Refused Reality(元・現実を拒絶した夢の中)
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注意
・W副長設定です!
・カップリングはありません
・完全捏造です
・二次創作だということをご理解したうえでお読みください!
以上、同意できる方のみ↓へ・・・
「なぁ、十四郎くん?」
「・・・あ?」
「・・・・・・なんでこんなことになってんのかなぁ?」
「・・・・・・・・・俺に聞くな」
「・・・・・・そだね、ごめん」
というわけで、副長二人が揃って途方に暮れて中庭を眺めていた。
その目の前では・・・、
「ぁぎゃああああ!!?」
「血!血ィ!!?」
「や、やめ・・・ッ!?」
阿鼻叫喚の地獄絵図さながらの惨劇が繰り広げられていた。
「わぉん!!」
「ダメでしょ、定春!そんなもの食べたら、お腹壊すアル!」
己を捕まえようと追いかけ回す隊士達の頭を片っ端から噛み付いていく巨大なワンコと、それを発見して屯所に連れ帰り命名までした自称飼い主の神楽。
ワンコ、もとい定春は拾ってくれた神楽には恩義を感じているらしく手を出さない。が、他の隊士達にはとにかく近寄るなと言わんばかりに噛み付く。
それはもう豪快に。頭からガブっとだ。頭から血を流す隊士達はむちゃくちゃ痛そうだ。
「ぺっしなさい、ぺっ!」
「・・・いやいや神楽ちゃん・・・それはヒドイから」
ばっちいものでも口に入れた幼子に言うような神楽のセリフに、銀時はこっそりとツッコミを入れた。
「・・・しかし、なんだ・・・うちの連中は妙なもんばっかり拾ってくんなァ」
呆れたように呟いた土方に、銀時は肩をすくめる。
「オメェも含めてな~」
自分を妙なもんと思っているわけではないが、土方が銀時を拾ったのは事実だ。
「うぐっ・・・」
そこらへんをツッコまれると痛いらしい。土方は短く呻いて視線を逸らす。
「な、なんの騒ぎだい!?」
そこに飛び込んできたのは、伊東だ。
「お~、鴨ちゃん。なんかさぁ、神楽が妙なもん拾ってきたんだよォ」
「妙なもんって・・・あれは例の“狗神”じゃないのか!?」
「「へ?」」
銀時と土方の声が珍しくもきれいに揃った。
「へ?じゃない!!・・・神子(かみこ)という名の狗神を探してくれ、と幕府に深いつながりのある神社から依頼があったじゃないか!!」
「・・・あ、あー・・・そ、そんな依頼も、あったような・・・」
「そ、そうかぁ、あんな図体が馬鹿デカイワンコがい、狗神ってか?」
「・・・・・・坂田くん、土方くん、君達は完全に忘れていただろう!?特徴も依頼書に書いてあっただろう!それに写真も見せてもらったはずだ!!」
ギャンギャンと叫ぶ伊東に、銀時は眉間にしわを寄せる。
「てかよぉ・・・真選組は何でも屋じゃねェんだぜ?なんで迷子のワンコ探しなんざしなきゃならねぇんだよ」
「だからそれも説明しただろう!!さる星からいらした皇族の方が珍しい生物を所望していて、先日引き渡すはずが脱走してしまって、国交関係に響くとマズイから真選組にお鉢が回ってきたんだ!!」
「ああ、そうだった、そうだった(まっっっっったく覚えてねぇ)」
「うんうん、そんな話もあったねぇ(・・・うーん、覚えてねぇなァ)」
「(怒)・・・君達は本っ当に興味のないことには関心を持たないんだな・・・」
怒りのあまりプルプルと震える伊東。
「・・・だってさぁ・・・ねェ?」
「まぁ、俺等が気にしてなくても、伊東が覚えてっからいいだろ?」
「いいわけあるかぁあああ!!何なんだ最近!!土方くんまで腑抜け(ふぬけ)てしまって!!!これは僕への嫌がらせか!!ああ、そうか!そうなんだな!!もういい!!君達にはもう期待しない!!」
ブチギレた伊東は一息にそう言って踵を返しながら、携帯電話を手にとってどこかへと連絡を取り始める。
「あちゃァ・・・鴨ちゃん怒らせちった」
「別にいいだろ、しばらくは仕事全部引き受けてくれそうだしな」
「・・・うーん・・・イイのかねェ」
「たまにゃイイだろ・・・副長の仕事に比べりゃ、参謀なんてろくに仕事してねぇようなもんだろが」
「・・・いやいや、結構、鴨ちゃん忙しくしてるよ?最近はごねる近藤さんの代わりに接待とかもしてるし・・・」
「要するにタダ酒飲みに行ってるだけだろが。・・・近藤さんと違って腹芸なんてお手のもんだろうしな」
「うーん、まぁ、反論の隙もないんだけども。・・・つか、本来の仕事とか全部放り投げて、イイもんかねぇ」
「・・・そういう作戦だろ?なんだよ、普段アレだけサボりたいサボりたいなんて言ってる奴が」
「いやぁ・・・いざ、どうぞ休んでくださいって言われると・・・逆に休みたくないっていうか・・・」
「・・・おま、どんだけだよ」
銀時の天邪鬼な発言に、土方は深い溜息をつく。
「どんだけって・・・まぁ、忙しい時にサボる方が、こう、背徳感も相まって楽しいというか、なんというか」
「・・・ったく、ほんっとに根っからのドSだな、お前は」
「あはは、悪いねぇ」
「・・・ちっとも悪いなんて思ってねぇだろが」
完全に呆れた様子で土方が肩をすくめた時だった。
「はぁ!!?・・・ちょ、ちょっと待ってください!!」
伊東の素っ頓狂な声が耳朶を打つ。
「ん、どったの?鴨ちゃん?」
「伊東?」
訊ねる二人を振り返り、伊東は顔を青ざめさせて答えた。
「・・・狗神よりすごいの見つけたからもう要らない、でも幕府がお金立て替えてたんだけど持ち主ももう要らないとかで、中に浮いてる状態だから・・・真選組でこのまま預かれって・・・」
「「え゛!?」」
「ほんとアルか!インテリ眼鏡!!じゃあ、定春は飼ってイイの?ねぇっ、銀ちゃんッ!!」
思わず顔を引き攣らせた銀時と土方だったが、嬉しそうな神楽の反応と、幕命という逆らい難い状況にがっくりと肩を落とした。
「・・・あ、ああ、いいんじゃね?つか、拾ったのはお前なんだから、ちゃんと世話しろよー」
「うん!!」
「・・・あと、どうにかして隊士共に噛み付くのを止めさせろ・・・これじゃ、いざって時に動けねぇだろが」
「わかったヨ!!トシちゃん!」
という訳で、新たな真選組の仲間(ペット?)が増えたのだった。
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「・・・あ?」
「・・・・・・なんでこんなことになってんのかなぁ?」
「・・・・・・・・・俺に聞くな」
「・・・・・・そだね、ごめん」
というわけで、副長二人が揃って途方に暮れて中庭を眺めていた。
その目の前では・・・、
「ぁぎゃああああ!!?」
「血!血ィ!!?」
「や、やめ・・・ッ!?」
阿鼻叫喚の地獄絵図さながらの惨劇が繰り広げられていた。
「わぉん!!」
「ダメでしょ、定春!そんなもの食べたら、お腹壊すアル!」
己を捕まえようと追いかけ回す隊士達の頭を片っ端から噛み付いていく巨大なワンコと、それを発見して屯所に連れ帰り命名までした自称飼い主の神楽。
ワンコ、もとい定春は拾ってくれた神楽には恩義を感じているらしく手を出さない。が、他の隊士達にはとにかく近寄るなと言わんばかりに噛み付く。
それはもう豪快に。頭からガブっとだ。頭から血を流す隊士達はむちゃくちゃ痛そうだ。
「ぺっしなさい、ぺっ!」
「・・・いやいや神楽ちゃん・・・それはヒドイから」
ばっちいものでも口に入れた幼子に言うような神楽のセリフに、銀時はこっそりとツッコミを入れた。
「・・・しかし、なんだ・・・うちの連中は妙なもんばっかり拾ってくんなァ」
呆れたように呟いた土方に、銀時は肩をすくめる。
「オメェも含めてな~」
自分を妙なもんと思っているわけではないが、土方が銀時を拾ったのは事実だ。
「うぐっ・・・」
そこらへんをツッコまれると痛いらしい。土方は短く呻いて視線を逸らす。
「な、なんの騒ぎだい!?」
そこに飛び込んできたのは、伊東だ。
「お~、鴨ちゃん。なんかさぁ、神楽が妙なもん拾ってきたんだよォ」
「妙なもんって・・・あれは例の“狗神”じゃないのか!?」
「「へ?」」
銀時と土方の声が珍しくもきれいに揃った。
「へ?じゃない!!・・・神子(かみこ)という名の狗神を探してくれ、と幕府に深いつながりのある神社から依頼があったじゃないか!!」
「・・・あ、あー・・・そ、そんな依頼も、あったような・・・」
「そ、そうかぁ、あんな図体が馬鹿デカイワンコがい、狗神ってか?」
「・・・・・・坂田くん、土方くん、君達は完全に忘れていただろう!?特徴も依頼書に書いてあっただろう!それに写真も見せてもらったはずだ!!」
ギャンギャンと叫ぶ伊東に、銀時は眉間にしわを寄せる。
「てかよぉ・・・真選組は何でも屋じゃねェんだぜ?なんで迷子のワンコ探しなんざしなきゃならねぇんだよ」
「だからそれも説明しただろう!!さる星からいらした皇族の方が珍しい生物を所望していて、先日引き渡すはずが脱走してしまって、国交関係に響くとマズイから真選組にお鉢が回ってきたんだ!!」
「ああ、そうだった、そうだった(まっっっっったく覚えてねぇ)」
「うんうん、そんな話もあったねぇ(・・・うーん、覚えてねぇなァ)」
「(怒)・・・君達は本っ当に興味のないことには関心を持たないんだな・・・」
怒りのあまりプルプルと震える伊東。
「・・・だってさぁ・・・ねェ?」
「まぁ、俺等が気にしてなくても、伊東が覚えてっからいいだろ?」
「いいわけあるかぁあああ!!何なんだ最近!!土方くんまで腑抜け(ふぬけ)てしまって!!!これは僕への嫌がらせか!!ああ、そうか!そうなんだな!!もういい!!君達にはもう期待しない!!」
ブチギレた伊東は一息にそう言って踵を返しながら、携帯電話を手にとってどこかへと連絡を取り始める。
「あちゃァ・・・鴨ちゃん怒らせちった」
「別にいいだろ、しばらくは仕事全部引き受けてくれそうだしな」
「・・・うーん・・・イイのかねェ」
「たまにゃイイだろ・・・副長の仕事に比べりゃ、参謀なんてろくに仕事してねぇようなもんだろが」
「・・・いやいや、結構、鴨ちゃん忙しくしてるよ?最近はごねる近藤さんの代わりに接待とかもしてるし・・・」
「要するにタダ酒飲みに行ってるだけだろが。・・・近藤さんと違って腹芸なんてお手のもんだろうしな」
「うーん、まぁ、反論の隙もないんだけども。・・・つか、本来の仕事とか全部放り投げて、イイもんかねぇ」
「・・・そういう作戦だろ?なんだよ、普段アレだけサボりたいサボりたいなんて言ってる奴が」
「いやぁ・・・いざ、どうぞ休んでくださいって言われると・・・逆に休みたくないっていうか・・・」
「・・・おま、どんだけだよ」
銀時の天邪鬼な発言に、土方は深い溜息をつく。
「どんだけって・・・まぁ、忙しい時にサボる方が、こう、背徳感も相まって楽しいというか、なんというか」
「・・・ったく、ほんっとに根っからのドSだな、お前は」
「あはは、悪いねぇ」
「・・・ちっとも悪いなんて思ってねぇだろが」
完全に呆れた様子で土方が肩をすくめた時だった。
「はぁ!!?・・・ちょ、ちょっと待ってください!!」
伊東の素っ頓狂な声が耳朶を打つ。
「ん、どったの?鴨ちゃん?」
「伊東?」
訊ねる二人を振り返り、伊東は顔を青ざめさせて答えた。
「・・・狗神よりすごいの見つけたからもう要らない、でも幕府がお金立て替えてたんだけど持ち主ももう要らないとかで、中に浮いてる状態だから・・・真選組でこのまま預かれって・・・」
「「え゛!?」」
「ほんとアルか!インテリ眼鏡!!じゃあ、定春は飼ってイイの?ねぇっ、銀ちゃんッ!!」
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