阿伏兎がボヤけば、その主である“彼”が苦笑した。

「バカだなぁ、阿伏兎。でなければ“白夜叉”だなんて呼ばれないだろ?・・・ねぇ?お兄さん」

「・・・お兄さんでもいいが、俺は坂田銀時って名前があるんだがな」

銀時が言えば“彼”は小さく首をかしげた。

「ん?名前で呼べってこと?」

「まぁ、どんな呼び方でも良いんだけどな」

「・・・でも“白夜叉”と呼ばれるのは嫌いなんでしょ?」

くすりと笑う“彼”に、銀時は表情を固くした。

「・・・嫌、というよりも・・・過去を思い出すから、怖い」

するり、と本音が出て銀時は自分自身の発言にギョッとする。見れば“彼”も目を丸くして驚いている。

まさか、敵とも味方ともつかない相手である自分に銀時がそんなことを言うとは思ってもいなかったようだ。

「び・・・っくりしたぁ。ナニ、その急なデレ。そうやって周りの人をオトしてるの?」

「は?」

「いやいや、うん、魔性の男って噂もホントみたいだね」

「は!?」

「隊長、坂田の旦那は混乱してるぜ?」

「うん、みたいだねぇ。その噂は耳にしたことなかったのかな?」

ニコニコと笑って言う“彼”は嘘を言っているようには見えなかった。

「マジでか」

「うん、マジだよ。・・・主に流れてるのは天人側だけどね」

「天人側?」

「そ。だって、坂田はあの絶対に誰にもオトせないって言われてた“孔雀姫”をオトしちゃったじゃん」

「あ、あー・・・それは・・・」

それは遡ること3年。真選組が結成されたばかりのその頃は目立った仕事という仕事を任されず、主に“市中見回り”を命じられていた。

その見回りの際に銀時はとある事件に巻き込まれた。

後に銀時(白夜叉)が真選組の副長であると広く知れ渡り、マスコミに顔を売ることを始めたきっかけになった、傭兵三大部族である辰羅族の華陀による“かぶき町占拠事件”である。

かぶき町四天王の一人であった彼女が、夜王鳳仙の吉原支配を真似てかぶき町を我が物にせんと動いたときに立ち上がったのが他の四天王であった。

銀時はその四天王の三人に手を貸して、町を占拠していた辰羅族を一掃し、事件をあっという間に収束させてしまったのである。

その際に、四天王の一人の泥水次郎長により銀時が白夜叉であることがバレて、周りにいた者達がそれを広め、意図せず松平が計画していた“自然な情報として銀時を真選組の副長と広めよう作戦”を実行できたのだ。

「いやぁ、なんか凄かったらしいねぇ・・・俺達夜兎には及ばないまでも、傭兵三大部族に数えられている辰羅族をたった一人で壊滅状態にしたんだろ?・・・強い男が好きって豪語する“孔雀姫”が惚れちゃうのもわかる気がするなぁ」

「・・・いやいや、神威くん?現実はそう甘くないからね?俺、何度もあの人に命狙われたからね?オトしたじゃなくて、命落としそうなんだからね?」

そう“彼”の正体は、夜王鳳仙の弟子であり夜兎で組織されているえいりあんバスター“雷槍隊”の隊長・神威である。

「うん、だから“孔雀姫”をオトしたんだって。あんなに誰かに執着する“孔雀姫”なんて誰も見たことなかったんだから。それに、最近じゃデートにも誘われてるみたいじゃない?」

その神威が言うのであれば、あながち嘘ではないのだろう。現に“雷槍隊”の副隊長である阿伏兎がうんうんと深く頷いている。

「えぇ~・・・デートっていうか、華陀の奴が経営してる賭場で遊んでけって言ってるだけで・・・」

「あはは、華陀もかわいそうにねぇ。必死のアピールが宣伝にしか取られてないとか、哀れ~」

「・・・楽しそうに言ってやるなよ、隊長・・・」

「あはは、そういえば阿伏兎は華陀みたいなのがタイプなんだっけ?みごとに振られたねェ、ご愁傷様。あ、ということは、坂田は恋敵なわけだ。こりゃ大変」

「ッ!・・・心にもないこと言ってんじゃねぇよ!!このすっとこどっこいッ!!」

「・・・へー、阿伏兎サンってああいうのがタイプなんだ・・・」

「~~~ッ!!そんな可哀相なモノを見る目で見るなぁあああ!!」

神威と銀時の二人にいぢられて、阿伏兎は文字通り脱兎のごとく部屋を飛び出していく。

「・・・ありゃりゃ、いじめすぎちゃったかな?」

「いやいや、あの程度、いじめでもないでしょ」

「・・・うわー・・・坂田ってドSだね」

「ふっ・・・よく言われる」

こうして神威との初顔合わせが済み、銀時は天人側への太いパイプをゲットしたのだった。


というわけで、神威くん特別設定です。

最初から春雨に所属していません。えいりあんバスター“雷槍隊”を結成したのが鳳仙で、個人的にえいりあんバスターをしていた星海坊主が、集団行動のできない神威を心配して“雷槍隊”に放り込みました。

鳳仙が引退して今までの稼ぎで吉原の経営権を春雨から買いあげて永住を決めてから“雷槍隊”の隊長に神威が就任しました。

↑という感じで今に至っています。完全に味方というわけではないですが、敵でもありません。神威の気分がノったときだけ中途半端に絡む感じで。

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