Refused Reality(元・現実を拒絶した夢の中)
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注意
・過去捏造:ちびルルと朝比奈はお知り合いなど、いろいろ。
・本編の流れは軽く無視。
・いろんな人が出ますが、所詮は朝ルルの引き立て役;
以上、同意できる方のみ↓へ・・・
「こういうわけなんで、すみませんが・・・。」
「おっけー。わかったよ。黙ってる。・・・あ、でさぁ、また会えるかな?・・・そう頻繁に会いたいってわけじゃなくてさ、藤堂さんにも会わせたいし。」
あっさりとカレンの事を承諾した朝比奈は、そう言ってルルーシュにニコニコと笑いかける。
「藤堂って・・・奇跡の藤堂!?すっげー!俺も会いたい!なっ、ルルーシュ!!」
目をキラキラさせるリヴァルに、四聖剣はブリタニア人にしては珍しい反応だと目を丸くし、ルルーシュは軽く溜め息をついた。
「・・・リヴァル、お前って、意外にミーハーだったんだな。・・・ああ、そうじゃなくて、省吾さん達は、忙しいんじゃないんですか?」
「だーいじょうぶっ、作戦の無い日なら、比較的暇。・・・あ、でも、ルルーシュ君が無理ならいいんだ。迷惑かけたなんて藤堂さんに知られたら、怒られちゃうし。」
「・・・いえ、迷惑じゃないですよ。藤堂さんにも会いたいです。スザクが処刑人って聞いて、俺、どうしようって気が気じゃなかったんですけど、ゼロが助けたって聞いて・・・元気ですか?藤堂さん。」
「元気だよー。今は、軍事関係を任されてて、ちょっと忙しいけど、でも、元々軍人だから、苦じゃないんだよね。」
「・・・そう、ですか。・・・じゃあ、携帯の番号、教えますから。・・・黒の騎士団に電話ありますよね?」
ルルーシュは幹部達にだけ配った携帯電話を思い浮かべ、そして、ラウンジ備え付けてある緊急用の電話を思い出しながら、言葉にする。
「うん。大丈夫。・・・時間帯とか、指定してくれたらその時間にかけるようにするよ。」
「・・・じゃあ、夜の9時以降で。その前までだと、生徒会の仕事していたり、お手伝いさんがいたりですぐに取れないかもしれないので。」
「わかった。・・・じゃあ・・・。」
朝比奈はじっとルルーシュから渡されたメモを見つめ、ニコリと笑った。
「9時以降に、ルルーシュ君に次に会う日時の連絡するね。」
「はい。」
ルルーシュも笑い返し、そして、四聖剣の3人の方を向く。
「・・・省吾さん、結構ドジですから・・・怪我しないように見張ってて下さいね。」
「あ~、それ酷くない~~??」
「はははは!言えてるなぁ、わかった。こう見えても、朝比奈は四聖剣の一角だし、腕には問題無い。ドジだけはしないように見張ってる。」
恨めしげにルルーシュを見やる朝比奈の脇で、卜部が豪快に笑って引き受ける。
「卜部さん~~~。」
「・・・フフ。よろしくお願いしますね。・・・省吾さん、今度会う時に怪我なんかしてたら、許しませんから。」
近々、大きな作戦がある。そこで怪我などされないように万全な計画を練らなければ、と思いつつ、ルルーシュは軽く朝比奈を睨む。
「・・・信用ないなぁ~・・・わかってる。ルルーシュ君に会うまでは絶対怪我なんかしないから。」
「約束ですよ?・・・じゃあ、そろそろ帰ります。」
「さよーならー!」
ぺこり、と慣れた様子でお辞儀をするルルーシュに軽く目を瞠り、ひらひらと手を振るリヴァルに苦笑し、四聖剣は2人を見送る。
「・・・良い子だな。」
「でしょ!?・・・は~それにしても、あの頃は可愛いっって感じだったのに、すっごい美人になってるんで、思わず押し倒したくなっちゃったよ~。」
あの時、ぴたりと動きを止めたのは、どうやら自分の中の激情と戦っていたらしい。よくぞ耐えた、と褒めたいところだが、よく考えれば、すでに抱きついていたので、耐えたとは言えないなと考えなおす。
「確かに、あれじゃ、お前が惚れるのもわかる気がするな。」
卜部がにやりと笑えば、千葉も然りと頷く。
「・・・ちゃっかり、電話番号まで聞き出して・・・。中佐をだしに使うな。」
「あ、わかりました?・・・でも、藤堂さんも、あの子が生きてたって知ったら、絶対会いたいって言いますって。」
「では、中佐にお知らせすれば良かろう。・・・偵察もこれだけすれば充分。トレーラーに戻ることにしよう。」
「「「承知!!」」」
仙波の言葉に同意し、朝比奈達は黒の騎士団のトレーラーへと戻ることにした。
*
黒の騎士団・幹部達のラウンジ
「ただ今戻りました~!」
上機嫌の朝比奈を先頭に、四聖剣がラウンジに入ってくると、幹部達はおや、と首を傾げる。度合いは違えど、どことなく、四聖剣の4人が浮かれているようなのだ。
「何か良い事でもあったのか?」
首を傾げる扇に、朝比奈が答える。
「ま~、ちょっとねぇ。・・・あ、藤堂さ~んっ!」
ラウンジに入ってきた藤堂を見つけると、朝比奈が駆け寄る。
「ちょっと、今からお時間あります!?」
「・・・?・・・ああ。少し待て。・・・扇、この資料は次の作戦に使えると思う。ゼロが来たら・・・。」
「わかりました。」
手短に扇と打ち合わせると、藤堂が朝比奈のところに戻ってくる。
「それで、どうした。」
「・・・えと、できれば別室で。」
にへら。
傍から見ても上機嫌の朝比奈に首を傾げつつ、藤堂は了承し、四聖剣と共に自室へと向かう。
*
藤堂の自室
「・・・で、どうしたんだ?・・・随分と機嫌が良いじゃないか。」
そわそわとする朝比奈に苦笑しつつ、藤堂は問いかける。
「今日、租界近くまで偵察に行ってたんですけど、そこで、懐かしい人に会ったんですよー!!」
「・・・懐かしい?」
「こら、朝比奈、何焦らしてる。はっきり言え。」
千葉に小突かれ、朝比奈はそれでも機嫌良く答える。
「藤堂さん、覚えてます??・・・ルルーシュ君です。ルルーシュ君に会ったんですよ!!生きてたんです。無事だったんです。今は、ルルーシュ・ランペルージって名乗ってて、紅月さんと同じアッシュフォード学園に通ってるそうですよ。・・・見て下さい、電話番号も教えてもらったんですよ~!!!」
「生きて、いた?・・・。」
藤堂の反応は朝比奈達の思い描いたどれとも違っていた。喜んでいるというよりは、訝しんでいるような。
「・・・あの、覚えて、ませんか?」
ここにきて初めて朝比奈の表情が曇る。もう、すでに、忘れてしまったのだろうか。それとも、以前とは違い、ブリタニア皇族である彼を憎んでいるのか。
「租界で会ったのか、彼に。」
「え?」
「・・・黒の騎士団である我々が、彼に接触を持ったら、彼に迷惑がかかるとわからなかったのか?」
「・・・だって、ルルーシュ君は・・・。」
朝比奈が戸惑いながら言うと、藤堂はバン、と机を叩く。
「彼が迷惑だと言うわけがないだろう!!・・・それでも、おそらくだが、身を潜めているだろう彼に、接触を持つことは危険以外の何物でもないだろう。」
「・・・っでも、ルルーシュ君、貴族相手に賭けチェスやったりして、結構活動的でしたよ。」
朝比奈の言葉に、ぽかん、と藤堂が呆気にとられる。
珍しい上司の表情に、四聖剣も呆けてしまう。
「・・・にを・・・何をやってるんだッあの子は~~~っ!!!」
次の瞬間頭を抱えた藤堂に、ああ、なるほど、と四聖剣は納得する。
つまりは、先ほどの藤堂の発言通り、ルルーシュの事を心配していただけで、黒の騎士団に入った以上、彼と関わりを持つこと自体が彼にとって危険であり、話題に出すことすら憚られるものなのだという事だったらしい。
「・・・というか、黒の騎士団と関わるのは、確かにブリタニア人である彼には危険な事なんだろうが、身を潜めてるって、どういう事だ?・・・そんな風には見えなかったが。」
「・・・あ~・・・えーと、これ、口外無用ですからね?」
朝比奈の言葉に、他の四聖剣が頷く。
「藤堂さん、良いですよね?」
「・・・ああ。しょうがあるまい。」
藤堂の許可も得て、朝比奈はそれを口にした。
「・・・彼、今はランペルージって名乗ってるって言ってたでしょう?」
「ああ、親がいないとかで名字が変わったって、リヴァル君が言ってたな。」
「・・・違うんですよ。・・・親が死んだっていうのは確かにそうなんですけど・・・彼の本当の名前は・・・ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア・・・って、いうんです。」
窺うような視線を同僚達に向け、その反応を見る。
「・・・ブリ、タニア・・・?」
「おいおい・・・まさか・・・。」
「ブリタニアの・・・皇子?」
3人からの拒絶の言葉を聞きたくなくて、矢継ぎ早に朝比奈は過去、自分が見聞きしたことを全て話した。それこそ、自分が知りうる限りのルルーシュの事情を。
*
「そう、だったのか・・・。」
「それで、皇族や貴族、軍人が嫌いって言ってたのか・・・。」
「しかし、そうだとすると・・・。」
そうだ。あまりにもルルーシュの行動は危うすぎる。
「自分の行動が招く危険に気付いていないわけでは無いだろうが・・・それにしたって、貴族となど・・・。」
唸る藤堂に、然りと頷く3人。それを見て、朝比奈はよし、と呟く。
「この際だし、黒の騎士団に招いちゃいません!?・・・ほら、彼って、昔から頭も良かったし、ナイトメアの事も結構詳しかったですよね!お母さんの影響で、いろいろ勉強したって言ってたし。」
その話を聞いていたおかげで“厳島の奇跡”が起こったのだろうという事は、何となく察していた。こと、ナイトメアについて、藤堂はあの場の誰よりも興味を示していたのだから。
「・・・朝比奈、しかし・・・。」
「藤堂さん!とりあえず、彼に会いましょう!!夜9時以降に電話するって約束してるんです。ね!暇な日を見つけて・・・!」
渋る藤堂に、朝比奈は言い募る。が、
「暇と言うが・・・ここ1週間は無理だぞ。これから、大きな作戦が計画されている。」
という藤堂の言葉に、朝比奈はがっくりと肩を落とす。
「・・・えぇ~・・・。じゃあ、その作戦次第なんですねぇ・・・。」
「でも、電話はできるだろ。・・・中佐にも電話で代わってやれよ、心配してたみたいだしな。」
「・・・そーですねぇ・・・。」
落ち込む朝比奈を慰めつつ、卜部が藤堂を見ると、珍しく頬を緩めて頷く上司の姿がそこにあった。
そんな藤堂と四聖剣の様子を窺っていた人物がいた。部屋の前を通り過ぎようとした時、ルルーシュの名が口に出されたことで思わず足を止め、中の様子を聞き耳立てて聞いてしまったのだ。
「・・・朝比奈と再会したのか・・・ルルーシュ。」
ぽつりと呟く。その黄金の瞳を伏せ、持っていたチーズ君を抱きしめる。
― ・・・どうするつもりだ?・・・お前はゼロなんだぞ・・・。
C.C.の心中は荒れていた。ルルーシュがゼロとして藤堂達と接している事を、けして良くは思っていない。せっかく、再会したのだから素顔を晒せと、口が酸っぱくなるほど言っているのに、頑として聞かなかいのだ。
「・・・ああ、そうか。言う事を聞かないなら・・・逃げられないようにしてしまえば良い。」
ニヤリ。
企む時特有の笑みを浮かべ、C.C.はルルーシュのいる学園のクラブハウスへと戻って行った。
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・過去捏造:ちびルルと朝比奈はお知り合いなど、いろいろ。
・本編の流れは軽く無視。
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以上、同意できる方のみ↓へ・・・
「こういうわけなんで、すみませんが・・・。」
「おっけー。わかったよ。黙ってる。・・・あ、でさぁ、また会えるかな?・・・そう頻繁に会いたいってわけじゃなくてさ、藤堂さんにも会わせたいし。」
あっさりとカレンの事を承諾した朝比奈は、そう言ってルルーシュにニコニコと笑いかける。
「藤堂って・・・奇跡の藤堂!?すっげー!俺も会いたい!なっ、ルルーシュ!!」
目をキラキラさせるリヴァルに、四聖剣はブリタニア人にしては珍しい反応だと目を丸くし、ルルーシュは軽く溜め息をついた。
「・・・リヴァル、お前って、意外にミーハーだったんだな。・・・ああ、そうじゃなくて、省吾さん達は、忙しいんじゃないんですか?」
「だーいじょうぶっ、作戦の無い日なら、比較的暇。・・・あ、でも、ルルーシュ君が無理ならいいんだ。迷惑かけたなんて藤堂さんに知られたら、怒られちゃうし。」
「・・・いえ、迷惑じゃないですよ。藤堂さんにも会いたいです。スザクが処刑人って聞いて、俺、どうしようって気が気じゃなかったんですけど、ゼロが助けたって聞いて・・・元気ですか?藤堂さん。」
「元気だよー。今は、軍事関係を任されてて、ちょっと忙しいけど、でも、元々軍人だから、苦じゃないんだよね。」
「・・・そう、ですか。・・・じゃあ、携帯の番号、教えますから。・・・黒の騎士団に電話ありますよね?」
ルルーシュは幹部達にだけ配った携帯電話を思い浮かべ、そして、ラウンジ備え付けてある緊急用の電話を思い出しながら、言葉にする。
「うん。大丈夫。・・・時間帯とか、指定してくれたらその時間にかけるようにするよ。」
「・・・じゃあ、夜の9時以降で。その前までだと、生徒会の仕事していたり、お手伝いさんがいたりですぐに取れないかもしれないので。」
「わかった。・・・じゃあ・・・。」
朝比奈はじっとルルーシュから渡されたメモを見つめ、ニコリと笑った。
「9時以降に、ルルーシュ君に次に会う日時の連絡するね。」
「はい。」
ルルーシュも笑い返し、そして、四聖剣の3人の方を向く。
「・・・省吾さん、結構ドジですから・・・怪我しないように見張ってて下さいね。」
「あ~、それ酷くない~~??」
「はははは!言えてるなぁ、わかった。こう見えても、朝比奈は四聖剣の一角だし、腕には問題無い。ドジだけはしないように見張ってる。」
恨めしげにルルーシュを見やる朝比奈の脇で、卜部が豪快に笑って引き受ける。
「卜部さん~~~。」
「・・・フフ。よろしくお願いしますね。・・・省吾さん、今度会う時に怪我なんかしてたら、許しませんから。」
近々、大きな作戦がある。そこで怪我などされないように万全な計画を練らなければ、と思いつつ、ルルーシュは軽く朝比奈を睨む。
「・・・信用ないなぁ~・・・わかってる。ルルーシュ君に会うまでは絶対怪我なんかしないから。」
「約束ですよ?・・・じゃあ、そろそろ帰ります。」
「さよーならー!」
ぺこり、と慣れた様子でお辞儀をするルルーシュに軽く目を瞠り、ひらひらと手を振るリヴァルに苦笑し、四聖剣は2人を見送る。
「・・・良い子だな。」
「でしょ!?・・・は~それにしても、あの頃は可愛いっって感じだったのに、すっごい美人になってるんで、思わず押し倒したくなっちゃったよ~。」
あの時、ぴたりと動きを止めたのは、どうやら自分の中の激情と戦っていたらしい。よくぞ耐えた、と褒めたいところだが、よく考えれば、すでに抱きついていたので、耐えたとは言えないなと考えなおす。
「確かに、あれじゃ、お前が惚れるのもわかる気がするな。」
卜部がにやりと笑えば、千葉も然りと頷く。
「・・・ちゃっかり、電話番号まで聞き出して・・・。中佐をだしに使うな。」
「あ、わかりました?・・・でも、藤堂さんも、あの子が生きてたって知ったら、絶対会いたいって言いますって。」
「では、中佐にお知らせすれば良かろう。・・・偵察もこれだけすれば充分。トレーラーに戻ることにしよう。」
「「「承知!!」」」
仙波の言葉に同意し、朝比奈達は黒の騎士団のトレーラーへと戻ることにした。
*
黒の騎士団・幹部達のラウンジ
「ただ今戻りました~!」
上機嫌の朝比奈を先頭に、四聖剣がラウンジに入ってくると、幹部達はおや、と首を傾げる。度合いは違えど、どことなく、四聖剣の4人が浮かれているようなのだ。
「何か良い事でもあったのか?」
首を傾げる扇に、朝比奈が答える。
「ま~、ちょっとねぇ。・・・あ、藤堂さ~んっ!」
ラウンジに入ってきた藤堂を見つけると、朝比奈が駆け寄る。
「ちょっと、今からお時間あります!?」
「・・・?・・・ああ。少し待て。・・・扇、この資料は次の作戦に使えると思う。ゼロが来たら・・・。」
「わかりました。」
手短に扇と打ち合わせると、藤堂が朝比奈のところに戻ってくる。
「それで、どうした。」
「・・・えと、できれば別室で。」
にへら。
傍から見ても上機嫌の朝比奈に首を傾げつつ、藤堂は了承し、四聖剣と共に自室へと向かう。
*
藤堂の自室
「・・・で、どうしたんだ?・・・随分と機嫌が良いじゃないか。」
そわそわとする朝比奈に苦笑しつつ、藤堂は問いかける。
「今日、租界近くまで偵察に行ってたんですけど、そこで、懐かしい人に会ったんですよー!!」
「・・・懐かしい?」
「こら、朝比奈、何焦らしてる。はっきり言え。」
千葉に小突かれ、朝比奈はそれでも機嫌良く答える。
「藤堂さん、覚えてます??・・・ルルーシュ君です。ルルーシュ君に会ったんですよ!!生きてたんです。無事だったんです。今は、ルルーシュ・ランペルージって名乗ってて、紅月さんと同じアッシュフォード学園に通ってるそうですよ。・・・見て下さい、電話番号も教えてもらったんですよ~!!!」
「生きて、いた?・・・。」
藤堂の反応は朝比奈達の思い描いたどれとも違っていた。喜んでいるというよりは、訝しんでいるような。
「・・・あの、覚えて、ませんか?」
ここにきて初めて朝比奈の表情が曇る。もう、すでに、忘れてしまったのだろうか。それとも、以前とは違い、ブリタニア皇族である彼を憎んでいるのか。
「租界で会ったのか、彼に。」
「え?」
「・・・黒の騎士団である我々が、彼に接触を持ったら、彼に迷惑がかかるとわからなかったのか?」
「・・・だって、ルルーシュ君は・・・。」
朝比奈が戸惑いながら言うと、藤堂はバン、と机を叩く。
「彼が迷惑だと言うわけがないだろう!!・・・それでも、おそらくだが、身を潜めているだろう彼に、接触を持つことは危険以外の何物でもないだろう。」
「・・・っでも、ルルーシュ君、貴族相手に賭けチェスやったりして、結構活動的でしたよ。」
朝比奈の言葉に、ぽかん、と藤堂が呆気にとられる。
珍しい上司の表情に、四聖剣も呆けてしまう。
「・・・にを・・・何をやってるんだッあの子は~~~っ!!!」
次の瞬間頭を抱えた藤堂に、ああ、なるほど、と四聖剣は納得する。
つまりは、先ほどの藤堂の発言通り、ルルーシュの事を心配していただけで、黒の騎士団に入った以上、彼と関わりを持つこと自体が彼にとって危険であり、話題に出すことすら憚られるものなのだという事だったらしい。
「・・・というか、黒の騎士団と関わるのは、確かにブリタニア人である彼には危険な事なんだろうが、身を潜めてるって、どういう事だ?・・・そんな風には見えなかったが。」
「・・・あ~・・・えーと、これ、口外無用ですからね?」
朝比奈の言葉に、他の四聖剣が頷く。
「藤堂さん、良いですよね?」
「・・・ああ。しょうがあるまい。」
藤堂の許可も得て、朝比奈はそれを口にした。
「・・・彼、今はランペルージって名乗ってるって言ってたでしょう?」
「ああ、親がいないとかで名字が変わったって、リヴァル君が言ってたな。」
「・・・違うんですよ。・・・親が死んだっていうのは確かにそうなんですけど・・・彼の本当の名前は・・・ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア・・・って、いうんです。」
窺うような視線を同僚達に向け、その反応を見る。
「・・・ブリ、タニア・・・?」
「おいおい・・・まさか・・・。」
「ブリタニアの・・・皇子?」
3人からの拒絶の言葉を聞きたくなくて、矢継ぎ早に朝比奈は過去、自分が見聞きしたことを全て話した。それこそ、自分が知りうる限りのルルーシュの事情を。
*
「そう、だったのか・・・。」
「それで、皇族や貴族、軍人が嫌いって言ってたのか・・・。」
「しかし、そうだとすると・・・。」
そうだ。あまりにもルルーシュの行動は危うすぎる。
「自分の行動が招く危険に気付いていないわけでは無いだろうが・・・それにしたって、貴族となど・・・。」
唸る藤堂に、然りと頷く3人。それを見て、朝比奈はよし、と呟く。
「この際だし、黒の騎士団に招いちゃいません!?・・・ほら、彼って、昔から頭も良かったし、ナイトメアの事も結構詳しかったですよね!お母さんの影響で、いろいろ勉強したって言ってたし。」
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「・・・朝比奈、しかし・・・。」
「藤堂さん!とりあえず、彼に会いましょう!!夜9時以降に電話するって約束してるんです。ね!暇な日を見つけて・・・!」
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「暇と言うが・・・ここ1週間は無理だぞ。これから、大きな作戦が計画されている。」
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「・・・えぇ~・・・。じゃあ、その作戦次第なんですねぇ・・・。」
「でも、電話はできるだろ。・・・中佐にも電話で代わってやれよ、心配してたみたいだしな。」
「・・・そーですねぇ・・・。」
落ち込む朝比奈を慰めつつ、卜部が藤堂を見ると、珍しく頬を緩めて頷く上司の姿がそこにあった。
そんな藤堂と四聖剣の様子を窺っていた人物がいた。部屋の前を通り過ぎようとした時、ルルーシュの名が口に出されたことで思わず足を止め、中の様子を聞き耳立てて聞いてしまったのだ。
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