Refused Reality(元・現実を拒絶した夢の中)
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注意
・時間軸完全無視
・スザルル前提
・生徒会メンバーに皇族バレ
・黒いルルとスザ
・捏造満載
以上、同意できる方のみ↓へ・・・
「不幸自慢なら、俺の勝ちだな。」
そんなことを言い出したのは、麗しの副会長、ルルーシュ・ランペルージだった。
いつもは、滅多に自分のことなど話さないのだが、今日に限っては、随分と乗り気な発言をしてくれた。
「不幸自慢って・・・、いきなりどうしたんだよ。」
そう言ってリヴァルが首を傾げる。それもそのはず。今、生徒会室で皆が会話をしていたのは、初恋の話だったのだから。それが、どうして、不幸自慢という話になるのか。
今日は、役員全員が生徒会室に集まっている。だから、滅多なことで、ルルーシュが昔のことを口にするはずがないのだが、何か思うところがあったらしい。
「いや、初恋=不幸のイメージが・・・。」
「あ・・・そっか、初恋って報われないって言うしね。」
シャーリーが気遣ったように言うと、ルルーシュはふるふると首を振った。
「いや。初恋をした頃のことを思い出すと、はらわたが煮えくりかえるような思いになるんだ。」
「・・・え?」
「なに、それ・・・。」
ポカンとする生徒会メンバーの中で、当時のことを知るミレイと皇室のことを聞かされていたスザクは、苦笑いをうかべた。
母親が殺される前までは、シャルルに懐いていたというルルーシュ。そして、シャルルもルルーシュやナナリーをそれなりに可愛がっていたらしいという。そんな過去があればこそ、許し難いものがあるのだろう。
「ああ、思い出しただけで腹が立つ・・・あの頃の自分を抹消してやりたい。いや、そもそも、あの時点で奴の息の根を止めてやっていれば良かった。」
だんだん、不穏な発言になっていくルルーシュに、さしもの生徒会メンバーも腰が引け気味になる。
「お、おいおい、どうしたんだよ、ルルーシュ。」
それでも、やっぱり悪友のリヴァルが、機嫌を直そうと試みるが、ルルーシュは今度はクツクツと黒い笑みをうかべて、肩を揺らし始めた。
「そうだ。・・・まどろっこしい真似など止めて、いっそ、本国に行って、奴をギッタンギッタンにのしてしまえば良いんだ。」
― 魔王様がご降臨なさいました。
美人であるが故に、笑顔で怒っている様子は、とてつもなく迫力があって怖い。こうなったら、手がつけられない。
それをよく知っているミレイは、そっと息をついてから、ルルーシュの傍に立った。
「ルルちゃん、お怒りなのは御尤もだけど、時と場所を考えましょうねぇ~。みんな引いちゃってるわよ?」
そして、スザクもルルーシュの背中を撫でる。
「会長の言う通りだよ、落ち着こう、ルルーシュ。」
「ミレイ、スザク、お前達は反対するのか?」
皆がエッと目を見開く。ルルーシュのミレイに対しての態度が違ったためだ。いつものように会長と呼ぶでもなく、敬語を使うでもない。一瞬、スルーしそうになったくらいに、とても自然だった。
「反対なんてしないけど、ルルちゃんが冷静じゃないから、どうしようかなって思ってるのよ。」
「そうだよ。別に反対しないし、むしろやっちゃえと思ったりもしなくもないけど、今こんなトコで言うことじゃないでしょ?冷静になってよ、ルルーシュ。」
驚く他の役員たちを尻目に、当人達の会話は続く。
「何を言う、俺はいつだって冷静だぞ。」
いやいや、冷静じゃないですから!!そう心の中で突っ込みながらも、生徒会メンバーは口をはさめずにいた。
「・・・あらあら・・・相当溜まってたのね~。」
「・・・どうしようかな・・・一度、黙らせた方が良いですか?会長。」
困ったように笑うミレイに、スザクが問う。すると、ミレイはじっと考えるそぶりを見せてから、首を横に振った。
「駄目よぅ、そんなことしたら、ルルちゃんが家出しちゃうわ。・・・っていうか、もう、家出状態だけど。」
「・・・そういえばそうですよね。・・・本国にいるルルーシュのお父さんが何考えてんだかよくわかりませんけど、あんなんじゃ、家出したくもなりますよね。」
「うんうん。・・・さっすが、スザク君ねー話がわかる人が増えて、嬉しいわぁ。」
「はは、今は、軍人として仕えてる身ですから、下手なこと言えませんけどねー。」
「そうねー・・・でも、良いんじゃなぁい?言っちゃいなさいよ~。っていうか、むしろ、軍人辞めちゃえばぁ?」
軽い調子で言うミレイに、他の役員たちはハラハラするが、言われた本人はヘラヘラと答えた。
「ああ、それはダメですよ~・・・そんなことしたら、学校に通えなくなっちゃいますから。」
「あ、それもそうか。名誉じゃないとマズイわよねー。今は。」
「そうです。今は、マズイです。」
今は、とはどういうことだと他の役員たちの視線が向けられる。が、ミレイやスザクは困ったように眉を寄せるだけで答える様子を見せない。が、ルルーシュはいつになく雄弁だった。
「・・・はっ、ブリタニア軍の犬め。俺は、ブリタニアの皇族も貴族も軍も大っ嫌いなんだ。」
ルルーシュのご立腹度は最高潮だったらしい。友達だと紹介された時の好意のかけらすらない。
「うあ・・・酷いよルルーシュ。・・・そんなに嫌なら、今すぐ辞めるよ。そしたら、今の言葉、撤回してくれる?」
そして、スザクもあっさりと辞めるなんて言わないでほしい。っていうか、スザクの中では、名誉<ルルーシュの機嫌なのか、と役員たちは感心すらしてしまった。
「・・・辞めるのか?本当に?」
「うん。だって、そもそも、僕が軍に入った理由知ってるでしょ?」
「・・・ああ。」
「もうさ、ルルーシュの為だってわりきったら、もう、なんか、7年前のことだし、良いかなーって。あれはさ、父さんも悪かったと思わない?だってさ、まさか、ナナリーを・・・。」
「ストーッッップ!!・・・それ以上は言っちゃダメよ~。」
ミレイがさすがにストップをかけると、あ、とスザクは口を手で塞いだ。
「一応ね、それはトップシークレットらしいから。ね?」
「ですよねー・・・。」
「・・・そうだ。お前の父親も悪かったが、俺の父親・・・いや、父と言うのもおぞましい!!あんなのは、ロールケーキバッハで良いんだ!!」
ロールケーキバッハ??と役員たちが頭の上に?をうかべる傍で、ミレイとスザクが同じタイミングで噴き出した。
「ぶはっ!!・・・ろ、ロールケーキバッハ・・・あは、ははっ!ルルーシュ、今まで、君のネーミングセンスはどうかと思ってたけど、こ、これは・・・ふっ、くくくく・・・これはいいっ!!」
「ぷっ!くっくっ・・・バッチリ特徴捉えてて、良いわ、それっ!」
爆笑する2人を見て、ルルーシュも満足げに頷く。
「そうだろう、そうだろう・・・今度から奴を呼ぶ時は、ロールケーキバッハと呼んでやることにしよう。・・・ともかく、奴の方が凶悪だ。」
「そうだねー。ルルーシュを傷つけた時点でお終いだよね。」
うんうん、とスザクが同意すると、ルルーシュはわかってくれるか!!とスザクの手を握る。
「お前ならわかってくれると思った!!ロクな父親を持たない同士、苦労するよな!!」
「うん。そうだね。しかも、一応、両方、国のトップだもんねー。僕の父さんは元、というか、死んでるけど・・・って、あ。」
「「「「・・・あ。」」」」
スザクのうっかりに、ミレイはあちゃーと頭を抱え、役員たちは固まり、そして、ルルーシュは開き直った。
「ふん、何が皇帝だ!!・・・やはり、本国に行って、7年間の恨み事を言いまくってから、あのロールケーキのような髪を全部毟り取ってやる!!」
「おお~。じゃあ、僕も連れてってよ、駄目?」
「いいぞ、その前に軍を辞めて来いよ。軍人を一緒に連れて行く気は無いぞ。」
「はいはーい。じゃあ、今すぐ辞表書いて出してくるね~~。」
「・・・ロイドさんが泣くわねー・・・。」
「むしろ、ロイドも軍を辞めれば良い。あんな腹黒の金をせせこましく無断で使うくらいなら、ブリタニアの国家予算に手をつければ良いんだ。」
― それは、犯罪です。魔王様。
もう、役員たちは何も言えなくなってしまった。今のは聞かなかったことにした方が良いのだろうか?と考えるが、あまりにも衝撃が強過ぎて、忘れようにも忘れられない。
「・・・あ、あの・・・ルルーシュ?」
勇気を振り絞って、自他共に認める悪友のリヴァルがおそるおそる訊ねる。
「・・・お前って・・・もしかしなくても、ブリタニアの皇族?」
「ああ。・・・今まで黙っていて悪かったな。訳あって、アッシュフォードに匿ってもらっている身だから、身分も名前も隠さなければならなくて。」
一瞬呆然としたリヴァルだったが、すぐに気を取り直してミレイの方に視線を向ける。
「・・・あ~・・・だから、会長は知ってるんスね?・・・じゃあ、スザクは。」
「僕はほら、幼馴染だから。ね?ルルーシュ。」
「そうだな。・・・出会った時のことは一生忘れない。初対面でお前はいきなり俺をグーで殴り飛ばしたんだ。」
「・・・・・・全力で忘れて下さい。」
がくりと肩を落とすスザクに、ルルーシュは悪魔のような笑みをうかべた。
「ふん、一生かけて償え。」
対するスザクも、遠まわしに一生傍にいろと言われていることに気づいて、ニコリと笑う。
「お望みのままに。ルルーシュ殿下。」
「お前に殿下などと言われると気味が悪いな。」
「・・・酷いよ、ルルーシュ。」
うなだれるスザクの脇で、ミレイがくつくつと笑う。
「・・・というわけで、ミレイ。ルーベンに言っておいてくれるか?」
「いいですよぉ、殿下。・・・でも、その前に、この状況を何とかしていって下さいねぇ?」
「・・・これはスザクが。」
「えっ!最初はルルーシュでしょ?いきなり不幸自慢とか言い出すから!!」
「お前、俺の親友だろ!?全力でフォローしろ!!」
「ええっ!僕は、君の恋人でしょ!?」
「つっこむところはそこか!!?」
もう、収拾がつかない。そう理解したミレイは、痴話喧嘩を始めたルルーシュとスザクをそのまま放っておくことにし、目が点になっている役員達を自分の傍に集める。
「ごめんねぇ、なんか良くわかんないことになっちゃって。」
「・・・あ~・・・良いッスけど・・・あの、会長?なんで、皇子のルルーシュが・・・アッシュフォードに匿われてるってことになってるんです?」
「・・・それは、話すと長くなるんだけど・・・まあ、簡単に言うと、お母様が殺されて、殿下はなぜ守ってくれなかったんだって、皇帝陛下に直訴したんだけど、弱者に用は無いって無碍にされたあげく、開戦間近の日本へ人質として送られることになって・・・まあ、本国でも殿下の暗殺の計画があちこちで練られててね、どこにいたって同じだったんでしょうけど。・・・ともかく、終戦も間もなくって時におじい様が殿下を迎えにやって、日本で死んだことにして名前も身分も変えて暮らそうって持ちかけたのよ。」
「・・・ミレイちゃん、それって・・・。」
「うん。悲劇の皇族って言えば、有名ね。・・・実際、その死亡を発表した瞬間から、暗殺の動きはピタリと止まった。・・・殿下は昔から優秀だったから、他の皇族を推す貴族達には目の上のたんこぶだったのよね。何てったって、皇位継承権17位っていうのは、結構高い方に入るから。」
「じゅ・・・17位・・・まじっすか!?」
「マジっす。・・・殿下は第11皇子で、あとお姉様方が第1皇女と第2皇女でしょ、で、お母様のマリアンヌ様が第5皇妃だったから、第1から第4皇妃様までのお子様は自動的に皇位継承権はルルーシュ殿下の上に行くわけ。」
「・・・ん、あれ、じゃあ、数が合わなくねーっスか?」
「そう。だから問題なのよ。皇帝陛下は殊の外、殿下をお気に召していらして。・・・そりゃもう、アリエス宮に出入りしてる人間なら、知らない者はいないって言うくらいにべた甘でねぇ・・・。皇位継承権争いをする連中は、優秀で皇帝陛下の覚えもめでたい殿下をやたらと危険視したわけよ。だからねぇ、本国に帰すのも危険でしょ?だから、おじい様がこっちにとどめたわけ。まあ、いろいろ制約は付けたみたいだけど。バレたら大変だしね。」
唸りながらミレイが言うと、リヴァル達はようやく納得した様子で頷いた。
「・・・じゃあ、ルルは、身分とかを隠すために、わざとテストの点とかも中間くらいの点を取ったりしてたんですか・・・。」
「そうね。素行が程良く悪かったのも、全部、ルルちゃんが皇族と知られないためにやっていること。彼のことをよく知っている人間でなければ、=では結べないわ。・・・それに、本国にいた頃は、まだ9歳だったから、メディアにも出ていなかったし。・・・まあ、お母様譲りの容姿だから、マリアンヌ様を知る人間なら、ルルちゃんがわかる人もいるかもね。」
シャーリーが顔面蒼白な状態で訊ねるので、ミレイはシャーリーの背をさすりながら答えた。
「・・・でも、なら、どうして今更あんなことを言い出してるんです?」
首を傾げたのはカレン。理由には納得したものの、なぜ今の今まで隠していたことを大っぴらにしたのかがわからなかった。
「ルルちゃんってば、相当溜まってたみたいでねぇ・・・しかも、ほら、スザク君とケンカしたりしてたでしょ?・・・黒の騎士団のことで。」
黒の騎士団と言われ、その団員であるカレンはぎくりとするが、ミレイは構わず話を続けた。
「騎士団は間違ってるって言うスザク君と、騎士団は正義の味方だって言い張るルルちゃんをしょっちゅう見たでしょ、皆も。」
話を振られ、リヴァルもシャーリーもニーナも頷く。
「あれねぇ、本人達のカヴァー・・・演技だったわけよ。」
「「「「え、演技ぃ!?」」」」
驚く役員たちに、ミレイはくつくつと笑った。
「そ。演技。・・・一応、スザク君は軍属でしょ?だから、ああいった発言をしなきゃマズイじゃない?」
「・・・ま、まあ、確かに。」
カレンが頷くと、ミレイはにっこりと笑った。
「でもねー。再会して、スザク君が軍属になったことを良く思わなかったルルちゃんが、大っ嫌い発言をしたらしくて・・・一度は辞めようとしたらしいんだけど、とりあえずブリタニア軍側の情報も欲しいだろうからって、軍に残ったのよねぇ。ルルちゃんもそれで良いって言ったらしいんだけど、さすがに限界みたいね。」
「ぐ、軍の情報って・・・スザクの奴、情報漏洩してたんスか?」
唖然としながらリヴァルが訊ねると、ミレイはあっさりと頷いた。
「みたいよ。まあ、ルルちゃんにしか話してないから、ある意味、漏洩ではないわよね。ルルちゃん、皇族だし。」
「で、でも、今は、民間人・・・だよ、ね?」
確認するニーナに、ミレイは苦笑をうかべる。
「・・・まぁねー。ブリタニア軍にしてみればマズイわよね。」
「マズイもクソもあるかッ!ブリタニア軍など、この俺・・・モガッ!!」
「はい、ルルーシュ、ストップ。これ以上のネタばれ禁止ね。・・・僕は、もう軍を辞めます。ルルーシュに嫌われても続ける程、軍に未練はありませんから。」
スザクがルルーシュの口を手で塞ぎながら言うと、ミレイは肩を竦めた。
「そ。じゃあ、2人で本国に殴り込みに行くの?・・・ナンバーズだと航空機は無理よね?」
「そうですね。だから、とりあえず、シュナイゼル殿下からオトそうかと思って。ね、ルルーシュ。」
ルルーシュは、自分の口を塞ぐスザクの手を外し、こくんと頷く。
「ああ。・・・今、奴がこのエリア11にいるというのは好都合だ。・・・ユフィでも良いんだが、コーネリア姉上に見つかるのはヤバい。・・・それに、シュナイゼル兄上のアヴァロンは魅力的だからな。」
― 笑顔が怖いです。魔王様。
役員たちが最早何も言えなくなったかと思われた時、カレンがすくっと立ち上がる。
「・・・一つ聞いて良い?・・・ブリタニアに渡って、何をするつもり?」
「言ったろう?皇帝のあのロールケーキのような髪を毟り取ってくるんだ。」
「・・・そ、それだけ?」
ルルーシュの答えに、表情を引き攣らせながら、カレンは尚も食い下がった。
「・・・ああ、ついでにブリタニアをぶっ壊してこようかと思ってるんだが。」
あっさりとルルーシュが言えば、ニーナが失神し、それをシャーリーが支える。
「う~ん・・・。」
「し、しっかりして、ニーナ!!」
「・・・それって、貴方にとって、全然得にならないんじゃないの?」
2人を横目に、カレンが訊ねると、ルルーシュは苦笑をうかべた。
「俺は、ブリタニアの今の国是を良しとはしていない。弱者が強者に虐げられることを推奨する世界など、俺は認めない。・・・誰もが他人に優しくなれる世界が欲しいんだ。そのためには、ブリタニアが邪魔だ。」
「・・・で、でも、それって、危険じゃないの?」
ニーナを支えながら、シャーリーが問う。
「危険なら、スザクが排除するさ。・・・俺たちが組んで出来ないことなんて無い。」
「うん。・・・君が考えて、僕が実行する。自分の役目をきちんと果たせば、僕たちに不可能は無いよ。」
自信たっぷりの2人を見て、ミレイは楽しそうに、そして、役員たち(失神しているニーナを除き)は悟りきった表情で頷いた。
「ふふ。殿下たちのお好きなように~。」
「「「い・・・行ってらっしゃい。」」」
その後、ブリタニアに魔王様が降臨なさり、ブリタニア皇帝のロールケーキヘアを思いっきり毟り取ったらしい・・・というメディアの放送が流れ、ブリタニア全土が恐怖に慄いたそうな。
そして・・・
「・・・本当にやっちゃったわねぇ。私も行けば良かったかしら。」
某学園の某生徒会長が、そんなことを呟いたのは、一部の者しか知らない。
おしまいv
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・時間軸完全無視
・スザルル前提
・生徒会メンバーに皇族バレ
・黒いルルとスザ
・捏造満載
以上、同意できる方のみ↓へ・・・
「不幸自慢なら、俺の勝ちだな。」
そんなことを言い出したのは、麗しの副会長、ルルーシュ・ランペルージだった。
いつもは、滅多に自分のことなど話さないのだが、今日に限っては、随分と乗り気な発言をしてくれた。
「不幸自慢って・・・、いきなりどうしたんだよ。」
そう言ってリヴァルが首を傾げる。それもそのはず。今、生徒会室で皆が会話をしていたのは、初恋の話だったのだから。それが、どうして、不幸自慢という話になるのか。
今日は、役員全員が生徒会室に集まっている。だから、滅多なことで、ルルーシュが昔のことを口にするはずがないのだが、何か思うところがあったらしい。
「いや、初恋=不幸のイメージが・・・。」
「あ・・・そっか、初恋って報われないって言うしね。」
シャーリーが気遣ったように言うと、ルルーシュはふるふると首を振った。
「いや。初恋をした頃のことを思い出すと、はらわたが煮えくりかえるような思いになるんだ。」
「・・・え?」
「なに、それ・・・。」
ポカンとする生徒会メンバーの中で、当時のことを知るミレイと皇室のことを聞かされていたスザクは、苦笑いをうかべた。
母親が殺される前までは、シャルルに懐いていたというルルーシュ。そして、シャルルもルルーシュやナナリーをそれなりに可愛がっていたらしいという。そんな過去があればこそ、許し難いものがあるのだろう。
「ああ、思い出しただけで腹が立つ・・・あの頃の自分を抹消してやりたい。いや、そもそも、あの時点で奴の息の根を止めてやっていれば良かった。」
だんだん、不穏な発言になっていくルルーシュに、さしもの生徒会メンバーも腰が引け気味になる。
「お、おいおい、どうしたんだよ、ルルーシュ。」
それでも、やっぱり悪友のリヴァルが、機嫌を直そうと試みるが、ルルーシュは今度はクツクツと黒い笑みをうかべて、肩を揺らし始めた。
「そうだ。・・・まどろっこしい真似など止めて、いっそ、本国に行って、奴をギッタンギッタンにのしてしまえば良いんだ。」
― 魔王様がご降臨なさいました。
美人であるが故に、笑顔で怒っている様子は、とてつもなく迫力があって怖い。こうなったら、手がつけられない。
それをよく知っているミレイは、そっと息をついてから、ルルーシュの傍に立った。
「ルルちゃん、お怒りなのは御尤もだけど、時と場所を考えましょうねぇ~。みんな引いちゃってるわよ?」
そして、スザクもルルーシュの背中を撫でる。
「会長の言う通りだよ、落ち着こう、ルルーシュ。」
「ミレイ、スザク、お前達は反対するのか?」
皆がエッと目を見開く。ルルーシュのミレイに対しての態度が違ったためだ。いつものように会長と呼ぶでもなく、敬語を使うでもない。一瞬、スルーしそうになったくらいに、とても自然だった。
「反対なんてしないけど、ルルちゃんが冷静じゃないから、どうしようかなって思ってるのよ。」
「そうだよ。別に反対しないし、むしろやっちゃえと思ったりもしなくもないけど、今こんなトコで言うことじゃないでしょ?冷静になってよ、ルルーシュ。」
驚く他の役員たちを尻目に、当人達の会話は続く。
「何を言う、俺はいつだって冷静だぞ。」
いやいや、冷静じゃないですから!!そう心の中で突っ込みながらも、生徒会メンバーは口をはさめずにいた。
「・・・あらあら・・・相当溜まってたのね~。」
「・・・どうしようかな・・・一度、黙らせた方が良いですか?会長。」
困ったように笑うミレイに、スザクが問う。すると、ミレイはじっと考えるそぶりを見せてから、首を横に振った。
「駄目よぅ、そんなことしたら、ルルちゃんが家出しちゃうわ。・・・っていうか、もう、家出状態だけど。」
「・・・そういえばそうですよね。・・・本国にいるルルーシュのお父さんが何考えてんだかよくわかりませんけど、あんなんじゃ、家出したくもなりますよね。」
「うんうん。・・・さっすが、スザク君ねー話がわかる人が増えて、嬉しいわぁ。」
「はは、今は、軍人として仕えてる身ですから、下手なこと言えませんけどねー。」
「そうねー・・・でも、良いんじゃなぁい?言っちゃいなさいよ~。っていうか、むしろ、軍人辞めちゃえばぁ?」
軽い調子で言うミレイに、他の役員たちはハラハラするが、言われた本人はヘラヘラと答えた。
「ああ、それはダメですよ~・・・そんなことしたら、学校に通えなくなっちゃいますから。」
「あ、それもそうか。名誉じゃないとマズイわよねー。今は。」
「そうです。今は、マズイです。」
今は、とはどういうことだと他の役員たちの視線が向けられる。が、ミレイやスザクは困ったように眉を寄せるだけで答える様子を見せない。が、ルルーシュはいつになく雄弁だった。
「・・・はっ、ブリタニア軍の犬め。俺は、ブリタニアの皇族も貴族も軍も大っ嫌いなんだ。」
ルルーシュのご立腹度は最高潮だったらしい。友達だと紹介された時の好意のかけらすらない。
「うあ・・・酷いよルルーシュ。・・・そんなに嫌なら、今すぐ辞めるよ。そしたら、今の言葉、撤回してくれる?」
そして、スザクもあっさりと辞めるなんて言わないでほしい。っていうか、スザクの中では、名誉<ルルーシュの機嫌なのか、と役員たちは感心すらしてしまった。
「・・・辞めるのか?本当に?」
「うん。だって、そもそも、僕が軍に入った理由知ってるでしょ?」
「・・・ああ。」
「もうさ、ルルーシュの為だってわりきったら、もう、なんか、7年前のことだし、良いかなーって。あれはさ、父さんも悪かったと思わない?だってさ、まさか、ナナリーを・・・。」
「ストーッッップ!!・・・それ以上は言っちゃダメよ~。」
ミレイがさすがにストップをかけると、あ、とスザクは口を手で塞いだ。
「一応ね、それはトップシークレットらしいから。ね?」
「ですよねー・・・。」
「・・・そうだ。お前の父親も悪かったが、俺の父親・・・いや、父と言うのもおぞましい!!あんなのは、ロールケーキバッハで良いんだ!!」
ロールケーキバッハ??と役員たちが頭の上に?をうかべる傍で、ミレイとスザクが同じタイミングで噴き出した。
「ぶはっ!!・・・ろ、ロールケーキバッハ・・・あは、ははっ!ルルーシュ、今まで、君のネーミングセンスはどうかと思ってたけど、こ、これは・・・ふっ、くくくく・・・これはいいっ!!」
「ぷっ!くっくっ・・・バッチリ特徴捉えてて、良いわ、それっ!」
爆笑する2人を見て、ルルーシュも満足げに頷く。
「そうだろう、そうだろう・・・今度から奴を呼ぶ時は、ロールケーキバッハと呼んでやることにしよう。・・・ともかく、奴の方が凶悪だ。」
「そうだねー。ルルーシュを傷つけた時点でお終いだよね。」
うんうん、とスザクが同意すると、ルルーシュはわかってくれるか!!とスザクの手を握る。
「お前ならわかってくれると思った!!ロクな父親を持たない同士、苦労するよな!!」
「うん。そうだね。しかも、一応、両方、国のトップだもんねー。僕の父さんは元、というか、死んでるけど・・・って、あ。」
「「「「・・・あ。」」」」
スザクのうっかりに、ミレイはあちゃーと頭を抱え、役員たちは固まり、そして、ルルーシュは開き直った。
「ふん、何が皇帝だ!!・・・やはり、本国に行って、7年間の恨み事を言いまくってから、あのロールケーキのような髪を全部毟り取ってやる!!」
「おお~。じゃあ、僕も連れてってよ、駄目?」
「いいぞ、その前に軍を辞めて来いよ。軍人を一緒に連れて行く気は無いぞ。」
「はいはーい。じゃあ、今すぐ辞表書いて出してくるね~~。」
「・・・ロイドさんが泣くわねー・・・。」
「むしろ、ロイドも軍を辞めれば良い。あんな腹黒の金をせせこましく無断で使うくらいなら、ブリタニアの国家予算に手をつければ良いんだ。」
― それは、犯罪です。魔王様。
もう、役員たちは何も言えなくなってしまった。今のは聞かなかったことにした方が良いのだろうか?と考えるが、あまりにも衝撃が強過ぎて、忘れようにも忘れられない。
「・・・あ、あの・・・ルルーシュ?」
勇気を振り絞って、自他共に認める悪友のリヴァルがおそるおそる訊ねる。
「・・・お前って・・・もしかしなくても、ブリタニアの皇族?」
「ああ。・・・今まで黙っていて悪かったな。訳あって、アッシュフォードに匿ってもらっている身だから、身分も名前も隠さなければならなくて。」
一瞬呆然としたリヴァルだったが、すぐに気を取り直してミレイの方に視線を向ける。
「・・・あ~・・・だから、会長は知ってるんスね?・・・じゃあ、スザクは。」
「僕はほら、幼馴染だから。ね?ルルーシュ。」
「そうだな。・・・出会った時のことは一生忘れない。初対面でお前はいきなり俺をグーで殴り飛ばしたんだ。」
「・・・・・・全力で忘れて下さい。」
がくりと肩を落とすスザクに、ルルーシュは悪魔のような笑みをうかべた。
「ふん、一生かけて償え。」
対するスザクも、遠まわしに一生傍にいろと言われていることに気づいて、ニコリと笑う。
「お望みのままに。ルルーシュ殿下。」
「お前に殿下などと言われると気味が悪いな。」
「・・・酷いよ、ルルーシュ。」
うなだれるスザクの脇で、ミレイがくつくつと笑う。
「・・・というわけで、ミレイ。ルーベンに言っておいてくれるか?」
「いいですよぉ、殿下。・・・でも、その前に、この状況を何とかしていって下さいねぇ?」
「・・・これはスザクが。」
「えっ!最初はルルーシュでしょ?いきなり不幸自慢とか言い出すから!!」
「お前、俺の親友だろ!?全力でフォローしろ!!」
「ええっ!僕は、君の恋人でしょ!?」
「つっこむところはそこか!!?」
もう、収拾がつかない。そう理解したミレイは、痴話喧嘩を始めたルルーシュとスザクをそのまま放っておくことにし、目が点になっている役員達を自分の傍に集める。
「ごめんねぇ、なんか良くわかんないことになっちゃって。」
「・・・あ~・・・良いッスけど・・・あの、会長?なんで、皇子のルルーシュが・・・アッシュフォードに匿われてるってことになってるんです?」
「・・・それは、話すと長くなるんだけど・・・まあ、簡単に言うと、お母様が殺されて、殿下はなぜ守ってくれなかったんだって、皇帝陛下に直訴したんだけど、弱者に用は無いって無碍にされたあげく、開戦間近の日本へ人質として送られることになって・・・まあ、本国でも殿下の暗殺の計画があちこちで練られててね、どこにいたって同じだったんでしょうけど。・・・ともかく、終戦も間もなくって時におじい様が殿下を迎えにやって、日本で死んだことにして名前も身分も変えて暮らそうって持ちかけたのよ。」
「・・・ミレイちゃん、それって・・・。」
「うん。悲劇の皇族って言えば、有名ね。・・・実際、その死亡を発表した瞬間から、暗殺の動きはピタリと止まった。・・・殿下は昔から優秀だったから、他の皇族を推す貴族達には目の上のたんこぶだったのよね。何てったって、皇位継承権17位っていうのは、結構高い方に入るから。」
「じゅ・・・17位・・・まじっすか!?」
「マジっす。・・・殿下は第11皇子で、あとお姉様方が第1皇女と第2皇女でしょ、で、お母様のマリアンヌ様が第5皇妃だったから、第1から第4皇妃様までのお子様は自動的に皇位継承権はルルーシュ殿下の上に行くわけ。」
「・・・ん、あれ、じゃあ、数が合わなくねーっスか?」
「そう。だから問題なのよ。皇帝陛下は殊の外、殿下をお気に召していらして。・・・そりゃもう、アリエス宮に出入りしてる人間なら、知らない者はいないって言うくらいにべた甘でねぇ・・・。皇位継承権争いをする連中は、優秀で皇帝陛下の覚えもめでたい殿下をやたらと危険視したわけよ。だからねぇ、本国に帰すのも危険でしょ?だから、おじい様がこっちにとどめたわけ。まあ、いろいろ制約は付けたみたいだけど。バレたら大変だしね。」
唸りながらミレイが言うと、リヴァル達はようやく納得した様子で頷いた。
「・・・じゃあ、ルルは、身分とかを隠すために、わざとテストの点とかも中間くらいの点を取ったりしてたんですか・・・。」
「そうね。素行が程良く悪かったのも、全部、ルルちゃんが皇族と知られないためにやっていること。彼のことをよく知っている人間でなければ、=では結べないわ。・・・それに、本国にいた頃は、まだ9歳だったから、メディアにも出ていなかったし。・・・まあ、お母様譲りの容姿だから、マリアンヌ様を知る人間なら、ルルちゃんがわかる人もいるかもね。」
シャーリーが顔面蒼白な状態で訊ねるので、ミレイはシャーリーの背をさすりながら答えた。
「・・・でも、なら、どうして今更あんなことを言い出してるんです?」
首を傾げたのはカレン。理由には納得したものの、なぜ今の今まで隠していたことを大っぴらにしたのかがわからなかった。
「ルルちゃんってば、相当溜まってたみたいでねぇ・・・しかも、ほら、スザク君とケンカしたりしてたでしょ?・・・黒の騎士団のことで。」
黒の騎士団と言われ、その団員であるカレンはぎくりとするが、ミレイは構わず話を続けた。
「騎士団は間違ってるって言うスザク君と、騎士団は正義の味方だって言い張るルルちゃんをしょっちゅう見たでしょ、皆も。」
話を振られ、リヴァルもシャーリーもニーナも頷く。
「あれねぇ、本人達のカヴァー・・・演技だったわけよ。」
「「「「え、演技ぃ!?」」」」
驚く役員たちに、ミレイはくつくつと笑った。
「そ。演技。・・・一応、スザク君は軍属でしょ?だから、ああいった発言をしなきゃマズイじゃない?」
「・・・ま、まあ、確かに。」
カレンが頷くと、ミレイはにっこりと笑った。
「でもねー。再会して、スザク君が軍属になったことを良く思わなかったルルちゃんが、大っ嫌い発言をしたらしくて・・・一度は辞めようとしたらしいんだけど、とりあえずブリタニア軍側の情報も欲しいだろうからって、軍に残ったのよねぇ。ルルちゃんもそれで良いって言ったらしいんだけど、さすがに限界みたいね。」
「ぐ、軍の情報って・・・スザクの奴、情報漏洩してたんスか?」
唖然としながらリヴァルが訊ねると、ミレイはあっさりと頷いた。
「みたいよ。まあ、ルルちゃんにしか話してないから、ある意味、漏洩ではないわよね。ルルちゃん、皇族だし。」
「で、でも、今は、民間人・・・だよ、ね?」
確認するニーナに、ミレイは苦笑をうかべる。
「・・・まぁねー。ブリタニア軍にしてみればマズイわよね。」
「マズイもクソもあるかッ!ブリタニア軍など、この俺・・・モガッ!!」
「はい、ルルーシュ、ストップ。これ以上のネタばれ禁止ね。・・・僕は、もう軍を辞めます。ルルーシュに嫌われても続ける程、軍に未練はありませんから。」
スザクがルルーシュの口を手で塞ぎながら言うと、ミレイは肩を竦めた。
「そ。じゃあ、2人で本国に殴り込みに行くの?・・・ナンバーズだと航空機は無理よね?」
「そうですね。だから、とりあえず、シュナイゼル殿下からオトそうかと思って。ね、ルルーシュ。」
ルルーシュは、自分の口を塞ぐスザクの手を外し、こくんと頷く。
「ああ。・・・今、奴がこのエリア11にいるというのは好都合だ。・・・ユフィでも良いんだが、コーネリア姉上に見つかるのはヤバい。・・・それに、シュナイゼル兄上のアヴァロンは魅力的だからな。」
― 笑顔が怖いです。魔王様。
役員たちが最早何も言えなくなったかと思われた時、カレンがすくっと立ち上がる。
「・・・一つ聞いて良い?・・・ブリタニアに渡って、何をするつもり?」
「言ったろう?皇帝のあのロールケーキのような髪を毟り取ってくるんだ。」
「・・・そ、それだけ?」
ルルーシュの答えに、表情を引き攣らせながら、カレンは尚も食い下がった。
「・・・ああ、ついでにブリタニアをぶっ壊してこようかと思ってるんだが。」
あっさりとルルーシュが言えば、ニーナが失神し、それをシャーリーが支える。
「う~ん・・・。」
「し、しっかりして、ニーナ!!」
「・・・それって、貴方にとって、全然得にならないんじゃないの?」
2人を横目に、カレンが訊ねると、ルルーシュは苦笑をうかべた。
「俺は、ブリタニアの今の国是を良しとはしていない。弱者が強者に虐げられることを推奨する世界など、俺は認めない。・・・誰もが他人に優しくなれる世界が欲しいんだ。そのためには、ブリタニアが邪魔だ。」
「・・・で、でも、それって、危険じゃないの?」
ニーナを支えながら、シャーリーが問う。
「危険なら、スザクが排除するさ。・・・俺たちが組んで出来ないことなんて無い。」
「うん。・・・君が考えて、僕が実行する。自分の役目をきちんと果たせば、僕たちに不可能は無いよ。」
自信たっぷりの2人を見て、ミレイは楽しそうに、そして、役員たち(失神しているニーナを除き)は悟りきった表情で頷いた。
「ふふ。殿下たちのお好きなように~。」
「「「い・・・行ってらっしゃい。」」」
その後、ブリタニアに魔王様が降臨なさり、ブリタニア皇帝のロールケーキヘアを思いっきり毟り取ったらしい・・・というメディアの放送が流れ、ブリタニア全土が恐怖に慄いたそうな。
そして・・・
「・・・本当にやっちゃったわねぇ。私も行けば良かったかしら。」
某学園の某生徒会長が、そんなことを呟いたのは、一部の者しか知らない。
おしまいv
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