Refused Reality(元・現実を拒絶した夢の中)
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注意
・過去捏造:ちびルルと朝比奈はお知り合いなど、いろいろ。
・本編の流れは軽く無視。
・いろんな人が出ますが、所詮は朝ルルの引き立て役;
以上、同意できる方のみ↓へ・・・
RRRRRRRR…
「あれ、ケータイ。・・・俺んじゃないや。ルルーシュ、鳴ってるぞ。」
「あ、本当だ。すみません。っ・・・・・・。」
画面を見て黙り込むルルーシュに、朝比奈が首を傾げる。
「どうしたの?」
「・・・いえ・・・軍・・・スザクから・・・。」
「出ないと後がうるさいんじゃね?」
「・・・だよな?」
リヴァルが呆れるように言うものだから、思わず同意して、朝比奈達に目配せをしてから通話ボタンを押す。その時に、スピーカーをオンにするのを忘れない。
「もしもし・・・?」
『あっ、ルルーシュっ!?・・・僕、スザクだけど。』
少し弾んだ声が聞こえる。平素より、少しテンションが上がっているのは軍務の最中にかけている電話のせいなのか。
「・・・ああ。軍の番号教えてもらってたから・・・登録してあるし、すぐわかったよ。どうしたんだ、スザク。今日は軍務の日で・・・。」
『うん、そうなんだけど・・・今日は早く終わりそうなんだ、帰りにクラブハウスに寄っても良いかな!?』
「・・・ああ、別にかまわないけど。」
『ほんと!?・・・今日、上司においしいお菓子をわけてもらったんだ。だから、ルルーシュとナナリーと一緒に食べようと思って。』
見えないハズなのに、スザクにしっぽ(イヌ)がついていて、ぶんぶんと振っているイメージがリヴァルの脳裏に浮かぶ。
「・・・スザクって、イヌ属性だよなぁ。・・・ネコ属性のルルーシュとホント、水と油・・・。」
ぼやくリヴァルに、四聖剣の4人は何となく同意してしまう。
『あれ、そこにリヴァルが一緒にいるの?』
― 地獄耳!!
ギョッとして口を押さえるリヴァルを軽く睨んでから、ルルーシュは声だけに笑みを含ませる。
「ああ。ちょっと今、外にいるんだ。」
『・・・危ない事してないよね?シャーリーから聞いたけど、賭けチェスやってるんだって?』
「大丈夫だよ。もう、やってないから。」
さらりと嘘を言う。面と向かってなければ、ころりと相手は騙されるだろう、完璧な声音。だが、その表情は拙い、と歪んだもの。見てる方はそのギャップに目が点になってしまう。
『そう?・・・なら、良いんだけど。・・・じゃあ、夜、クラブハウスに行くね。』
「ああ。待ってる。」
ぷち。
通話を切り、ルルーシュは溜め息をつく。
「・・・はぁ・・・後で問いただされるな。」
「え、今の、スザク信じてなかったのか?」
「・・・あいつ、なぜか俺の嘘が通じ難いんだよな。・・・基本、目を合わせない時は嘘言ってるって決めてかかってるから・・・電話だけじゃ信じない。」
肩を竦めれば、リヴァルはああ、と苦笑する。
「・・・ルルーシュって、意外とポーカーフェイス苦手だもんな。」
「・・・ほっとけ。」
そんな2人を呆然と見やり、四聖剣は互いに視線を交わす。
「・・・本当に枢木と仲が良いのか?」
「ええ。親友ですね。」
卜部に問われ、ルルーシュは当然とばかりに頷く。
「一応だろ。最近、お前、スザクの事避けてんじゃん。」
「・・・今日だってクラブハウスに来るだろ?」
「久々じゃんか。・・・なんかさ、あいつがユーフェミア皇女殿下に騎士任命されてから、かなりよそよそしくない?」
鋭いリヴァルに、ルルーシュは困ったように笑う。
「・・・言ったろ?俺は昔から、ブリタニアの皇族とか貴族とか軍人が大嫌いなんだ。・・・スザクはその全部と関わることになるんだぞ?・・・好き好んで一緒にいたいとは思えないさ。たとえ、仲の良い友達でも。」
まだ、軍人だけなら、良かったのに・・・と呟いたルルーシュはどこか寂しげで、周りの方が落ち着かない気分になる。
「ルルーシュ君、今、学生なんだよねっ!」
唐突に話題を変えたのは、このままだとルルーシュが泣き出しそうだと思ったから。必死になっている朝比奈を、きょとんとした顔で見つめ、ルルーシュはクス、と笑う。
「ええ。見ればわかるでしょう?・・・アッシュフォード学園に通ってます。」
「アッシュフォード?・・・それって、紅月さんも・・・あ。」
「紅月?・・・うちって、スザク以外に名誉とかいたっけ?」
朝比奈の自爆に、リヴァルが首を傾げる。思わず馬鹿、と言いそうになって、ルルーシュがこめかみに指をあてる。
「・・・カレンさんの事だよ。」
「え!?」
「俺は・・・会長から聞いてたから良いんだけど・・・リヴァル、内緒にしとけよ?」
「あ、ああ。」
「カレンさん、本当はブリタニア人と日本人のハーフなんだってさ。確か、開戦前は日本人として紅月カレンって名乗ってたって・・・ここがエリアになってから、日本人がイレブンと言われるようになって・・・日々の生活もままならないカレンさん達を哀れに思ったらしい、父親が引き取ることにしたらしいな。」
「はー・・・じゃあ、シュタットフェルトのお嬢様になったのはつい最近かぁ・・・。まあ、あんなに病弱なんじゃ、父親もイレブンと呼ばせるよりは手元に置こうって思ったんだろうな。・・・ん?ちょいまち。なんで、そのカレンさんを黒の騎士団の人が知ってるんだ?」
鋭すぎるリヴァルに、内心で毒づきながらルルーシュはどうしようと朝比奈を見つめる。まさか、ここで大暴露させるわけにはいかない。実は黒の騎士団のエースパイロットで、紅蓮弐式を自在に操り、ゼロの親衛隊長です。だなどど・・・。
「・・・えと、その・・・。」
「・・・紅月の兄の親友が、黒の騎士団の副指令をしていてな。・・・たまに話題に出たり、差し入れを持ってきたりしてくれる。」
かなり事実を端折り、必要な事柄をつなげ合わせて、つじつまを合わせる。自分の言葉を遮った仙波が見事に取り繕うのを見て、さすが年の功、と朝比奈は感心する。
「へぇ~。スザクが黒の騎士団を貶してる時、真面目に聞いてるから、騎士団否定派なのかと思ったのに・・・。」
「・・・カレンさんは真面目だからな。聞き流せないでいるんだろ?」
「あー、わかるかも。・・・口挟んだらヒートアップすんのは目に見えてるから、真面目に耐えてるんだなー・・・。今度スザクが言い出したら適当な事言って、部屋の外に出してやろうな?」
リヴァルが言えば、ルルーシュも苦笑して頷く。
「それか、聞き流すように助言するかだな。」
「・・・うあー・・・ほんと、後で・・・ていうか、今度騎士団に来たら、紅月さんに謝っとかなきゃ。」
「・・・そうして下さい。・・・あ、でも、俺達の名前、出さないでもらえます?」
頭を抱える朝比奈に、ルルーシュは苦笑して言うが、四聖剣が一斉に首を傾げる。
「どうして・・・?」
「・・・実は、俺、カレンさんに嫌われてて。・・・自分の事が俺に知られてるなんて知ったら、きっと、彼女、ショックを受けるだろうから・・・。」
代表して訊ねた朝比奈に、肩を竦める。四聖剣はなるほど、と頷くが、リヴァルはそうかぁ?と呟いた。
「嫌ってるというより、苦手に思ってるって感じだと思うぜ?・・・お前、他人と距離置くじゃん。それがカレンさんにしてみれば拒絶に近い態度に思えるんじゃね?」
「・・・リヴァルはホントに人の事よく見てるな。・・・でも、そうだとしてもいい気分じゃないだろ、同じ生徒会の仲間に、本人が隠してるつもりの事実が知られてるなんて・・・。」
「ま、そうだよなー。」
リヴァルの同意を得、ルルーシュは再び四聖剣に視線を向けた。
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・過去捏造:ちびルルと朝比奈はお知り合いなど、いろいろ。
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・いろんな人が出ますが、所詮は朝ルルの引き立て役;
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「あれ、ケータイ。・・・俺んじゃないや。ルルーシュ、鳴ってるぞ。」
「あ、本当だ。すみません。っ・・・・・・。」
画面を見て黙り込むルルーシュに、朝比奈が首を傾げる。
「どうしたの?」
「・・・いえ・・・軍・・・スザクから・・・。」
「出ないと後がうるさいんじゃね?」
「・・・だよな?」
リヴァルが呆れるように言うものだから、思わず同意して、朝比奈達に目配せをしてから通話ボタンを押す。その時に、スピーカーをオンにするのを忘れない。
「もしもし・・・?」
『あっ、ルルーシュっ!?・・・僕、スザクだけど。』
少し弾んだ声が聞こえる。平素より、少しテンションが上がっているのは軍務の最中にかけている電話のせいなのか。
「・・・ああ。軍の番号教えてもらってたから・・・登録してあるし、すぐわかったよ。どうしたんだ、スザク。今日は軍務の日で・・・。」
『うん、そうなんだけど・・・今日は早く終わりそうなんだ、帰りにクラブハウスに寄っても良いかな!?』
「・・・ああ、別にかまわないけど。」
『ほんと!?・・・今日、上司においしいお菓子をわけてもらったんだ。だから、ルルーシュとナナリーと一緒に食べようと思って。』
見えないハズなのに、スザクにしっぽ(イヌ)がついていて、ぶんぶんと振っているイメージがリヴァルの脳裏に浮かぶ。
「・・・スザクって、イヌ属性だよなぁ。・・・ネコ属性のルルーシュとホント、水と油・・・。」
ぼやくリヴァルに、四聖剣の4人は何となく同意してしまう。
『あれ、そこにリヴァルが一緒にいるの?』
― 地獄耳!!
ギョッとして口を押さえるリヴァルを軽く睨んでから、ルルーシュは声だけに笑みを含ませる。
「ああ。ちょっと今、外にいるんだ。」
『・・・危ない事してないよね?シャーリーから聞いたけど、賭けチェスやってるんだって?』
「大丈夫だよ。もう、やってないから。」
さらりと嘘を言う。面と向かってなければ、ころりと相手は騙されるだろう、完璧な声音。だが、その表情は拙い、と歪んだもの。見てる方はそのギャップに目が点になってしまう。
『そう?・・・なら、良いんだけど。・・・じゃあ、夜、クラブハウスに行くね。』
「ああ。待ってる。」
ぷち。
通話を切り、ルルーシュは溜め息をつく。
「・・・はぁ・・・後で問いただされるな。」
「え、今の、スザク信じてなかったのか?」
「・・・あいつ、なぜか俺の嘘が通じ難いんだよな。・・・基本、目を合わせない時は嘘言ってるって決めてかかってるから・・・電話だけじゃ信じない。」
肩を竦めれば、リヴァルはああ、と苦笑する。
「・・・ルルーシュって、意外とポーカーフェイス苦手だもんな。」
「・・・ほっとけ。」
そんな2人を呆然と見やり、四聖剣は互いに視線を交わす。
「・・・本当に枢木と仲が良いのか?」
「ええ。親友ですね。」
卜部に問われ、ルルーシュは当然とばかりに頷く。
「一応だろ。最近、お前、スザクの事避けてんじゃん。」
「・・・今日だってクラブハウスに来るだろ?」
「久々じゃんか。・・・なんかさ、あいつがユーフェミア皇女殿下に騎士任命されてから、かなりよそよそしくない?」
鋭いリヴァルに、ルルーシュは困ったように笑う。
「・・・言ったろ?俺は昔から、ブリタニアの皇族とか貴族とか軍人が大嫌いなんだ。・・・スザクはその全部と関わることになるんだぞ?・・・好き好んで一緒にいたいとは思えないさ。たとえ、仲の良い友達でも。」
まだ、軍人だけなら、良かったのに・・・と呟いたルルーシュはどこか寂しげで、周りの方が落ち着かない気分になる。
「ルルーシュ君、今、学生なんだよねっ!」
唐突に話題を変えたのは、このままだとルルーシュが泣き出しそうだと思ったから。必死になっている朝比奈を、きょとんとした顔で見つめ、ルルーシュはクス、と笑う。
「ええ。見ればわかるでしょう?・・・アッシュフォード学園に通ってます。」
「アッシュフォード?・・・それって、紅月さんも・・・あ。」
「紅月?・・・うちって、スザク以外に名誉とかいたっけ?」
朝比奈の自爆に、リヴァルが首を傾げる。思わず馬鹿、と言いそうになって、ルルーシュがこめかみに指をあてる。
「・・・カレンさんの事だよ。」
「え!?」
「俺は・・・会長から聞いてたから良いんだけど・・・リヴァル、内緒にしとけよ?」
「あ、ああ。」
「カレンさん、本当はブリタニア人と日本人のハーフなんだってさ。確か、開戦前は日本人として紅月カレンって名乗ってたって・・・ここがエリアになってから、日本人がイレブンと言われるようになって・・・日々の生活もままならないカレンさん達を哀れに思ったらしい、父親が引き取ることにしたらしいな。」
「はー・・・じゃあ、シュタットフェルトのお嬢様になったのはつい最近かぁ・・・。まあ、あんなに病弱なんじゃ、父親もイレブンと呼ばせるよりは手元に置こうって思ったんだろうな。・・・ん?ちょいまち。なんで、そのカレンさんを黒の騎士団の人が知ってるんだ?」
鋭すぎるリヴァルに、内心で毒づきながらルルーシュはどうしようと朝比奈を見つめる。まさか、ここで大暴露させるわけにはいかない。実は黒の騎士団のエースパイロットで、紅蓮弐式を自在に操り、ゼロの親衛隊長です。だなどど・・・。
「・・・えと、その・・・。」
「・・・紅月の兄の親友が、黒の騎士団の副指令をしていてな。・・・たまに話題に出たり、差し入れを持ってきたりしてくれる。」
かなり事実を端折り、必要な事柄をつなげ合わせて、つじつまを合わせる。自分の言葉を遮った仙波が見事に取り繕うのを見て、さすが年の功、と朝比奈は感心する。
「へぇ~。スザクが黒の騎士団を貶してる時、真面目に聞いてるから、騎士団否定派なのかと思ったのに・・・。」
「・・・カレンさんは真面目だからな。聞き流せないでいるんだろ?」
「あー、わかるかも。・・・口挟んだらヒートアップすんのは目に見えてるから、真面目に耐えてるんだなー・・・。今度スザクが言い出したら適当な事言って、部屋の外に出してやろうな?」
リヴァルが言えば、ルルーシュも苦笑して頷く。
「それか、聞き流すように助言するかだな。」
「・・・うあー・・・ほんと、後で・・・ていうか、今度騎士団に来たら、紅月さんに謝っとかなきゃ。」
「・・・そうして下さい。・・・あ、でも、俺達の名前、出さないでもらえます?」
頭を抱える朝比奈に、ルルーシュは苦笑して言うが、四聖剣が一斉に首を傾げる。
「どうして・・・?」
「・・・実は、俺、カレンさんに嫌われてて。・・・自分の事が俺に知られてるなんて知ったら、きっと、彼女、ショックを受けるだろうから・・・。」
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「嫌ってるというより、苦手に思ってるって感じだと思うぜ?・・・お前、他人と距離置くじゃん。それがカレンさんにしてみれば拒絶に近い態度に思えるんじゃね?」
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