忍者ブログ

Refused Reality(元・現実を拒絶した夢の中)

このサイトは、コードギアス・NARUTO・銀魂の二次創作サイトです。原作者様とは一切関係ありません。各ページの注意事項をよく読んでから閲覧してください。

2024/11    10« 1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30  »12
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

注意
・にょたルルです
・ルル姫はみんなに愛されていますw
・ギャグですww
・いろいろ矛盾がありますが、敢えては書きませんのであしからずw
・捏造満載w

以上、同意できる方のみ↓へ・・・







ルルーシュ達が嚮団へ行って、ひと月が経った。

本国の皇宮では、シャルルによって、皇位継承者達が集められていた。

「も~、何なの~?」

ブツブツと呟いているのは第5皇女のカリーヌだ。

「お父様のお召しなのだから、不満を口にするものではありませんよ。」

それを窘めるのは、第1皇女のギネヴィア。

「はぁい、お姉様。」

「それにしても、兄弟が一同に会するなんて、滅多にないから・・・。兄弟だというのに、見慣れない顔が多い気がするねぇ。」

のんびりと言う第1皇子オデュッセウスに、カリーヌが同意しながら辺りを見回す。

「確かに、オデュッセウスお兄様の言う通りかも。私だって兄妹全員の顔を覚えてるかって言われたら、自信ないし。」

「だからこそ、親しい子達とは仲良くしないとね、カリーヌ。」

オデュッセウスの言わんとしていることに気付いたカリーヌは、眉間にしわを寄せた。

「でーもっ・・・“あの子”と仲良くするとかは、別の話よ。」

「カリーヌ・・・。」

カリーヌの言葉に表情を曇らせたオデュッセウスだったが、ナイト・オブ・セブンに連れられてやって来た件の異母妹の姿を認め、口元を緩めた。

「ああ、ナナリー。こちらにおいで。」

「オデュッセウス兄様。」

聞き知った声に安堵したナナリーが、ホッとしたようにその名を呼ぶ。

「枢木卿、付き添いご苦労だったね。」

「いえ。自分は、陛下に命じられたままに動いているだけですから。」

硬い表情で応じるスザクに微笑みを向け、オデュッセウスはナナリーの手を取った。

「ナナリー、ルルーシュはどうしたんだい?」

「・・・お姉様は・・・お父様の命で、嚮団に行かれてるとのことです。」

「そうかい・・・そういえば、シュナイゼルも見ないねェ。・・・ギネヴィア、何か知っているかい?」

「・・・いえ。」

首を振るギネヴィアに、オデュッセウスが肩を落としたその時、皇帝入場を知らせる声が響き渡った。

一斉に居住まいを正した皇族達は、ゆっくりと入場してきた皇帝の隣に立つ女性を目に入れ、仰天した。

「・・・マ・・・マリアンヌ、皇妃!?」

その女性とは、オレンジ色のドレスを身にまとい、かつて、閃光と謳われた彼の皇妃だった。

「・・・え・・・お母・・・様?」

ざわめく皇族達の呟きから、目の見えないナナリーも事態を把握する。思わず、車椅子の取っ手に置かれたスザクの手に縋った。

「スザクさん・・・本当に、お母様、なのですか?」

「ルルーシュ様とナナリー様の母君が、長い黒髪に、藤色の瞳をされているのなら・・・そうだと思います。」

そう告げたスザクだったが、その女性が、あまりにもルルーシュにそっくりだったため、間違いないと確信していた。

「うそ、死んだはずじゃ・・・。」

「ルルーシュやナナリーが見つかったのとは、訳が違うわ。葬儀まで出したというのに。」

カリーヌもギネヴィアも驚きを隠せずにじっとその姿を見つめる。

「驚くのも、無理はない。」

ここに来て、始めてシャルルが口を開く。

説明を聞きたいと言わんばかりの視線を向けてくる皇族達に、シャルルはわずかに口の端をあげた。

「マリアンヌはあの時命を取り留め、ずっと意識不明の状態であった。葬儀の際、遺体が無かったことに気付いていた者も、多くいたことだろう。・・・事実はこの通り。」

実子にすらそのことは知らされずにいたのだということは、ルルーシュやナナリーの今までを考えればわかることだった。

だが、それでも納得してしまうのは、マリアンヌのイタズラ好きで破天荒な姿を見知っているからだ。

「皆さま、ご無沙汰。」

クツリと笑ったその美貌の皇妃は、優雅に礼をしてみせる。

「これより、皇妃として、公務にも復帰します。・・・どうぞ、よろしく。」

誰もが言葉を発することが出来ず、マリアンヌの言葉をただ、聞いているしかできなかった。



そして、解散を告げられ、フラフラと自分の宮へと帰っていく皇族達がいなくなると、その場には、シャルルとマリアンヌとナナリーとスザク、そして、警備の兵のみとなった。

「・・・お母様・・・!」

声をあげたナナリーに、マリアンヌは笑みを向けた。

「ナナリー、大きくなったわね。」

「・・・本当に・・・本当に、お母様なのですね。」

「ええ。・・・ナナリー、大変だったわね。・・・私の巻き添えになって、目と足にハンディキャップを負ってしまうなんて。」

悲しそうに眉を顰めるマリアンヌのその姿に、スザクはホッとした。ルルーシュもナナリーも、きちんと母親の愛情を受けていたのだと安心したのだ。

だからこそ、ルルーシュが反逆などという行為に走ったのだとも理解できた。そして、シャルルがそれを赦し、記憶改竄に留めたことも。

「いいえ、お母様・・・お姉様が、ずっと、私を守ってくださっていましたから・・・。」

「そう。ルルーシュが・・・あの子には本当に負担をかけてしまったわね・・・。」

ナナリーから視線を外したマリアンヌは、スザクを見る。

「枢木卿。」

「・・・は、はい。」

「公式な場では仕方ないけれど・・・私的な場では、ルルーシュとナナリーの友人として、仲良くしてあげてね。」

「はい。」

真面目腐って返答したスザクに、マリアンヌはニッコリと笑った。

「というわけで、ルルーシュとナナリーのお友達のスザク君。ちょっと、ツラ貸しなさい。」

「・・・・・・・・・・はい?」

マリアンヌの皇妃らしからぬ発言に、たっぷりと間を開け、スザクは思わず立場も忘れて聞き返していた。

「だから、ツラ、貸しなさいって言ったのよ。」

ガシッとマリアンヌに腕を掴まれたスザクは、あれよあれよという間にナナリーから引き離され、声が届かない位置に連れて来られる。

「・・・君はギアスのこと、知ってるのよね?」

「・・・あ、はい。」

何故、ナナリーから引き離されたか、それがわかったスザクは戸惑いながらも肯定する。

「私もね、ギアスを使うの。」

「!・・・まさか。」

「そう。そのせいで、8年間死んだことにしなければいけなかったのよ。ちなみに、私のギアスは“人の心を渡るギアス”・・・今までずっと、アーニャの身体を借りていたの。」

「・・・ッ、アーニャ!?」

「そう。だから、君のことは多少は知ってるつもり。ルルーシュとの確執も。・・・だからね、少しだけ、昔話に付き合って貰うわよ。」

驚きのあまり声を失っていたスザクは、そのままマリアンヌに連れられて行ってしまう。

「・・・マリアンヌめ・・・はしゃぎおって。」

苦笑いをうかべ呟くシャルルに、ナナリーは首を傾げる。

「お父様・・・?」

「ナナリー、枢木はマリアンヌが連れて行ってしまった。・・・アールストレイムを呼ぶ、しばし待て。」

「・・・?・・・わかりました。」

「・・・・・・(この1/2でも、マリアンヌとルルーシュが素直だったら・・・。)」

素直に頷くナナリーを見て、シャルルは思わず心の中でぼやいたのだった。


戻る →
PR
お名前
タイトル
メール(非公開)
URL
文字色
絵文字 Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
コメント
パスワード   コメント編集に必要です
管理人のみ閲覧

☆ 目次 ☆

PC・スマホ版目次 こちらから各ページに移動できます♪
TOP : 注意事項など
BLOG : 拍手お返事や創作日記など・・・不定期更新
☆ 感 想 ☆ : 感想書き込みコーナー

MAIN
 ☆コードギアス☆
   *長編(シリーズもの)
   *短編
 ☆コードギアス R2☆
   *長編(シリーズもの)
   *短編
 ☆NARUTO☆
   *ここでの木ノ葉
   *長編(シリーズもの)
   *短編
 ☆銀魂☆
   *長編(シリーズもの)
 ☆捧げ物(企画)
 ☆頂き物

★ただいまの拍手★
にょたルル(時間軸R2で皇族復帰ver)前提、第17話
CLAP : 拍手゚+。(o'д'ノノ゙☆パチパチパチ。+゚
LINK : 素敵なサイト様へ・・・

GO!!→→→

ツイッター始めました

バーコード

<< Back  | HOME Next >>
Copyright ©  -- Refused Reality(元・現実を拒絶した夢の中) --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Material by もずねこ / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]