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Refused Reality(元・現実を拒絶した夢の中)

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注意
・にょたルルです
・ルル姫はみんなに愛されていますw
・ギャグですww
・いろいろ矛盾がありますが、敢えては書きませんのであしからずw
・捏造満載w

以上、同意できる方のみ↓へ・・・













その後、黒の騎士団の面々を放って打ち合わせを始めてしまったシュナイゼル達。

俺達が聞いていて良いのか?!と思えるような内容に少し青ざめ、居心地の悪い思いをしていると、救世主が現れた。

「あら、シュナ兄様も一緒にいらっしゃったのね」

「やぁ、ルルーシュ。お帰り」

「ただいま戻りました。・・・あの、コゥ姉様は?」

にこやかに出迎えたシュナイゼルに、ルルーシュは微笑みながら訊ねる。

「ああ、隣で休んでいるよ。少しショックが大きかったようだね」

「・・・ユフィにはお手柔らかにねとお願いしたのに・・・」

「大丈夫だよ、しばらく放っておいてあげなさい」

「え、でも・・・」

「心配ないよ、私がちゃんと面倒を見るからね」

先程完全放置した奴のセリフではない。

「まぁ、シュナ兄様がそう仰るのなら・・・」

基本、一度懐に入れた人間には甘いルルーシュである。シュナイゼルが嘘をついているのでは・・・などと疑うこともなく、素直に頷いた。

甘い!甘いぞルルーシュ!!と心の中で叫んでいるのは自分だけではないだろうと思いながらも、コーネリアを助けてやる義理もないと開き直って、カレンはルルーシュに声をかけた。

「ルルーシュ、それで私達は何すればいいのよ?」

「ああ、そうよね・・・こっちに匿うことになったとはいえ、何もすることがないと退屈よね・・・?」

ことり、と首を傾げたルルーシュに、黒の騎士団の幹部達は思わず頬を赤らめる。その様子を見たシュナイゼルはわずかに不機嫌になり、ルルーシュの背後に忍び寄ったかと思ったら、腰を抱いて自分に引き寄せた。

「ほわぁ!?」

―――なにその悲鳴、可愛い!

その場の全員がそんなことを思った・・・かどうかはわからないが、すっかり兄バカな行動をとっているシュナイゼルに生暖かい視線が注がれる。

「―――な、何をなさるの!?シュナ兄様!」

「そんなことより、ルルーシュ、君にプレゼントがあるんだよ・・・」

耳元で囁く声は色気たっぷりで。明らかに妹に対する態度ではないように思うのだが、最早誰もつっこまない。

「そんなことって・・・もうっ、シュナ兄様!突然こんなことをされたら、驚くでしょう?」

プリプリと怒るルルーシュがまた可愛い・・・。でれっと弛みそうになった表情を引き締め、シュナイゼルはカノンに持ってこさせた箱をルルーシュに渡す。

「・・・コレは?」

「開けてごらん?」

にこやかにそういう兄の顔を不思議そうに見つめて、ルルーシュは箱のリボンをとる。

「・・・あ」

その箱の中にあったのは大きなピンクダイヤのついた可愛らしいデザインのピアス。

「ルルーシュに似合うと思ってね。この間、宝石商が来た時につい、買ってしまったんだよ。つけてくれるかな?」

「もちろん―――その、ありがとうございます、シュナ兄様」

はにかんだ笑みをうかべたルルーシュに、今度こそシュナイゼルはでれっと表情を緩めた。位置的にルルーシュから見えないから気が緩んだのだ。

「殿下・・・鼻の下が伸びてますわ」

「!」

こっそりと耳打ちするカノンに、シュナイゼルはパッとルルーシュを放す。

「?・・・シュナ兄様?」

キョトンとするルルーシュに、シュナイゼルは表情を取り繕って首を横に振る。

「なんでもないよ、ルルーシュ。さぁ、つけて見せておくれ」

「あ、はい」

ルルーシュはいそいそと着けていたピアスを外し、シュナイゼルからプレゼントされたピアスを着ける。

「―――お似合いですわ、姫様」

「うん、とても良く似合っているよ」

手放しで褒めるカノンとシュナイゼルに、ルルーシュは恥ずかしそうに頬を染める。

「ありがとうございます、とても嬉しい―――・・・で、何を企んでいらっしゃるの?」

ニッコリ。

悲しいかな、ルルーシュはシュナイゼルがタダでプレゼントを贈るとは微塵も考えていないようで、そう訊ねてきた。

素直に喜んでもらえていると思っていたシュナイゼルはガックリと肩を落とす。

「ルルーシュ、もう少し夢を見させてくれても良いだろうに・・・」

「あら、とにかく人を疑えとおっしゃったのはシュナ兄様だわ?」

「―――過去の自分を殴ってやりたい・・・ここまでキッチリしつけなくても良かった・・・!」

後悔先に立たず、である。

「でも、そのおかげで私は生きのびましたのよ?感謝こそすれ、責めるなんてこと出来ませんわ」

猛省するシュナイゼルをなだめながらルルーシュは目を細めた。

「さ、教えてくださいな?・・・何をなさろうとしているの?それとも・・・もう、実行した後なのかしら?」

「―――伯父上からギアスを貰ったんだよ・・・」

一瞬、部屋の中から一切の音が消えたような感覚になる。

ルルーシュから感じる冷気のようなものがそうさせるのか、背すじをゾクゾクとさせながらシュナイゼルはルルーシュを見つめる。

「・・・ふふ、そうでしたの。―――まぁ、シュナ兄様がギアスに興味を持たれるのは想定内ですけれど・・・伯父様ったら、私に隠し事なんて・・・ふふ・・・ふふふふふふふ・・・」

矛先はシュナイゼルではなくV.V.のようだが、なんだか怖い。

「る、ルルーシュ・・・?」

「うふふ・・・良いんですよ、シュナ兄様がどのようなギアスを得ようとも、勝算があってのことでしょうし・・・冒険をしないのがシュナ兄様ですものね・・・?」

ニッコリ。

心底、義母妹の笑顔が怖いと感じたシュナイゼルである。


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