Refused Reality(元・現実を拒絶した夢の中)
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注意
・完全捏造設定です!
・原作かなり無視しています!
・オリジナルキャラクターがわんさか出ます
・二次創作だということをご理解したうえでお読みください!
以上、同意できる方のみ↓へ・・・
「保科・・・そなたの屋敷が避難先とは、よく考えたものよな」
庭を眺めながら上機嫌に告げる天導衆に、夏霧は深々と頭を下げる。
「は、いましばらくご辛抱頂ければと思います。・・・お慰みに吉原より遊女を呼んで参りましたのでどうぞごゆるりとなさってくださいませ」
夏霧の言葉と同時に氷柱率いる吉原の遊女達が部屋に入って来て、天導衆の一人一人にぴったりとひっついた。
「ふむ、中々気が利くではないか」
「・・・どうぞ、一献」
艶やかな着物の美女に酒を勧められれば、天導衆も拒む事はしない。
素直に猪口に酒を注がせ、それをあおる。
「まぁ、素敵な飲みっぷり。・・・ささ、もう1つ」
そんな調子で天導衆に酒を進める吉原の遊女達に混じり、氷柱は天導衆の頭ともいえる男の脇に控えて微笑みをうかべていた。
「・・・お注ぎしても?」
「ああ・・・」
吉原の遊女と比べても遜色ないどころか、元吉原桃源郷最高の花魁・日輪にも匹敵するほどの美女である氷柱の笑顔に、天導衆が落ち着きなく頷く。
予想通り、氷柱の美貌は天導衆にも通用する。
夏霧はそれを確認した後、酒宴の場から退出する。
「春霞」
「・・・ここに」
「水澄達と一緒に全ての門を閉ざせ。天導衆を―――囲い込む」
「了解」
頷いた春霞を見送り、自室に戻った夏霧は携帯を取り出す。
「・・・もしもし?」
『ああ、保科様?』
相手は真選組十番隊隊長原田だ。
一部隊を借りてターミナルを厳重警備しているように見せかけている真選組との定期連絡だった。
「こちらは順調に進んでいますよ。ターミナルの方はどうです?」
『ちょっと、テレビ局の連中が煩いですがね。転送機能はストップしてます』
「・・・今から3時間後にちょっと騒ぎを起こします。何もないのは逆に不自然ですからね」
『わかりました・・・俺達は戦うフリをしていればいいんですね?』
「ええ、実際に捕らえてくださってもかまいませんよ。攘夷志士を騙るゴロツキを煽っておきましたから」
夏霧の言葉に、電話の向こうで原田は苦笑した。
『では、遠慮なく』
「どうぞどうぞ」
どんな小物だろうがこの際構わない。真選組がいれば本気で警戒しているように見えるのだ。
それに、攘夷志士を騙るゴロツキにはムカついていたのも事実。どうせならこれに乗じて処分しておこうと言い出したのは春霞だ。
攘夷志士の名にプライドを持つ春霞が、攘夷と称して悪さをするばかりのゴロツキどもにひと泡吹かせてやりたいと思ったのは当然のことと思えた。
通話を終えると、夏霧は部屋の外へと視線を向ける。
「・・・どうしたんですか?月詠さん」
「気付いていたか・・・」
影が映り込まないように壁を背に立っていた月詠が、夏霧の部屋の中に入る。
「こう見えても気配には聡いんですよ」
「・・・そうか・・・それで、わっち等はどうしたらいい?」
遊女は戦いに向かないが、百華はあの銀時達も手を焼くほどに鍛えられている。
ならば・・・。
「屋敷中に罠を仕掛けてあります。・・・貴女方には仕掛けた罠の場所を記した地図をお渡ししますから、これらに引っかかった天導衆の始末をお願いします」
差し出された地図を受け取り、月詠は頷く。
「わかりんした・・・そちらは任せなんし」
「・・・よろしくお願いします」
ニコリと笑った夏霧に、月詠は肩を竦めた。
「・・・ぬしは、銀時に似ているな」
「そうですか?・・・そう言っていただけると嬉しいです」
容姿が似ているわけでもない。性格もあれ程ちゃらんぽらんではない。だが、まとう空気が似ていると思った。
似せようと思って似せられるものではない“それ”が、銀時に張り付くように傍にいて香りが移ったかのように似ていたのだ。
「余程、大事にされていたのじゃろうな」
そうでなければここまで慕われはしないだろう。
月詠の言葉に、夏霧は目を細めた。
「・・・銀時様は私達にとって空気なんですよ。あの方が居なくなってしまえば、息ができなくなって苦しくて死んでしまいます」
それ程に心酔する相手がいるというのは月詠にもなんとなくわかった。己の吉原や日輪に対する気持ちがそれに近い。
「そうか・・・銀時は愛されているんだな」
ポツリと呟いた言葉に、ほんの少し嫉妬の色が混じる。
こんなにも愛されていれば、銀時の愛情がただ一人に向けられることが無いのは当たり前とも思えた。
「私達がこれ程に愛情を向けても・・・銀時様の愛情はただ一人に向けられています」
「え?」
月詠は目を瞠る。銀時は博愛精神の持ち主だと思っていただけにその言葉に酷くショックを受けたのだ。
「吉田松陽・・・銀時様の師であり養父であった方です。銀時様はその方だけに深い愛情を向けていたのだと聞いています」
過去形で語られる彼の人物が、すでに故人であることは容易に知れて。
「故人に勝てるわけがない・・・か」
「・・・そういうことです」
頷いた夏霧が苦笑をうかべていたのが、妙に印象的だと月詠は思った。
― 江戸郊外
目的地近くになると、船内ではそわそわと落ち着きの無い行動をする者が増えてきた。
「・・・テメェ等、ちったァ落ち着け!」
「土方さん、アンタもですぜィ」
真選組の隊士達をまとめている土方もどこかイライラしている。横から沖田にツッコミを入れられて、苦虫を噛み潰したような表情をうかべる。
「そーいや、真選組は戦争を体験してねェんだよな?」
そんな土方達幹部の傍に歩み寄って銀時が問えば、是と返って来る。
「でもね、旦那ァ・・・戦争は経験してねェですが、それなりに修羅場はくぐってまさァ」
「知ってるよ。そのうちのいくつかは絡んでっからな、俺」
攘夷志士(浪士)達との戦いや内乱など、銀時が関わっただけでもかなりの死線を潜り抜けて来ている真選組の実力に不安は無い。
ただ―――。
「・・・相手が天人の軍勢ってのは始めてだろ?」
銀時の言葉に土方や沖田がハッとした。
攘夷戦争時とは違い天人の技術を取り入れているからそれ程武器に差はないが、天人の戦い方は侍のそれとは全く違う様式だ。
攘夷戦争初期では武器の性能差よりも先に、戦闘スタイルの違いに苦労したと聞いたことがある。
「浪士共相手に戦うのと、そんなに違うもんなのか?」
近藤が不思議そうに首を傾げれば、銀時は何とも言えない微妙な表情をうかべた。
「近藤さん?浪士共じゃ比べもんになんねェよ。浪士共は戦争の経験がない連中ばっかりだからね?言っとくけど。・・・そうだなァ、伊東派の内乱騒ぎの時のが近いか?」
チラリ、と銀時は近くでこちらを観察していた万斉に視線を向ける。
「・・・アレでもまだ甘い方だろう。相手が鬼兵隊ではなく春雨ならもっと手こずったハズだぞ。白夜叉でもな」
万斉が答えれば、銀時も同意するように頷いた。
「まぁ、そーだろうなー。もし夜兎の軍勢が相手だったら俺ァまず戦略的撤退を選択するね」
それだけ夜兎は1人1人の戦闘能力がバカ高い。プッツンした神楽を止めるのだって命がけになるだろうと銀時は思っている。
「・・・夜兎ってのは、そんなにスゲーんですかィ?」
沖田が訊ねたのは、神楽と競い合うことが多いからだろうか。
「ピンキリだけどな・・・一対一じゃこっちの分がワリィだろ」
思い出すのは鳳仙との戦いの記憶だ。夜兎と一対一で本気で殺りあったのはアレが初めてだ。
ちなみにアレで最後にしたいとも思っているが、神威からターゲット宣言されているため難しいだろうなー、と諦めにも近い思いを抱いていたりする。
「そう、なんですかィ・・・」
スッと視線を落とした沖田だったが、その蘇芳色の瞳には思案の色がうかぶだけで他の感情は読み取ることは出来なかった。
「夜兎は動かねェよ。神威のヤローが抑えてる」
「・・・晋助」
背後からかかった声に、銀時は振り返って目元を緩めた。
高杉が春雨との交信を終えて船首に戻ってきたのだ。
「黒夜叉1人でも面倒なんだ・・・夜兎まで出張られちゃ困るっつったら春雨は今回の件は干渉しないと言ってきた」
「そりゃ助かる。夜兎の相手なんざしてる暇はねェからな」
「他の春雨の連中も夜兎に比べりゃ弱く見えるが、下っ端にはキツイだろ」
攘夷戦争時の苦い思い出が一瞬よみがえり、銀時と高杉は顔をしかめた。
「負傷者は仕方ねェとしても、あまり死人は出したくねェな」
「・・・出ねェだろ。白夜叉が覚醒するならな」
攘夷戦争時程に戦力差があるわけでもない。そのうえ白夜叉が暴れまわればこっちの取り分まで取られそうだ。
「晋助・・・お前の言う“白夜叉”とは何を指しているのでござるか?」
高杉の言い方に微妙な違いを感じたのか、万斉が首を傾げた。
それには真選組の面々も興味があるらしく高杉に視線が集中する。
「・・・“白夜叉”ってのはただの二つ名じゃねェ。どっちかってェと“自然現象”に近い・・・ビビってちびるなよ?」
これ以上答えるつもりはないというように、その場の面々に背を向ける高杉。
「旦那?」
意味がわからない、と沖田が銀時に視線を向ければ、苦笑をうかべた彼がいた。
「・・・状況次第では、あまり俺の傍に寄らねェ方が良い」
桂や高杉に並ぶ、大物攘夷志士・白夜叉。
戦後、彼の情報はほとんど抹消されており、その真実の姿を目撃した者は一様に口を閉ざした。
ただ一つわかっているのは、白夜叉の謳い文句。
その男、銀色の髪に血を浴び戦場を駆る姿はまさしく―――夜叉。
自分達が見たのは“そこまで”いっていない状態の銀時だったとしたら。
思い至ったその場の面々は銀時にかける言葉を失い、黙り込んでしまった。
「銀さーん、坂本さんが呼んでましたよ~・・・って、どうしたんですか?この空気」
「ここだけ空気が重いアル。何してたネ?」
そこに万事屋の子ども達がやってきて一気に空気が軽くなるのを感じた面々は、ホッと息をつく。
「・・・何でもねェよ。晋助の報告聞いてたんだ」
「報告、ですか?」
ちらり、とこちらに背を向けている高杉に視線を向けて問う新八に頷いてみせ、銀時は緩く笑みをうかべた。
「そ、春雨から今回は干渉してこねェっていう知らせを貰ったってよ」
「ホントですか!?良かったですね!!」
「あぁ。春雨まで絡んで来られちゃ、メンドクセーしなぁ」
「・・・チッ、神威との決着はまた先延ばしネ」
神楽がボソ、と呟く。
「・・・いずれまた会うこともあるだろ。今は神威のコトは忘れろ」
ポンポン、と神楽の頭を軽く叩くように撫でて銀時が言えば、神楽も渋々ながら頷く。
「わかったヨ・・・」
「で?辰馬が俺を呼んでるって?」
「あ、そうなんですよ。なんか渡しておきたいモノがあるとかで・・・」
「ふーん・・・じゃあ、ちょっくら行ってくるか。で、どこにいんの?」
「坂本さんの船室ですよ」
新八が答えれば、銀時は頷いてその場を離れて行く。
「・・・で、ホントは何の話をしてたアルか、片目」
ピンポイントで問う神楽に真選組の面々はギョッとするが、当人である高杉は肩を竦めた。
「戦場での銀時には気をつけろって話だ。“白夜叉”をテメェ等は見たことあるらしいな?」
「・・・紅桜の時なんかがそうでしょう?」
新八が答えれば、高杉は頷く。
「まぁ、紅桜ン時の銀時は“白夜叉”に近かったな。・・・暴走して100%の稼働率ではなかったとはいえ、戦艦一隻を軽く沈められる紅桜を大怪我してる身体で折っちまった」
「アレでも“近かった”というレベルなんですか?」
「戦争の時の銀ちゃんってどれだけネ?」
「さぁな・・・強さにムラがあり過ぎんだよ、アイツは」
その時の状況で手がつけられないくらいに殺気立ったり、逆に完全にやる気をなくしていたりする。
「あー、それはなんとなくわかります」
ノリ気じゃない時の銀時は役立たずと言っても過言ではない。むしろこっちまで戦意を失うからどっか行けと言いたい。
「クク・・・苦労してんな、眼鏡」
「眼鏡じゃありません、志村新八です」
「・・・・・・ヅラ並みだな」
即返って来た訂正に高杉はクツリと笑ってそう呟くと、くるりと向きを変えて歩き出す。
「晋助、どこに行くでござるか」
「・・・間もなく目的地に到着だ。また子達に指示を出してくる」
万斉の問いに答えると、高杉は船室のある方のドアから中に入って行く。
「実際に見る機会があるのだからそれを見ればわかるというコトか・・・フ、楽しみでござるな」
ちゃんと説明する気の無い高杉と銀時。見なければわからないということだと結論付けて、万斉は口の端をあげた。
そして数十分後、目的地が見えてくる。
「あれ・・・土方さん。銀さん見ませんでした?」
「さっきから探してるけど、いないネ」
銀時を探していた新八と神楽は、作戦を確認していた真選組を見つけて土方に問う。
「見てねェよ。坂本のところに行ったきりじゃなかったか?」
「あ、そう言えば・・・」
「黒もじゃに捕まったままアルか?」
あれからずっと坂本のところにいたのだとしたら、何を渡されたのか気になるところだ。
「・・・嫌だって!!なんでこうなるんだよ!!」
「あっはっはっはっは!こっちの方が他の連中もやる気が出るきに!それに、おまんのいつもの服は隠したきに、それを着てるしかないぜよ~?」
「ふざけんな!!・・・ッ、こら!辰馬!!!」
「あっはっはっ!」
坂本に文句を言っている銀時の大声が聞こえたと思えば、そこには戦装束を身にまとった見慣れぬ彼の姿があった。
「・・・え、あ・・・銀さん?」
「げ、新八に神楽・・・真選組まで・・・」
「銀ちゃん、なんかカッコいいアル!!」
目をキラキラとさせて走り寄って来た神楽に、銀時は心底嫌そうな顔をした。
「・・・勘弁してくれ、ナニ張り切ってんのって感じじゃん、1人だけ浮いちゃってるじゃん!!」
「そんなことないですよ!!ホント、カッコいいです。銀さん!」
新八もまた頬を紅潮させて絶賛する。
「まるで別人でさァ」
さすがの沖田も目を丸くして銀時を見つめて呟き、土方も近藤も山崎も驚いた表情を隠そうともしない。
「・・・こ、こっぱずかしいだろうがぁああ!!見るなぁああ!!!」
耳まで真っ赤になって手で顔を覆う銀時。
その声を聞きつけて、桂や久坂達まで集まって来てしまう。
「懐かしいな、昔の銀時を見ているようだ」
「フフン、高杉がこれを用意しろとゆうたきに。その方が“映える”ゆうてな~」
ご機嫌の坂本の言葉で銀時は元凶を知り、高杉を恨めしげに睨む。
「晋助ぇ・・・」
「イイじゃねェか、この方が俺達のやる気が出るんだよ」
「なんでテメェ等のやる気のために俺がこんなこっぱずかしい思いをしなきゃなんねーんだよ!!」
「真っ白の方が目立つんだよ、戦場じゃな。・・・お前が暴走しても良くわかるじゃねェか」
自覚があるだけに反論ができず、銀時は俯いて黙り込む。
「・・・安心しろ、俺達が止めてやる」
続いた高杉の言葉にハッとして顔をあげれば、幼馴染達と坂本が笑みをうかべてこちらを見ていた。
「・・・ま、期待しないけどー・・・頼まァ」
フイッと顔を背けた銀時の耳が先程よりも赤くなっているのに気付いた面々は、素直じゃないとニヤリと笑った。
「総督ッ・・・天人の戦艦がッ」
その和やかな空気を、鬼兵隊の隊員の叫びが引き裂いた。
ハッとして船首の方を見れば、重装備の戦艦3隻が目の前に迫っていた。
「なっ!?・・・なぜ気付かなかったのだ!」
「そうか、上だ。俺達が到着するのを上から見てたんだ!」
桂が叫べば、久坂が答える。
「チッ、待ち伏せするつもりが待ち伏せされたっていうことかよ・・・!」
土方が舌打ちすれば、高杉も悔しげに天人の戦艦を睨み据えた。
「速度をあげるのが遅かったか・・・」
その時、天人の戦艦が銀時達の乗る船に体当たりをしてくる。揺れる船体に思わずしゃがみ込む銀時達。
向こうの戦艦からはしごが掛けられ、天人の軍勢が次々にこちらの船に乗り込んでくる。
「・・・ッ、テメェ等!応戦しろッ!!ぼーっとしてんな!!殺られるぞ!!」
いち早く立ち上がった銀時が叫べば、皆がハッとしてそれぞれに武器を構えた。
「クク・・・10年たっても白夜叉は健在か・・・」
響いた声に天人の軍勢が割れるように道を開ける。
現れた天人の姿を目に止めた瞬間、銀時の目が大きく見開かれた。
高杉が無意識にその視界を遮るように銀時の前に立つ。
「黒夜叉!!」
忘れもしない―――この左目の痛み。
「ああ・・・左目の調子はどうだ?」
胸がざわつく。
コロセ・・・コロセ・・・と身の内を焦がすように黒い獣が叫ぶ。
「ぬかせ・・・そんな安い挑発に乗ると思ってんのか?」
無理矢理に怒りを抑え込み、口元に笑みをうかべる。
「お前はそうでも・・・そちらはどうだろうなァ・・・なァ?“銀時”」
―――その名は。
―――――あの人が最後に口にした。
―――――――おれのなまえ。
プツリ、と何かが切れる音が頭の中に響いた。
「ッ・・・銀時ッ!!」
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・二次創作だということをご理解したうえでお読みください!
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「保科・・・そなたの屋敷が避難先とは、よく考えたものよな」
庭を眺めながら上機嫌に告げる天導衆に、夏霧は深々と頭を下げる。
「は、いましばらくご辛抱頂ければと思います。・・・お慰みに吉原より遊女を呼んで参りましたのでどうぞごゆるりとなさってくださいませ」
夏霧の言葉と同時に氷柱率いる吉原の遊女達が部屋に入って来て、天導衆の一人一人にぴったりとひっついた。
「ふむ、中々気が利くではないか」
「・・・どうぞ、一献」
艶やかな着物の美女に酒を勧められれば、天導衆も拒む事はしない。
素直に猪口に酒を注がせ、それをあおる。
「まぁ、素敵な飲みっぷり。・・・ささ、もう1つ」
そんな調子で天導衆に酒を進める吉原の遊女達に混じり、氷柱は天導衆の頭ともいえる男の脇に控えて微笑みをうかべていた。
「・・・お注ぎしても?」
「ああ・・・」
吉原の遊女と比べても遜色ないどころか、元吉原桃源郷最高の花魁・日輪にも匹敵するほどの美女である氷柱の笑顔に、天導衆が落ち着きなく頷く。
予想通り、氷柱の美貌は天導衆にも通用する。
夏霧はそれを確認した後、酒宴の場から退出する。
「春霞」
「・・・ここに」
「水澄達と一緒に全ての門を閉ざせ。天導衆を―――囲い込む」
「了解」
頷いた春霞を見送り、自室に戻った夏霧は携帯を取り出す。
「・・・もしもし?」
『ああ、保科様?』
相手は真選組十番隊隊長原田だ。
一部隊を借りてターミナルを厳重警備しているように見せかけている真選組との定期連絡だった。
「こちらは順調に進んでいますよ。ターミナルの方はどうです?」
『ちょっと、テレビ局の連中が煩いですがね。転送機能はストップしてます』
「・・・今から3時間後にちょっと騒ぎを起こします。何もないのは逆に不自然ですからね」
『わかりました・・・俺達は戦うフリをしていればいいんですね?』
「ええ、実際に捕らえてくださってもかまいませんよ。攘夷志士を騙るゴロツキを煽っておきましたから」
夏霧の言葉に、電話の向こうで原田は苦笑した。
『では、遠慮なく』
「どうぞどうぞ」
どんな小物だろうがこの際構わない。真選組がいれば本気で警戒しているように見えるのだ。
それに、攘夷志士を騙るゴロツキにはムカついていたのも事実。どうせならこれに乗じて処分しておこうと言い出したのは春霞だ。
攘夷志士の名にプライドを持つ春霞が、攘夷と称して悪さをするばかりのゴロツキどもにひと泡吹かせてやりたいと思ったのは当然のことと思えた。
通話を終えると、夏霧は部屋の外へと視線を向ける。
「・・・どうしたんですか?月詠さん」
「気付いていたか・・・」
影が映り込まないように壁を背に立っていた月詠が、夏霧の部屋の中に入る。
「こう見えても気配には聡いんですよ」
「・・・そうか・・・それで、わっち等はどうしたらいい?」
遊女は戦いに向かないが、百華はあの銀時達も手を焼くほどに鍛えられている。
ならば・・・。
「屋敷中に罠を仕掛けてあります。・・・貴女方には仕掛けた罠の場所を記した地図をお渡ししますから、これらに引っかかった天導衆の始末をお願いします」
差し出された地図を受け取り、月詠は頷く。
「わかりんした・・・そちらは任せなんし」
「・・・よろしくお願いします」
ニコリと笑った夏霧に、月詠は肩を竦めた。
「・・・ぬしは、銀時に似ているな」
「そうですか?・・・そう言っていただけると嬉しいです」
容姿が似ているわけでもない。性格もあれ程ちゃらんぽらんではない。だが、まとう空気が似ていると思った。
似せようと思って似せられるものではない“それ”が、銀時に張り付くように傍にいて香りが移ったかのように似ていたのだ。
「余程、大事にされていたのじゃろうな」
そうでなければここまで慕われはしないだろう。
月詠の言葉に、夏霧は目を細めた。
「・・・銀時様は私達にとって空気なんですよ。あの方が居なくなってしまえば、息ができなくなって苦しくて死んでしまいます」
それ程に心酔する相手がいるというのは月詠にもなんとなくわかった。己の吉原や日輪に対する気持ちがそれに近い。
「そうか・・・銀時は愛されているんだな」
ポツリと呟いた言葉に、ほんの少し嫉妬の色が混じる。
こんなにも愛されていれば、銀時の愛情がただ一人に向けられることが無いのは当たり前とも思えた。
「私達がこれ程に愛情を向けても・・・銀時様の愛情はただ一人に向けられています」
「え?」
月詠は目を瞠る。銀時は博愛精神の持ち主だと思っていただけにその言葉に酷くショックを受けたのだ。
「吉田松陽・・・銀時様の師であり養父であった方です。銀時様はその方だけに深い愛情を向けていたのだと聞いています」
過去形で語られる彼の人物が、すでに故人であることは容易に知れて。
「故人に勝てるわけがない・・・か」
「・・・そういうことです」
頷いた夏霧が苦笑をうかべていたのが、妙に印象的だと月詠は思った。
― 江戸郊外
目的地近くになると、船内ではそわそわと落ち着きの無い行動をする者が増えてきた。
「・・・テメェ等、ちったァ落ち着け!」
「土方さん、アンタもですぜィ」
真選組の隊士達をまとめている土方もどこかイライラしている。横から沖田にツッコミを入れられて、苦虫を噛み潰したような表情をうかべる。
「そーいや、真選組は戦争を体験してねェんだよな?」
そんな土方達幹部の傍に歩み寄って銀時が問えば、是と返って来る。
「でもね、旦那ァ・・・戦争は経験してねェですが、それなりに修羅場はくぐってまさァ」
「知ってるよ。そのうちのいくつかは絡んでっからな、俺」
攘夷志士(浪士)達との戦いや内乱など、銀時が関わっただけでもかなりの死線を潜り抜けて来ている真選組の実力に不安は無い。
ただ―――。
「・・・相手が天人の軍勢ってのは始めてだろ?」
銀時の言葉に土方や沖田がハッとした。
攘夷戦争時とは違い天人の技術を取り入れているからそれ程武器に差はないが、天人の戦い方は侍のそれとは全く違う様式だ。
攘夷戦争初期では武器の性能差よりも先に、戦闘スタイルの違いに苦労したと聞いたことがある。
「浪士共相手に戦うのと、そんなに違うもんなのか?」
近藤が不思議そうに首を傾げれば、銀時は何とも言えない微妙な表情をうかべた。
「近藤さん?浪士共じゃ比べもんになんねェよ。浪士共は戦争の経験がない連中ばっかりだからね?言っとくけど。・・・そうだなァ、伊東派の内乱騒ぎの時のが近いか?」
チラリ、と銀時は近くでこちらを観察していた万斉に視線を向ける。
「・・・アレでもまだ甘い方だろう。相手が鬼兵隊ではなく春雨ならもっと手こずったハズだぞ。白夜叉でもな」
万斉が答えれば、銀時も同意するように頷いた。
「まぁ、そーだろうなー。もし夜兎の軍勢が相手だったら俺ァまず戦略的撤退を選択するね」
それだけ夜兎は1人1人の戦闘能力がバカ高い。プッツンした神楽を止めるのだって命がけになるだろうと銀時は思っている。
「・・・夜兎ってのは、そんなにスゲーんですかィ?」
沖田が訊ねたのは、神楽と競い合うことが多いからだろうか。
「ピンキリだけどな・・・一対一じゃこっちの分がワリィだろ」
思い出すのは鳳仙との戦いの記憶だ。夜兎と一対一で本気で殺りあったのはアレが初めてだ。
ちなみにアレで最後にしたいとも思っているが、神威からターゲット宣言されているため難しいだろうなー、と諦めにも近い思いを抱いていたりする。
「そう、なんですかィ・・・」
スッと視線を落とした沖田だったが、その蘇芳色の瞳には思案の色がうかぶだけで他の感情は読み取ることは出来なかった。
「夜兎は動かねェよ。神威のヤローが抑えてる」
「・・・晋助」
背後からかかった声に、銀時は振り返って目元を緩めた。
高杉が春雨との交信を終えて船首に戻ってきたのだ。
「黒夜叉1人でも面倒なんだ・・・夜兎まで出張られちゃ困るっつったら春雨は今回の件は干渉しないと言ってきた」
「そりゃ助かる。夜兎の相手なんざしてる暇はねェからな」
「他の春雨の連中も夜兎に比べりゃ弱く見えるが、下っ端にはキツイだろ」
攘夷戦争時の苦い思い出が一瞬よみがえり、銀時と高杉は顔をしかめた。
「負傷者は仕方ねェとしても、あまり死人は出したくねェな」
「・・・出ねェだろ。白夜叉が覚醒するならな」
攘夷戦争時程に戦力差があるわけでもない。そのうえ白夜叉が暴れまわればこっちの取り分まで取られそうだ。
「晋助・・・お前の言う“白夜叉”とは何を指しているのでござるか?」
高杉の言い方に微妙な違いを感じたのか、万斉が首を傾げた。
それには真選組の面々も興味があるらしく高杉に視線が集中する。
「・・・“白夜叉”ってのはただの二つ名じゃねェ。どっちかってェと“自然現象”に近い・・・ビビってちびるなよ?」
これ以上答えるつもりはないというように、その場の面々に背を向ける高杉。
「旦那?」
意味がわからない、と沖田が銀時に視線を向ければ、苦笑をうかべた彼がいた。
「・・・状況次第では、あまり俺の傍に寄らねェ方が良い」
桂や高杉に並ぶ、大物攘夷志士・白夜叉。
戦後、彼の情報はほとんど抹消されており、その真実の姿を目撃した者は一様に口を閉ざした。
ただ一つわかっているのは、白夜叉の謳い文句。
その男、銀色の髪に血を浴び戦場を駆る姿はまさしく―――夜叉。
自分達が見たのは“そこまで”いっていない状態の銀時だったとしたら。
思い至ったその場の面々は銀時にかける言葉を失い、黙り込んでしまった。
「銀さーん、坂本さんが呼んでましたよ~・・・って、どうしたんですか?この空気」
「ここだけ空気が重いアル。何してたネ?」
そこに万事屋の子ども達がやってきて一気に空気が軽くなるのを感じた面々は、ホッと息をつく。
「・・・何でもねェよ。晋助の報告聞いてたんだ」
「報告、ですか?」
ちらり、とこちらに背を向けている高杉に視線を向けて問う新八に頷いてみせ、銀時は緩く笑みをうかべた。
「そ、春雨から今回は干渉してこねェっていう知らせを貰ったってよ」
「ホントですか!?良かったですね!!」
「あぁ。春雨まで絡んで来られちゃ、メンドクセーしなぁ」
「・・・チッ、神威との決着はまた先延ばしネ」
神楽がボソ、と呟く。
「・・・いずれまた会うこともあるだろ。今は神威のコトは忘れろ」
ポンポン、と神楽の頭を軽く叩くように撫でて銀時が言えば、神楽も渋々ながら頷く。
「わかったヨ・・・」
「で?辰馬が俺を呼んでるって?」
「あ、そうなんですよ。なんか渡しておきたいモノがあるとかで・・・」
「ふーん・・・じゃあ、ちょっくら行ってくるか。で、どこにいんの?」
「坂本さんの船室ですよ」
新八が答えれば、銀時は頷いてその場を離れて行く。
「・・・で、ホントは何の話をしてたアルか、片目」
ピンポイントで問う神楽に真選組の面々はギョッとするが、当人である高杉は肩を竦めた。
「戦場での銀時には気をつけろって話だ。“白夜叉”をテメェ等は見たことあるらしいな?」
「・・・紅桜の時なんかがそうでしょう?」
新八が答えれば、高杉は頷く。
「まぁ、紅桜ン時の銀時は“白夜叉”に近かったな。・・・暴走して100%の稼働率ではなかったとはいえ、戦艦一隻を軽く沈められる紅桜を大怪我してる身体で折っちまった」
「アレでも“近かった”というレベルなんですか?」
「戦争の時の銀ちゃんってどれだけネ?」
「さぁな・・・強さにムラがあり過ぎんだよ、アイツは」
その時の状況で手がつけられないくらいに殺気立ったり、逆に完全にやる気をなくしていたりする。
「あー、それはなんとなくわかります」
ノリ気じゃない時の銀時は役立たずと言っても過言ではない。むしろこっちまで戦意を失うからどっか行けと言いたい。
「クク・・・苦労してんな、眼鏡」
「眼鏡じゃありません、志村新八です」
「・・・・・・ヅラ並みだな」
即返って来た訂正に高杉はクツリと笑ってそう呟くと、くるりと向きを変えて歩き出す。
「晋助、どこに行くでござるか」
「・・・間もなく目的地に到着だ。また子達に指示を出してくる」
万斉の問いに答えると、高杉は船室のある方のドアから中に入って行く。
「実際に見る機会があるのだからそれを見ればわかるというコトか・・・フ、楽しみでござるな」
ちゃんと説明する気の無い高杉と銀時。見なければわからないということだと結論付けて、万斉は口の端をあげた。
そして数十分後、目的地が見えてくる。
「あれ・・・土方さん。銀さん見ませんでした?」
「さっきから探してるけど、いないネ」
銀時を探していた新八と神楽は、作戦を確認していた真選組を見つけて土方に問う。
「見てねェよ。坂本のところに行ったきりじゃなかったか?」
「あ、そう言えば・・・」
「黒もじゃに捕まったままアルか?」
あれからずっと坂本のところにいたのだとしたら、何を渡されたのか気になるところだ。
「・・・嫌だって!!なんでこうなるんだよ!!」
「あっはっはっはっは!こっちの方が他の連中もやる気が出るきに!それに、おまんのいつもの服は隠したきに、それを着てるしかないぜよ~?」
「ふざけんな!!・・・ッ、こら!辰馬!!!」
「あっはっはっ!」
坂本に文句を言っている銀時の大声が聞こえたと思えば、そこには戦装束を身にまとった見慣れぬ彼の姿があった。
「・・・え、あ・・・銀さん?」
「げ、新八に神楽・・・真選組まで・・・」
「銀ちゃん、なんかカッコいいアル!!」
目をキラキラとさせて走り寄って来た神楽に、銀時は心底嫌そうな顔をした。
「・・・勘弁してくれ、ナニ張り切ってんのって感じじゃん、1人だけ浮いちゃってるじゃん!!」
「そんなことないですよ!!ホント、カッコいいです。銀さん!」
新八もまた頬を紅潮させて絶賛する。
「まるで別人でさァ」
さすがの沖田も目を丸くして銀時を見つめて呟き、土方も近藤も山崎も驚いた表情を隠そうともしない。
「・・・こ、こっぱずかしいだろうがぁああ!!見るなぁああ!!!」
耳まで真っ赤になって手で顔を覆う銀時。
その声を聞きつけて、桂や久坂達まで集まって来てしまう。
「懐かしいな、昔の銀時を見ているようだ」
「フフン、高杉がこれを用意しろとゆうたきに。その方が“映える”ゆうてな~」
ご機嫌の坂本の言葉で銀時は元凶を知り、高杉を恨めしげに睨む。
「晋助ぇ・・・」
「イイじゃねェか、この方が俺達のやる気が出るんだよ」
「なんでテメェ等のやる気のために俺がこんなこっぱずかしい思いをしなきゃなんねーんだよ!!」
「真っ白の方が目立つんだよ、戦場じゃな。・・・お前が暴走しても良くわかるじゃねェか」
自覚があるだけに反論ができず、銀時は俯いて黙り込む。
「・・・安心しろ、俺達が止めてやる」
続いた高杉の言葉にハッとして顔をあげれば、幼馴染達と坂本が笑みをうかべてこちらを見ていた。
「・・・ま、期待しないけどー・・・頼まァ」
フイッと顔を背けた銀時の耳が先程よりも赤くなっているのに気付いた面々は、素直じゃないとニヤリと笑った。
「総督ッ・・・天人の戦艦がッ」
その和やかな空気を、鬼兵隊の隊員の叫びが引き裂いた。
ハッとして船首の方を見れば、重装備の戦艦3隻が目の前に迫っていた。
「なっ!?・・・なぜ気付かなかったのだ!」
「そうか、上だ。俺達が到着するのを上から見てたんだ!」
桂が叫べば、久坂が答える。
「チッ、待ち伏せするつもりが待ち伏せされたっていうことかよ・・・!」
土方が舌打ちすれば、高杉も悔しげに天人の戦艦を睨み据えた。
「速度をあげるのが遅かったか・・・」
その時、天人の戦艦が銀時達の乗る船に体当たりをしてくる。揺れる船体に思わずしゃがみ込む銀時達。
向こうの戦艦からはしごが掛けられ、天人の軍勢が次々にこちらの船に乗り込んでくる。
「・・・ッ、テメェ等!応戦しろッ!!ぼーっとしてんな!!殺られるぞ!!」
いち早く立ち上がった銀時が叫べば、皆がハッとしてそれぞれに武器を構えた。
「クク・・・10年たっても白夜叉は健在か・・・」
響いた声に天人の軍勢が割れるように道を開ける。
現れた天人の姿を目に止めた瞬間、銀時の目が大きく見開かれた。
高杉が無意識にその視界を遮るように銀時の前に立つ。
「黒夜叉!!」
忘れもしない―――この左目の痛み。
「ああ・・・左目の調子はどうだ?」
胸がざわつく。
コロセ・・・コロセ・・・と身の内を焦がすように黒い獣が叫ぶ。
「ぬかせ・・・そんな安い挑発に乗ると思ってんのか?」
無理矢理に怒りを抑え込み、口元に笑みをうかべる。
「お前はそうでも・・・そちらはどうだろうなァ・・・なァ?“銀時”」
―――その名は。
―――――あの人が最後に口にした。
―――――――おれのなまえ。
プツリ、と何かが切れる音が頭の中に響いた。
「ッ・・・銀時ッ!!」
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