Refused Reality(元・現実を拒絶した夢の中)
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注意
・にょたルルです
・ルル姫はみんなに愛されていますw
・ギャグですww
・いろいろ矛盾がありますが、敢えては書きませんのであしからずw
・捏造満載w
以上、同意できる方のみ↓へ・・・
ルルーシュ達が嚮団へ行って、ひと月が経った。
本国の皇宮では、シャルルによって、皇位継承者達が集められていた。
「も~、何なの~?」
ブツブツと呟いているのは第5皇女のカリーヌだ。
「お父様のお召しなのだから、不満を口にするものではありませんよ。」
それを窘めるのは、第1皇女のギネヴィア。
「はぁい、お姉様。」
「それにしても、兄弟が一同に会するなんて、滅多にないから・・・。兄弟だというのに、見慣れない顔が多い気がするねぇ。」
のんびりと言う第1皇子オデュッセウスに、カリーヌが同意しながら辺りを見回す。
「確かに、オデュッセウスお兄様の言う通りかも。私だって兄妹全員の顔を覚えてるかって言われたら、自信ないし。」
「だからこそ、親しい子達とは仲良くしないとね、カリーヌ。」
オデュッセウスの言わんとしていることに気付いたカリーヌは、眉間にしわを寄せた。
「でーもっ・・・“あの子”と仲良くするとかは、別の話よ。」
「カリーヌ・・・。」
カリーヌの言葉に表情を曇らせたオデュッセウスだったが、ナイト・オブ・セブンに連れられてやって来た件の異母妹の姿を認め、口元を緩めた。
「ああ、ナナリー。こちらにおいで。」
「オデュッセウス兄様。」
聞き知った声に安堵したナナリーが、ホッとしたようにその名を呼ぶ。
「枢木卿、付き添いご苦労だったね。」
「いえ。自分は、陛下に命じられたままに動いているだけですから。」
硬い表情で応じるスザクに微笑みを向け、オデュッセウスはナナリーの手を取った。
「ナナリー、ルルーシュはどうしたんだい?」
「・・・お姉様は・・・お父様の命で、嚮団に行かれてるとのことです。」
「そうかい・・・そういえば、シュナイゼルも見ないねェ。・・・ギネヴィア、何か知っているかい?」
「・・・いえ。」
首を振るギネヴィアに、オデュッセウスが肩を落としたその時、皇帝入場を知らせる声が響き渡った。
一斉に居住まいを正した皇族達は、ゆっくりと入場してきた皇帝の隣に立つ女性を目に入れ、仰天した。
「・・・マ・・・マリアンヌ、皇妃!?」
その女性とは、オレンジ色のドレスを身にまとい、かつて、閃光と謳われた彼の皇妃だった。
「・・・え・・・お母・・・様?」
ざわめく皇族達の呟きから、目の見えないナナリーも事態を把握する。思わず、車椅子の取っ手に置かれたスザクの手に縋った。
「スザクさん・・・本当に、お母様、なのですか?」
「ルルーシュ様とナナリー様の母君が、長い黒髪に、藤色の瞳をされているのなら・・・そうだと思います。」
そう告げたスザクだったが、その女性が、あまりにもルルーシュにそっくりだったため、間違いないと確信していた。
「うそ、死んだはずじゃ・・・。」
「ルルーシュやナナリーが見つかったのとは、訳が違うわ。葬儀まで出したというのに。」
カリーヌもギネヴィアも驚きを隠せずにじっとその姿を見つめる。
「驚くのも、無理はない。」
ここに来て、始めてシャルルが口を開く。
説明を聞きたいと言わんばかりの視線を向けてくる皇族達に、シャルルはわずかに口の端をあげた。
「マリアンヌはあの時命を取り留め、ずっと意識不明の状態であった。葬儀の際、遺体が無かったことに気付いていた者も、多くいたことだろう。・・・事実はこの通り。」
実子にすらそのことは知らされずにいたのだということは、ルルーシュやナナリーの今までを考えればわかることだった。
だが、それでも納得してしまうのは、マリアンヌのイタズラ好きで破天荒な姿を見知っているからだ。
「皆さま、ご無沙汰。」
クツリと笑ったその美貌の皇妃は、優雅に礼をしてみせる。
「これより、皇妃として、公務にも復帰します。・・・どうぞ、よろしく。」
誰もが言葉を発することが出来ず、マリアンヌの言葉をただ、聞いているしかできなかった。
そして、解散を告げられ、フラフラと自分の宮へと帰っていく皇族達がいなくなると、その場には、シャルルとマリアンヌとナナリーとスザク、そして、警備の兵のみとなった。
「・・・お母様・・・!」
声をあげたナナリーに、マリアンヌは笑みを向けた。
「ナナリー、大きくなったわね。」
「・・・本当に・・・本当に、お母様なのですね。」
「ええ。・・・ナナリー、大変だったわね。・・・私の巻き添えになって、目と足にハンディキャップを負ってしまうなんて。」
悲しそうに眉を顰めるマリアンヌのその姿に、スザクはホッとした。ルルーシュもナナリーも、きちんと母親の愛情を受けていたのだと安心したのだ。
だからこそ、ルルーシュが反逆などという行為に走ったのだとも理解できた。そして、シャルルがそれを赦し、記憶改竄に留めたことも。
「いいえ、お母様・・・お姉様が、ずっと、私を守ってくださっていましたから・・・。」
「そう。ルルーシュが・・・あの子には本当に負担をかけてしまったわね・・・。」
ナナリーから視線を外したマリアンヌは、スザクを見る。
「枢木卿。」
「・・・は、はい。」
「公式な場では仕方ないけれど・・・私的な場では、ルルーシュとナナリーの友人として、仲良くしてあげてね。」
「はい。」
真面目腐って返答したスザクに、マリアンヌはニッコリと笑った。
「というわけで、ルルーシュとナナリーのお友達のスザク君。ちょっと、ツラ貸しなさい。」
「・・・・・・・・・・はい?」
マリアンヌの皇妃らしからぬ発言に、たっぷりと間を開け、スザクは思わず立場も忘れて聞き返していた。
「だから、ツラ、貸しなさいって言ったのよ。」
ガシッとマリアンヌに腕を掴まれたスザクは、あれよあれよという間にナナリーから引き離され、声が届かない位置に連れて来られる。
「・・・君はギアスのこと、知ってるのよね?」
「・・・あ、はい。」
何故、ナナリーから引き離されたか、それがわかったスザクは戸惑いながらも肯定する。
「私もね、ギアスを使うの。」
「!・・・まさか。」
「そう。そのせいで、8年間死んだことにしなければいけなかったのよ。ちなみに、私のギアスは“人の心を渡るギアス”・・・今までずっと、アーニャの身体を借りていたの。」
「・・・ッ、アーニャ!?」
「そう。だから、君のことは多少は知ってるつもり。ルルーシュとの確執も。・・・だからね、少しだけ、昔話に付き合って貰うわよ。」
驚きのあまり声を失っていたスザクは、そのままマリアンヌに連れられて行ってしまう。
「・・・マリアンヌめ・・・はしゃぎおって。」
苦笑いをうかべ呟くシャルルに、ナナリーは首を傾げる。
「お父様・・・?」
「ナナリー、枢木はマリアンヌが連れて行ってしまった。・・・アールストレイムを呼ぶ、しばし待て。」
「・・・?・・・わかりました。」
「・・・・・・(この1/2でも、マリアンヌとルルーシュが素直だったら・・・。)」
素直に頷くナナリーを見て、シャルルは思わず心の中でぼやいたのだった。
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・ルル姫はみんなに愛されていますw
・ギャグですww
・いろいろ矛盾がありますが、敢えては書きませんのであしからずw
・捏造満載w
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ルルーシュ達が嚮団へ行って、ひと月が経った。
本国の皇宮では、シャルルによって、皇位継承者達が集められていた。
「も~、何なの~?」
ブツブツと呟いているのは第5皇女のカリーヌだ。
「お父様のお召しなのだから、不満を口にするものではありませんよ。」
それを窘めるのは、第1皇女のギネヴィア。
「はぁい、お姉様。」
「それにしても、兄弟が一同に会するなんて、滅多にないから・・・。兄弟だというのに、見慣れない顔が多い気がするねぇ。」
のんびりと言う第1皇子オデュッセウスに、カリーヌが同意しながら辺りを見回す。
「確かに、オデュッセウスお兄様の言う通りかも。私だって兄妹全員の顔を覚えてるかって言われたら、自信ないし。」
「だからこそ、親しい子達とは仲良くしないとね、カリーヌ。」
オデュッセウスの言わんとしていることに気付いたカリーヌは、眉間にしわを寄せた。
「でーもっ・・・“あの子”と仲良くするとかは、別の話よ。」
「カリーヌ・・・。」
カリーヌの言葉に表情を曇らせたオデュッセウスだったが、ナイト・オブ・セブンに連れられてやって来た件の異母妹の姿を認め、口元を緩めた。
「ああ、ナナリー。こちらにおいで。」
「オデュッセウス兄様。」
聞き知った声に安堵したナナリーが、ホッとしたようにその名を呼ぶ。
「枢木卿、付き添いご苦労だったね。」
「いえ。自分は、陛下に命じられたままに動いているだけですから。」
硬い表情で応じるスザクに微笑みを向け、オデュッセウスはナナリーの手を取った。
「ナナリー、ルルーシュはどうしたんだい?」
「・・・お姉様は・・・お父様の命で、嚮団に行かれてるとのことです。」
「そうかい・・・そういえば、シュナイゼルも見ないねェ。・・・ギネヴィア、何か知っているかい?」
「・・・いえ。」
首を振るギネヴィアに、オデュッセウスが肩を落としたその時、皇帝入場を知らせる声が響き渡った。
一斉に居住まいを正した皇族達は、ゆっくりと入場してきた皇帝の隣に立つ女性を目に入れ、仰天した。
「・・・マ・・・マリアンヌ、皇妃!?」
その女性とは、オレンジ色のドレスを身にまとい、かつて、閃光と謳われた彼の皇妃だった。
「・・・え・・・お母・・・様?」
ざわめく皇族達の呟きから、目の見えないナナリーも事態を把握する。思わず、車椅子の取っ手に置かれたスザクの手に縋った。
「スザクさん・・・本当に、お母様、なのですか?」
「ルルーシュ様とナナリー様の母君が、長い黒髪に、藤色の瞳をされているのなら・・・そうだと思います。」
そう告げたスザクだったが、その女性が、あまりにもルルーシュにそっくりだったため、間違いないと確信していた。
「うそ、死んだはずじゃ・・・。」
「ルルーシュやナナリーが見つかったのとは、訳が違うわ。葬儀まで出したというのに。」
カリーヌもギネヴィアも驚きを隠せずにじっとその姿を見つめる。
「驚くのも、無理はない。」
ここに来て、始めてシャルルが口を開く。
説明を聞きたいと言わんばかりの視線を向けてくる皇族達に、シャルルはわずかに口の端をあげた。
「マリアンヌはあの時命を取り留め、ずっと意識不明の状態であった。葬儀の際、遺体が無かったことに気付いていた者も、多くいたことだろう。・・・事実はこの通り。」
実子にすらそのことは知らされずにいたのだということは、ルルーシュやナナリーの今までを考えればわかることだった。
だが、それでも納得してしまうのは、マリアンヌのイタズラ好きで破天荒な姿を見知っているからだ。
「皆さま、ご無沙汰。」
クツリと笑ったその美貌の皇妃は、優雅に礼をしてみせる。
「これより、皇妃として、公務にも復帰します。・・・どうぞ、よろしく。」
誰もが言葉を発することが出来ず、マリアンヌの言葉をただ、聞いているしかできなかった。
そして、解散を告げられ、フラフラと自分の宮へと帰っていく皇族達がいなくなると、その場には、シャルルとマリアンヌとナナリーとスザク、そして、警備の兵のみとなった。
「・・・お母様・・・!」
声をあげたナナリーに、マリアンヌは笑みを向けた。
「ナナリー、大きくなったわね。」
「・・・本当に・・・本当に、お母様なのですね。」
「ええ。・・・ナナリー、大変だったわね。・・・私の巻き添えになって、目と足にハンディキャップを負ってしまうなんて。」
悲しそうに眉を顰めるマリアンヌのその姿に、スザクはホッとした。ルルーシュもナナリーも、きちんと母親の愛情を受けていたのだと安心したのだ。
だからこそ、ルルーシュが反逆などという行為に走ったのだとも理解できた。そして、シャルルがそれを赦し、記憶改竄に留めたことも。
「いいえ、お母様・・・お姉様が、ずっと、私を守ってくださっていましたから・・・。」
「そう。ルルーシュが・・・あの子には本当に負担をかけてしまったわね・・・。」
ナナリーから視線を外したマリアンヌは、スザクを見る。
「枢木卿。」
「・・・は、はい。」
「公式な場では仕方ないけれど・・・私的な場では、ルルーシュとナナリーの友人として、仲良くしてあげてね。」
「はい。」
真面目腐って返答したスザクに、マリアンヌはニッコリと笑った。
「というわけで、ルルーシュとナナリーのお友達のスザク君。ちょっと、ツラ貸しなさい。」
「・・・・・・・・・・はい?」
マリアンヌの皇妃らしからぬ発言に、たっぷりと間を開け、スザクは思わず立場も忘れて聞き返していた。
「だから、ツラ、貸しなさいって言ったのよ。」
ガシッとマリアンヌに腕を掴まれたスザクは、あれよあれよという間にナナリーから引き離され、声が届かない位置に連れて来られる。
「・・・君はギアスのこと、知ってるのよね?」
「・・・あ、はい。」
何故、ナナリーから引き離されたか、それがわかったスザクは戸惑いながらも肯定する。
「私もね、ギアスを使うの。」
「!・・・まさか。」
「そう。そのせいで、8年間死んだことにしなければいけなかったのよ。ちなみに、私のギアスは“人の心を渡るギアス”・・・今までずっと、アーニャの身体を借りていたの。」
「・・・ッ、アーニャ!?」
「そう。だから、君のことは多少は知ってるつもり。ルルーシュとの確執も。・・・だからね、少しだけ、昔話に付き合って貰うわよ。」
驚きのあまり声を失っていたスザクは、そのままマリアンヌに連れられて行ってしまう。
「・・・マリアンヌめ・・・はしゃぎおって。」
苦笑いをうかべ呟くシャルルに、ナナリーは首を傾げる。
「お父様・・・?」
「ナナリー、枢木はマリアンヌが連れて行ってしまった。・・・アールストレイムを呼ぶ、しばし待て。」
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