Refused Reality(元・現実を拒絶した夢の中)
このサイトは、コードギアス・NARUTO・銀魂の二次創作サイトです。原作者様とは一切関係ありません。各ページの注意事項をよく読んでから閲覧してください。
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
注意
・最年少暗部シリーズをお読みになりましたか?(大前提ですよ?)
・スレシカスレナルです!
・二次創作であることをお忘れなく
以上、同意できる方のみ↓へ・・・
→ sideナルト
ズブッ
最後の1人に忍刀を突き刺し、ナルトはそのまま右へなぎ払う。
「・・・これで任務完了。」
呟いて、ナルトは死体の山を見る。もう、すでにナルトは暗部の中でトップの力を手にしていた。
暗部達と共に戦えるという充足感は、アカデミーに通うようになってから、ストレス解消へと切り替わり、最近は自ら単独の任務を要求するようになった。
「じいさまもだけど・・・カカシ君とか、千坐君とか・・・いつも心配そうに俺を見るんだよな。俺は大丈夫なのに。」
呟いて、ナルトは印を結ぶ。
「飛雷神の術!」
その場からふっと姿が消え、次の瞬間には、火影執務室の中に現れる。
「任務完了しました。」
いつもながらの唐突な登場に、三代目は慣れた様子で頷いた。
「ご苦労であったの・・・ケガは無いか?」
「無いよ。まったく、心配性だなぁ。」
息をついたナルトは、白狐の面を取る。
「蒼藍・・・いや、ナルトや、今日は随分と珍しく他人に執着しておったの?」
「ん。なんか、気になって・・・。」
「そうか。・・・訳あって素性は伏せておるが、良い奴じゃよ。チャクラさえ足りていれば、暗部に起用したいと思うくらいだしのぅ。」
三代目の言葉に、ナルトはピクリと反応する。
「そっか。じゃあ、本当に探してみていい?・・・チャクラを増やす方法。」
「そうじゃのー。任務に支障が出ない程度なら、許可しよう。」
にっこりと笑い、あっさりと三代目が許可をすると、ナルトが目をまん丸にする。
「珍し~い。じいさまが何の条件もなく許すなんて・・・なんか企んでる?」
まさか、と三代目は首を横に振る。
「そんなことあるわけなかろう。(企んでるのはシカマルじゃ。)」
「?・・・そう。なら、いいんだけど。じゃあ、俺、帰るよ。明日も早いし。・・・最近さぁ、シカマルからジロジロ見られるんだよなー。何なんだろ?一体。」
首をひねり、ナルトは印を結ぶ。
「じゃ。また明日~。」
「うむ。またの。」
ひらひらと手を振り、ナルトは飛雷神の術で自宅へと帰る。
「ジロジロ、な。あの子は好意に疎いからの・・・シカマルも苦労するじゃろうな。」
ナルトとシカマル、両名を思い、三代目は引き攣った笑みをうかべた。
→ sideシカマル
様々な思いを抱えながら、ゆっくりと歩いて自宅へと帰る。
ー 三代目から許可を得た。
シカマルは口の端がつり上がるのを自覚する。
「これで、一番デカい壁は無くなった。・・・後はどうやって本人に伝えるかだな。」
深く溜息をつく。
ナルトに遠まわしに言っても通じないだろう事は、今までの付き合いで良くわかっている。
「作戦なんかいらねー・・・あたって砕けろーだよな。」
どんなに考えても、結局行きつく最良な方法が、あたって砕けろなのだから、腹をくくるしかない。
「怖いな。」
ぽつりと呟く。告白することで今までの関係が壊れてしまう。それだけは、間違いない。
「おー、シカマル。今、帰りかぁ?」
家の前でばったりと父と会い、シカマルは目を細めた。
「(もう一つ忘れてたぜ。)親父・・・。」
「どーしたぁ?そんな思いつめた顔してよー。」
「聞きてー事があんだよ。」
シカマルは父の顔を見上げる。
「・・・まぁ、とりあえず家ん中に入るか。」
シカクはがしがしと頭を掻きながら、あごで玄関を指す。
「あぁ。」
家の中に入った二人は、無言のまま食卓つく。
「で?・・・聞きたい事って何だ?」
「親父はナルトの事、どう思ってる?」
「ナルト?」
「あいつの中に九尾が封印されてるってのは知ってんだよな?」
「あ~、やっぱ、知っちまったか。・・・で、それを俺がどう思うかって事か?・・・だとしたら、どうも思ってねーよ。ナルトはナルトだろ。一生懸命頑張ってんじゃねーか。ドベはドベなりに。」
「そっか。なら良い・・・。」
シカクの言葉を聞いて、シカマルはホッと息をつく。
「いきなりどーしたぁ?んなこと聞いて。」
「・・・ナルトを手に入れるのに、準備が必要なんだよ。親父達が障害になるようなら、排除しなきゃならねーからな。」
サラリと言われて、シカクはポカンとする。
「障害って・・・つーか、ナルトを手に入れるだと?」
こんなシカマルは知らないとシカクは思う。いったいどうしたというのか。
「ずっとナルトが気になってしょうがなかったんだ・・・でもよ、今日、キバに言われてハッキリと気付いたんだよ。・・・俺はナルトが好きなんだ。」
「・・・はぁ。」
いまいちわからないでいるシカクに、シカマルは背を向ける。
「とりあえず、周りの障害はこれで消えた。・・・あとは、本人だな。」
吹っ切れたらしい、シカマルの何かを企む表情を見て、シカクはギョッとする。
「お、おい、シカマル・・・?」
「邪魔すんなよ?」
いつものやる気の無さはどこに行ったのか?シカクは呆然と息子を見つめる。
「もー寝る。」
「お・・・おぅ。」
スタスタと部屋を出て行くシカマルを見送り、シカクは台所で固まっているヨシノの方を向く。
「なぁ、母ちゃん・・・ありゃあ、どういう事だぁ?」
「どうって・・・言葉通りなら、シカマルはナル君が好きで・・・手に入れるつもりって事でしょ?」
「あー・・・だよなぁ?・・・・・・っ、ええぇっ!!?」
ガタンとイスを倒しつつ立ち上がり、シカクは奇声をあげる。
「おい、大丈夫かぁ・・・ナルトは;」
「心配はそっちよね・・・シカマルが珍しくやる気を出したかと思えば。・・・ナル君、びっくりするでしょうねぇ。」
深く溜息をつき、ヨシノは台所の窓から、月を見上げる。
「・・・シカマルがナル君を手に入れるっていうことになったら、火影様も暗部も黙って無いでしょうねぇ。」
冷静に言うヨシノに感心しつつ、シカクは相づちをうつ。
「そーだなぁ。明日にでも三代目に報告しとくか・・・。」
こうして奈良夫婦は、すでにシカマルが手をうっているとも知らずに、シカマルの応援をする為、三代目に直談判する事にしたのだった。
→ アカデミー
「おーっす!」
「おー、ナルト。続いてんじゃねーか。」
今日も元気いっぱいに登校してきたナルトに、キバが真っ先に声をかける。
「あったり前だってばよー!俺ってば、ユーゲンジッコーの男だってば!」
ニシシと笑い、ナルトは席につく。
「はー・・・だからよ、有言実行くらいちゃんと言えって。」
昨日と同じように溜息をつき、シカマルがナルトを見下ろす。
階段教室になっている為に、シカマルの席から目の前のナルトの席は丸見えだ。
「うー・・・シカマル、昨日から、いちゃもんばっかだってばよー。」
上目遣いにナルトがシカマルを見る。
「・・・っ。」
無自覚なナルトの行動に、シカマルは思わず息を呑む。
「シカマル?」
ことりと首を傾げる様は、男に言うセリフではないが、本当に可愛い。
チラッと側にいたキバとチョウジを見ると、少し頬が赤らんでいる事がわかる。
「(・・・チョウジはともかく、キバはどう転ぶかわからねーし、やっぱ、ライバルが増える前に、手に入れるしかねーな。)」
改めて認識したシカマルは、席を立ち、ナルトの前まで移動すると、むんずと腕を掴み、ナルトを引っ張る。
「へ?シカマル??」
ナルトはきょとんとしながら、シカマルにぐいぐいと引っ張られていく。
「いーから、ちょっとついて来い。」
シカマルはそれだけ言うと、黙ってナルトを引っ張り、教室を出て行く。
「シカマル、ナルト。どこ行くんだ!?もう、授業が始まるぞ!」
途中、イルカにばったりと出くわし、呼び止められたシカマルは、不機嫌丸出しにイルカを睨む。
「三代目に許可は貰ってるッスよ。・・・なんなら、確認して貰っても構わねーッスけど。」
何の許可とも言わずそう告げると、イルカが固まった一瞬の隙をついて、シカマルはナルトの手を引いて走り出す。
「ハッ!・・・コラーッ!シカマル、ナルト!戻ってこーいっ!!」
イルカの怒声を背に受けながら、シカマルは黙って走りつづける。
「シ・・・シカマル?・・・ホントにどうしたんだってば?」
ナルトは大人しく引っ張られながら、ほとんど背の変わらない、シカマルの横顔を見つめる。
いつもかったるそうに空を見上げ、めんどくせーが口癖のシカマルに何があったのか、全くわからない。
「なぁ!シカマルってば!」
「屋上で話すから・・・黙ってついてこい。」
シカマルは振り向きもせず、ナルトの手を掴む力を強める。
「(どうしたんだ?シカマルのヤツ??)」
ナルトは内心そう思いつつも、何ともしようがない為に黙ってついていく。
屋上に着いた2人は、黙ったままに火影岩を見つめる。
「(何かしゃべれよシカマルー・・・何なんだよッこの沈黙;)」
気まずい雰囲気に、ナルトはチラチラとシカマルを見る。
「なーナルト。」
「なっなんだってばよ?!」
緊張のあまり声がひっくり返る。慌てて口を押さえるが、シカマルがプッとふきだす。
「くっくっ・・・ホントお前って見てて飽きねーよな。」
「な・・・何がだってばよ!」
「ずーっと視線を感じてたって、昨日言ってたろ?」
「おぅ!」
ナルトがこっくりと大きく頷く仕草が可愛くて、シカマルは思わず目元を緩める。
「あれ、俺なんだよ。」
「へっ!?シカマルだったんだってば!?(気付いてたけど。)」
ナルトが心の中でぼやきつつ、驚いたリアクションを取る。
「ずっと見てて思ったんだけどよ・・・お前さ、どうして、そんなに気を張ってんだ?」
シカマルに問われ、ナルトは思わずピタリと一切の動きを止めた。
「・・・シカマル、今、なんて?」
問い返したナルトに、シカマルはもう一度尋ねてくる。
「どうして、そんなに気を張ってる?」
「・・・気なんて、張ってないってばよ?」
少しの間の後、ナルトは平静を装って答える。
「お前、ウソがヘタだな。」
「・・・。」
断言されて、ナルトは口をつぐむ。
「いつも一緒なんだ。見てりゃわかるさ。」
「何をだってばよ・・・?」
眉をひそめたナルトに、シカマルは深くため息をつく。
「町の連中が、お前に対してだけ冷たい態度をとることを知ってる。・・・イルカセンセー以外のアカデミーの教師だって同じだ。」
「・・・。」
「そん時のお前、すんげー冷てー目ぇしてんだぜ?」
シカマルが苦笑を浮かべて、ナルトを見る。その視線を見返して、ナルトは体の力を抜く。
「・・・だって。」
「わかるぜ。・・・心を凍らせなきゃ、耐えられねーだろ。」
「・・・シカマル・・・?」
「里の恩人に、あの態度はねーよな?」
その一言で、ナルトはシカマルが九尾のことを知っているのだと理解する。
理解すると同時に浮かぶ疑問が口をつく。
「・・・なんでお前が知ってるんだってばよ。・・・じっちゃんが緘口令を敷いてるハズなのに。」
「・・・あー・・・お前だから言うけどよ、俺、実は解部でバイトしてんだよ。鋭裏(えいり)って名前で。・・・その関係で機密書を読んじまって・・・。」
スッと目をそらし、シカマルが告げる。
「・・・鋭裏・・・?シカマルが?」
「ナルト?」
自分が思い描いた反応では無いことに、シカマルは不審げにナルトの名を呼ぶ。
「・・・解部でバイト?」
「ああ。」
「・・・IQ200以上の有望株。」
ぎょっと目を見張るシカマルに、ナルトはふっと息をつく。
「・・・あんの、くそジジィ・・・俺にまで黙ってやがったか。」
粗野な言葉がナルトの口をつく。いつもと違うその表情に、シカマルは呆然とする。
「・・・な、ナルト?」
「俺さ、鋭裏をやってる時のお前に会ってるよ。」
「はあ?」
「蒼藍・・・って言えばわかる?」
「っ!!!・・・マジかよ!!」
「・・・大マジ。」
ナルトが真剣に返すと、シカマルは息を呑む。そして、うつむいて肩を震わせる。
― ああ、ダメか。
ナルトがそう思ったとき、シカマルの手がナルトの手をガシッと掴む。
「!?」
「すごかったんだな、お前。・・・解部の長がお前のコト話すとき、すっごい興奮してた。・・・あの、冷静な長がだぜ?」
俯いたままのシカマルの表情は、ナルトからは伺えない。もどかしさを感じつつ、シカマルの次の言葉を待つ。
「・・・俺は、お前の足元にも及ばないかもしれねー・・・でも、お前の支えになりてー。・・・ナルト、俺・・・。」
スッと顔を上げたシカマルの真剣な目に、ナルトは視線が逸らせなくなる。
「・・・俺、お前が好きだ。」
それは唐突に。
シカマルにしてみれば、勇気を出しての告白なのだが、ナルトにしてみれば、唐突な告白で。
「なに・・・?」
返す言葉が見つからず、マヌケな返事になってしまう。
「好きだ。・・・友達としてじゃねー・・・恋愛対象としてだ。」
「・・・えーと・・・。」
ナルトは、静かに混乱していた。シカマルをじっと見つめたまま、微動だにしない。
「俺がお前に忍者に向いてねーって言ったときさ、お前、固まってて聞いてなかったかもしれねーけど、キバに言われてはじめて気付いたんだよ。」
「・・・俺のコト好きなのかって・・・キバに言われてたときのことか?」
「なんだ、聞いてたのかよ。・・・そーだよ。ずっと、お前が気を張ってんのが気になって見てたんだけどよ・・・どうして、気になんのか、よくわからなかったんだ。・・・でも、キバに言われて、ようやく気付いたんだ。」
シカマルは照れくさそうにしながらも、ナルトを真っ直ぐに見つめる。
「お前が好きだから・・・心配でたまらなかったんだってな。」
「・・・それ、本気か?」
ナルトは未だに信じられずに、シカマルを見つめ返す。
「ああ。・・・信じられねーのもわかってるつもりだぜ?・・・お前が考えてることも、なんとなくだがわかる。・・・確かに俺らは男同士だし、唐突に告られたって、訳がわかんねーよな?」
いつもより饒舌なシカマルが、苦笑を浮かべる。
「でもよ・・・俺は、お前が好きだ。・・・それだけは、嘘偽りはねーよ。信じてくれ。」
ナルトの手を掴むシカマルの手の力が、ぐっと強まる。
シカマルの手が、緊張で小刻みに震えているのがわかる。ナルトは、シカマルが本気なのだと悟る。
「・・・あのさ、俺、こういうのよくわかんないけどさ・・・お前の気持ちはわかった。・・・信じる。」
「ホントか!?」
がばっと顔を上げたシカマルにびっくりしながらも、ナルトは頷く。
「う、うん。・・・でも、まだ、よくわからないのも本当。・・・だから・・・。」
断られそうな雰囲気に、シカマルの表情が曇る。
「・・・少しずつでいい?」
「!!」
シカマルの目が大きく見開かれる。
「・・・好きだって言われて、悪い気がするわけ無いだろ・・・。」
そう言ってふいっと顔を背けられれば、シカマルは顔を真っ赤にする。
「・・・お、おー・・・。少しずつでいーぜ。俺も、もっと強くなんなきゃなんねーみてーだし。」
お前、暗部だもんなー。と呟けば、帰ってくるのは忍び笑い。
「くくく・・・まずはチャクラ量を増やさないとだな。」
「・・・はー・・・こればっかりは、めんどくせーとか言ってらんねーもんな。」
緊張から開放されたのか、シカマルにいつもの調子が戻ってくる。
「・・・そっちが、シカマルの素?」
ナルトが首を傾げれば、シカマルはニヤリと笑う。
「どーだろな。・・・お前は、蒼藍の方が素に近いのか?」
「・・・まあ、ね。」
言葉を濁すナルトに、シカマルはピンとくる。
「まだなんか隠してやがるな?・・・ぜってーいつか、話してもらうからな!!」
「・・・いつか、な。」
クス、と笑うその顔はひどくキレイで、シカマルは思わず見とれる。
「・・・シカマル。」
「おー。なんだよ、ナルト。」
「アリガトな。」
なぜお礼を言われているのかがわからずに、シカマルは聞き返す。
「何がだよ。」
「・・・受け入れてくれて。」
「あー、それか。・・・まー、びっくりはしたけどよ。・・・それこそ、好きなやつのことなんだから、知りてーって思うのがふつーだろ。・・・ちょっとショックだけどな。」
「?」
「お前より弱いってことは、守ってやれねーだろーがよ。」
「・・・ん。(でも、心の支えにはなる。・・・なんだか、変な気分だ。俺の中のシカマルがどんどん大きくなっていく・・・。)」
ナルトは微笑を浮かべ、頷く。
「チャクラを増やす方法。本気で探すことにした。・・・じいさまの許可も得たしな。」
「あー・・・本当にあるもんなのか?」
シカマルが尋ねれば、間違いなくあるという返事。
「へえ・・・じゃあ、俺も手伝えることがあったら言えよ?・・・俺のことなんだしな。」
「うん。解部の有望株に期待してる。」
にっこりと笑うナルトに、シカマルはもう一度赤面する。
「おー・・・、任せとけって///」
「そろそろ、教室に戻らないとな。」
ナルトがそう言って、軽く手をゆする。
「あー、わり。」
シカマルは掴んでいた手を放す。
「・・・イルカ先生に相当絞られるなー・・・。」
遠い目をするナルトは、怒り心頭のイルカの表情を脳裏に浮かべているようだ。
「わるかったよ。時と場所を選ぶヨユーがなくてな。」
「・・・いいって。一緒に怒られてくれんだろ?」
「ったりめーだろーが!ほとんど俺のせいだろ?」
シカマルはスッと手を差し出す。
今度は、掴むのではない。
「・・・行こうぜ?」
差し出された手の意味に気付かないほど、ナルトは鈍感ではない。
「おう!」
どべナルトのように返事をして、シカマルの手を握り返す。
ここに最強の頭脳派カップルが誕生した。
戻る →
・最年少暗部シリーズをお読みになりましたか?(大前提ですよ?)
・スレシカスレナルです!
・二次創作であることをお忘れなく
以上、同意できる方のみ↓へ・・・
→ sideナルト
ズブッ
最後の1人に忍刀を突き刺し、ナルトはそのまま右へなぎ払う。
「・・・これで任務完了。」
呟いて、ナルトは死体の山を見る。もう、すでにナルトは暗部の中でトップの力を手にしていた。
暗部達と共に戦えるという充足感は、アカデミーに通うようになってから、ストレス解消へと切り替わり、最近は自ら単独の任務を要求するようになった。
「じいさまもだけど・・・カカシ君とか、千坐君とか・・・いつも心配そうに俺を見るんだよな。俺は大丈夫なのに。」
呟いて、ナルトは印を結ぶ。
「飛雷神の術!」
その場からふっと姿が消え、次の瞬間には、火影執務室の中に現れる。
「任務完了しました。」
いつもながらの唐突な登場に、三代目は慣れた様子で頷いた。
「ご苦労であったの・・・ケガは無いか?」
「無いよ。まったく、心配性だなぁ。」
息をついたナルトは、白狐の面を取る。
「蒼藍・・・いや、ナルトや、今日は随分と珍しく他人に執着しておったの?」
「ん。なんか、気になって・・・。」
「そうか。・・・訳あって素性は伏せておるが、良い奴じゃよ。チャクラさえ足りていれば、暗部に起用したいと思うくらいだしのぅ。」
三代目の言葉に、ナルトはピクリと反応する。
「そっか。じゃあ、本当に探してみていい?・・・チャクラを増やす方法。」
「そうじゃのー。任務に支障が出ない程度なら、許可しよう。」
にっこりと笑い、あっさりと三代目が許可をすると、ナルトが目をまん丸にする。
「珍し~い。じいさまが何の条件もなく許すなんて・・・なんか企んでる?」
まさか、と三代目は首を横に振る。
「そんなことあるわけなかろう。(企んでるのはシカマルじゃ。)」
「?・・・そう。なら、いいんだけど。じゃあ、俺、帰るよ。明日も早いし。・・・最近さぁ、シカマルからジロジロ見られるんだよなー。何なんだろ?一体。」
首をひねり、ナルトは印を結ぶ。
「じゃ。また明日~。」
「うむ。またの。」
ひらひらと手を振り、ナルトは飛雷神の術で自宅へと帰る。
「ジロジロ、な。あの子は好意に疎いからの・・・シカマルも苦労するじゃろうな。」
ナルトとシカマル、両名を思い、三代目は引き攣った笑みをうかべた。
→ sideシカマル
様々な思いを抱えながら、ゆっくりと歩いて自宅へと帰る。
ー 三代目から許可を得た。
シカマルは口の端がつり上がるのを自覚する。
「これで、一番デカい壁は無くなった。・・・後はどうやって本人に伝えるかだな。」
深く溜息をつく。
ナルトに遠まわしに言っても通じないだろう事は、今までの付き合いで良くわかっている。
「作戦なんかいらねー・・・あたって砕けろーだよな。」
どんなに考えても、結局行きつく最良な方法が、あたって砕けろなのだから、腹をくくるしかない。
「怖いな。」
ぽつりと呟く。告白することで今までの関係が壊れてしまう。それだけは、間違いない。
「おー、シカマル。今、帰りかぁ?」
家の前でばったりと父と会い、シカマルは目を細めた。
「(もう一つ忘れてたぜ。)親父・・・。」
「どーしたぁ?そんな思いつめた顔してよー。」
「聞きてー事があんだよ。」
シカマルは父の顔を見上げる。
「・・・まぁ、とりあえず家ん中に入るか。」
シカクはがしがしと頭を掻きながら、あごで玄関を指す。
「あぁ。」
家の中に入った二人は、無言のまま食卓つく。
「で?・・・聞きたい事って何だ?」
「親父はナルトの事、どう思ってる?」
「ナルト?」
「あいつの中に九尾が封印されてるってのは知ってんだよな?」
「あ~、やっぱ、知っちまったか。・・・で、それを俺がどう思うかって事か?・・・だとしたら、どうも思ってねーよ。ナルトはナルトだろ。一生懸命頑張ってんじゃねーか。ドベはドベなりに。」
「そっか。なら良い・・・。」
シカクの言葉を聞いて、シカマルはホッと息をつく。
「いきなりどーしたぁ?んなこと聞いて。」
「・・・ナルトを手に入れるのに、準備が必要なんだよ。親父達が障害になるようなら、排除しなきゃならねーからな。」
サラリと言われて、シカクはポカンとする。
「障害って・・・つーか、ナルトを手に入れるだと?」
こんなシカマルは知らないとシカクは思う。いったいどうしたというのか。
「ずっとナルトが気になってしょうがなかったんだ・・・でもよ、今日、キバに言われてハッキリと気付いたんだよ。・・・俺はナルトが好きなんだ。」
「・・・はぁ。」
いまいちわからないでいるシカクに、シカマルは背を向ける。
「とりあえず、周りの障害はこれで消えた。・・・あとは、本人だな。」
吹っ切れたらしい、シカマルの何かを企む表情を見て、シカクはギョッとする。
「お、おい、シカマル・・・?」
「邪魔すんなよ?」
いつものやる気の無さはどこに行ったのか?シカクは呆然と息子を見つめる。
「もー寝る。」
「お・・・おぅ。」
スタスタと部屋を出て行くシカマルを見送り、シカクは台所で固まっているヨシノの方を向く。
「なぁ、母ちゃん・・・ありゃあ、どういう事だぁ?」
「どうって・・・言葉通りなら、シカマルはナル君が好きで・・・手に入れるつもりって事でしょ?」
「あー・・・だよなぁ?・・・・・・っ、ええぇっ!!?」
ガタンとイスを倒しつつ立ち上がり、シカクは奇声をあげる。
「おい、大丈夫かぁ・・・ナルトは;」
「心配はそっちよね・・・シカマルが珍しくやる気を出したかと思えば。・・・ナル君、びっくりするでしょうねぇ。」
深く溜息をつき、ヨシノは台所の窓から、月を見上げる。
「・・・シカマルがナル君を手に入れるっていうことになったら、火影様も暗部も黙って無いでしょうねぇ。」
冷静に言うヨシノに感心しつつ、シカクは相づちをうつ。
「そーだなぁ。明日にでも三代目に報告しとくか・・・。」
こうして奈良夫婦は、すでにシカマルが手をうっているとも知らずに、シカマルの応援をする為、三代目に直談判する事にしたのだった。
→ アカデミー
「おーっす!」
「おー、ナルト。続いてんじゃねーか。」
今日も元気いっぱいに登校してきたナルトに、キバが真っ先に声をかける。
「あったり前だってばよー!俺ってば、ユーゲンジッコーの男だってば!」
ニシシと笑い、ナルトは席につく。
「はー・・・だからよ、有言実行くらいちゃんと言えって。」
昨日と同じように溜息をつき、シカマルがナルトを見下ろす。
階段教室になっている為に、シカマルの席から目の前のナルトの席は丸見えだ。
「うー・・・シカマル、昨日から、いちゃもんばっかだってばよー。」
上目遣いにナルトがシカマルを見る。
「・・・っ。」
無自覚なナルトの行動に、シカマルは思わず息を呑む。
「シカマル?」
ことりと首を傾げる様は、男に言うセリフではないが、本当に可愛い。
チラッと側にいたキバとチョウジを見ると、少し頬が赤らんでいる事がわかる。
「(・・・チョウジはともかく、キバはどう転ぶかわからねーし、やっぱ、ライバルが増える前に、手に入れるしかねーな。)」
改めて認識したシカマルは、席を立ち、ナルトの前まで移動すると、むんずと腕を掴み、ナルトを引っ張る。
「へ?シカマル??」
ナルトはきょとんとしながら、シカマルにぐいぐいと引っ張られていく。
「いーから、ちょっとついて来い。」
シカマルはそれだけ言うと、黙ってナルトを引っ張り、教室を出て行く。
「シカマル、ナルト。どこ行くんだ!?もう、授業が始まるぞ!」
途中、イルカにばったりと出くわし、呼び止められたシカマルは、不機嫌丸出しにイルカを睨む。
「三代目に許可は貰ってるッスよ。・・・なんなら、確認して貰っても構わねーッスけど。」
何の許可とも言わずそう告げると、イルカが固まった一瞬の隙をついて、シカマルはナルトの手を引いて走り出す。
「ハッ!・・・コラーッ!シカマル、ナルト!戻ってこーいっ!!」
イルカの怒声を背に受けながら、シカマルは黙って走りつづける。
「シ・・・シカマル?・・・ホントにどうしたんだってば?」
ナルトは大人しく引っ張られながら、ほとんど背の変わらない、シカマルの横顔を見つめる。
いつもかったるそうに空を見上げ、めんどくせーが口癖のシカマルに何があったのか、全くわからない。
「なぁ!シカマルってば!」
「屋上で話すから・・・黙ってついてこい。」
シカマルは振り向きもせず、ナルトの手を掴む力を強める。
「(どうしたんだ?シカマルのヤツ??)」
ナルトは内心そう思いつつも、何ともしようがない為に黙ってついていく。
屋上に着いた2人は、黙ったままに火影岩を見つめる。
「(何かしゃべれよシカマルー・・・何なんだよッこの沈黙;)」
気まずい雰囲気に、ナルトはチラチラとシカマルを見る。
「なーナルト。」
「なっなんだってばよ?!」
緊張のあまり声がひっくり返る。慌てて口を押さえるが、シカマルがプッとふきだす。
「くっくっ・・・ホントお前って見てて飽きねーよな。」
「な・・・何がだってばよ!」
「ずーっと視線を感じてたって、昨日言ってたろ?」
「おぅ!」
ナルトがこっくりと大きく頷く仕草が可愛くて、シカマルは思わず目元を緩める。
「あれ、俺なんだよ。」
「へっ!?シカマルだったんだってば!?(気付いてたけど。)」
ナルトが心の中でぼやきつつ、驚いたリアクションを取る。
「ずっと見てて思ったんだけどよ・・・お前さ、どうして、そんなに気を張ってんだ?」
シカマルに問われ、ナルトは思わずピタリと一切の動きを止めた。
「・・・シカマル、今、なんて?」
問い返したナルトに、シカマルはもう一度尋ねてくる。
「どうして、そんなに気を張ってる?」
「・・・気なんて、張ってないってばよ?」
少しの間の後、ナルトは平静を装って答える。
「お前、ウソがヘタだな。」
「・・・。」
断言されて、ナルトは口をつぐむ。
「いつも一緒なんだ。見てりゃわかるさ。」
「何をだってばよ・・・?」
眉をひそめたナルトに、シカマルは深くため息をつく。
「町の連中が、お前に対してだけ冷たい態度をとることを知ってる。・・・イルカセンセー以外のアカデミーの教師だって同じだ。」
「・・・。」
「そん時のお前、すんげー冷てー目ぇしてんだぜ?」
シカマルが苦笑を浮かべて、ナルトを見る。その視線を見返して、ナルトは体の力を抜く。
「・・・だって。」
「わかるぜ。・・・心を凍らせなきゃ、耐えられねーだろ。」
「・・・シカマル・・・?」
「里の恩人に、あの態度はねーよな?」
その一言で、ナルトはシカマルが九尾のことを知っているのだと理解する。
理解すると同時に浮かぶ疑問が口をつく。
「・・・なんでお前が知ってるんだってばよ。・・・じっちゃんが緘口令を敷いてるハズなのに。」
「・・・あー・・・お前だから言うけどよ、俺、実は解部でバイトしてんだよ。鋭裏(えいり)って名前で。・・・その関係で機密書を読んじまって・・・。」
スッと目をそらし、シカマルが告げる。
「・・・鋭裏・・・?シカマルが?」
「ナルト?」
自分が思い描いた反応では無いことに、シカマルは不審げにナルトの名を呼ぶ。
「・・・解部でバイト?」
「ああ。」
「・・・IQ200以上の有望株。」
ぎょっと目を見張るシカマルに、ナルトはふっと息をつく。
「・・・あんの、くそジジィ・・・俺にまで黙ってやがったか。」
粗野な言葉がナルトの口をつく。いつもと違うその表情に、シカマルは呆然とする。
「・・・な、ナルト?」
「俺さ、鋭裏をやってる時のお前に会ってるよ。」
「はあ?」
「蒼藍・・・って言えばわかる?」
「っ!!!・・・マジかよ!!」
「・・・大マジ。」
ナルトが真剣に返すと、シカマルは息を呑む。そして、うつむいて肩を震わせる。
― ああ、ダメか。
ナルトがそう思ったとき、シカマルの手がナルトの手をガシッと掴む。
「!?」
「すごかったんだな、お前。・・・解部の長がお前のコト話すとき、すっごい興奮してた。・・・あの、冷静な長がだぜ?」
俯いたままのシカマルの表情は、ナルトからは伺えない。もどかしさを感じつつ、シカマルの次の言葉を待つ。
「・・・俺は、お前の足元にも及ばないかもしれねー・・・でも、お前の支えになりてー。・・・ナルト、俺・・・。」
スッと顔を上げたシカマルの真剣な目に、ナルトは視線が逸らせなくなる。
「・・・俺、お前が好きだ。」
それは唐突に。
シカマルにしてみれば、勇気を出しての告白なのだが、ナルトにしてみれば、唐突な告白で。
「なに・・・?」
返す言葉が見つからず、マヌケな返事になってしまう。
「好きだ。・・・友達としてじゃねー・・・恋愛対象としてだ。」
「・・・えーと・・・。」
ナルトは、静かに混乱していた。シカマルをじっと見つめたまま、微動だにしない。
「俺がお前に忍者に向いてねーって言ったときさ、お前、固まってて聞いてなかったかもしれねーけど、キバに言われてはじめて気付いたんだよ。」
「・・・俺のコト好きなのかって・・・キバに言われてたときのことか?」
「なんだ、聞いてたのかよ。・・・そーだよ。ずっと、お前が気を張ってんのが気になって見てたんだけどよ・・・どうして、気になんのか、よくわからなかったんだ。・・・でも、キバに言われて、ようやく気付いたんだ。」
シカマルは照れくさそうにしながらも、ナルトを真っ直ぐに見つめる。
「お前が好きだから・・・心配でたまらなかったんだってな。」
「・・・それ、本気か?」
ナルトは未だに信じられずに、シカマルを見つめ返す。
「ああ。・・・信じられねーのもわかってるつもりだぜ?・・・お前が考えてることも、なんとなくだがわかる。・・・確かに俺らは男同士だし、唐突に告られたって、訳がわかんねーよな?」
いつもより饒舌なシカマルが、苦笑を浮かべる。
「でもよ・・・俺は、お前が好きだ。・・・それだけは、嘘偽りはねーよ。信じてくれ。」
ナルトの手を掴むシカマルの手の力が、ぐっと強まる。
シカマルの手が、緊張で小刻みに震えているのがわかる。ナルトは、シカマルが本気なのだと悟る。
「・・・あのさ、俺、こういうのよくわかんないけどさ・・・お前の気持ちはわかった。・・・信じる。」
「ホントか!?」
がばっと顔を上げたシカマルにびっくりしながらも、ナルトは頷く。
「う、うん。・・・でも、まだ、よくわからないのも本当。・・・だから・・・。」
断られそうな雰囲気に、シカマルの表情が曇る。
「・・・少しずつでいい?」
「!!」
シカマルの目が大きく見開かれる。
「・・・好きだって言われて、悪い気がするわけ無いだろ・・・。」
そう言ってふいっと顔を背けられれば、シカマルは顔を真っ赤にする。
「・・・お、おー・・・。少しずつでいーぜ。俺も、もっと強くなんなきゃなんねーみてーだし。」
お前、暗部だもんなー。と呟けば、帰ってくるのは忍び笑い。
「くくく・・・まずはチャクラ量を増やさないとだな。」
「・・・はー・・・こればっかりは、めんどくせーとか言ってらんねーもんな。」
緊張から開放されたのか、シカマルにいつもの調子が戻ってくる。
「・・・そっちが、シカマルの素?」
ナルトが首を傾げれば、シカマルはニヤリと笑う。
「どーだろな。・・・お前は、蒼藍の方が素に近いのか?」
「・・・まあ、ね。」
言葉を濁すナルトに、シカマルはピンとくる。
「まだなんか隠してやがるな?・・・ぜってーいつか、話してもらうからな!!」
「・・・いつか、な。」
クス、と笑うその顔はひどくキレイで、シカマルは思わず見とれる。
「・・・シカマル。」
「おー。なんだよ、ナルト。」
「アリガトな。」
なぜお礼を言われているのかがわからずに、シカマルは聞き返す。
「何がだよ。」
「・・・受け入れてくれて。」
「あー、それか。・・・まー、びっくりはしたけどよ。・・・それこそ、好きなやつのことなんだから、知りてーって思うのがふつーだろ。・・・ちょっとショックだけどな。」
「?」
「お前より弱いってことは、守ってやれねーだろーがよ。」
「・・・ん。(でも、心の支えにはなる。・・・なんだか、変な気分だ。俺の中のシカマルがどんどん大きくなっていく・・・。)」
ナルトは微笑を浮かべ、頷く。
「チャクラを増やす方法。本気で探すことにした。・・・じいさまの許可も得たしな。」
「あー・・・本当にあるもんなのか?」
シカマルが尋ねれば、間違いなくあるという返事。
「へえ・・・じゃあ、俺も手伝えることがあったら言えよ?・・・俺のことなんだしな。」
「うん。解部の有望株に期待してる。」
にっこりと笑うナルトに、シカマルはもう一度赤面する。
「おー・・・、任せとけって///」
「そろそろ、教室に戻らないとな。」
ナルトがそう言って、軽く手をゆする。
「あー、わり。」
シカマルは掴んでいた手を放す。
「・・・イルカ先生に相当絞られるなー・・・。」
遠い目をするナルトは、怒り心頭のイルカの表情を脳裏に浮かべているようだ。
「わるかったよ。時と場所を選ぶヨユーがなくてな。」
「・・・いいって。一緒に怒られてくれんだろ?」
「ったりめーだろーが!ほとんど俺のせいだろ?」
シカマルはスッと手を差し出す。
今度は、掴むのではない。
「・・・行こうぜ?」
差し出された手の意味に気付かないほど、ナルトは鈍感ではない。
「おう!」
どべナルトのように返事をして、シカマルの手を握り返す。
ここに最強の頭脳派カップルが誕生した。
戻る →
PR
☆ 目次 ☆
PC・スマホ版目次
こちらから各ページに移動できます♪
TOP : 注意事項など
BLOG : 拍手お返事や創作日記など・・・不定期更新
☆ 感 想 ☆ : 感想書き込みコーナー
MAIN
☆コードギアス☆
*長編(シリーズもの)*
*短編*
☆コードギアス R2☆
*長編(シリーズもの)*
*短編*
☆NARUTO☆
*ここでの木ノ葉*
*長編(シリーズもの)*
*短編*
☆銀魂☆
*長編(シリーズもの)*
☆捧げ物(企画)☆
☆頂き物☆
★ただいまの拍手★
にょたルル(時間軸R2で皇族復帰ver)前提、第17話
CLAP : 拍手゚+。(o'д'ノノ゙☆パチパチパチ。+゚
LINK : 素敵なサイト様へ・・・
GO!!→→→
BLOG : 拍手お返事や創作日記など・・・不定期更新
☆ 感 想 ☆ : 感想書き込みコーナー
MAIN
☆コードギアス☆
*長編(シリーズもの)*
*短編*
☆コードギアス R2☆
*長編(シリーズもの)*
*短編*
☆NARUTO☆
*ここでの木ノ葉*
*長編(シリーズもの)*
*短編*
☆銀魂☆
*長編(シリーズもの)*
☆捧げ物(企画)☆
☆頂き物☆
★ただいまの拍手★
にょたルル(時間軸R2で皇族復帰ver)前提、第17話
CLAP : 拍手゚+。(o'д'ノノ゙☆パチパチパチ。+゚
LINK : 素敵なサイト様へ・・・
GO!!→→→