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Refused Reality(元・現実を拒絶した夢の中)

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*相互記念*



リク内容
・シュナルル

以上、同意できる方のみ↓へ・・・









兄上だけだった。
他の義兄やその母達に苛められていた時、いつも兄上が助けてくれた。
怪我の治療をしてくれたり、チェスを教えてくれた。

僕はナナリーと母上を護らなくきゃいけなくて、僕を護ってくれる者はいなかった。
けど、兄上が、兄上だけが

僕を護るって言ってくれたんだ...





















アッシュフォード学園のお昼休み、生徒会メンバーは中庭で皆で昼食を取っていた。
天気が良いので、周りには同じように固まって昼食を食べている学生がたくさんいた。


そんな中、一台の高級感漂う車が、校門から入ってきた。
この学園には金持ちの子女や爵位を持っている家の者達がたくさん通っているので、珍しいものではなかった。

しかし、だんだん100m近く距離のあった校門付近から、だんだん校舎の近くに近付いてくるについて、車の前の方にある紋章に気づいてくる者がいた。



「おい、あの車って...」
「まさか、あのエンブレムは...」

周りがざわめき始める。
こんなに騒ぎ出していて、もちろん生徒会メンバーが気がついていない訳がない。
つい数年前まで爵位を持っていたアッシュフォード家のミレイと、名門シュタットフェルト家の令嬢であるカレン、そして元皇族であるルルーシュが真っ先に気がついた。


「何で...!?まさか...ルルーシュッ!!」
「ルルちゃん!!それより早くっ...」

カレンの戸惑った声に、ミレイの慌てふためく声。
ルルーシュは状況が把握出来ていない様子で、車の方を見たまま固まっている。


車は、そのまままっすぐとルルーシュ達が居る方向に向かってくる。
流石にこの距離になると気がつかない者がいる方がおかしい。
そう、神聖ブリタニア帝国王家の紋章に。


そして、その車はルルーシュ達の前に止まった。
カレンとミレイ、咲世子は、未だ固まったままのルルーシュと隣に居たナナリーの姿が見えないように前に立った。

中から出てきたのは、ブリタニア皇族の中でも優秀で、次期皇帝とも言われているシュナイゼルであった。
シュナイゼルが出てきたことで、周りは更に驚愕したが、シュナイゼルの発している威厳あるオーラの前に、口を紡いでいるしかなかった。

そして、ようやく今になって状況が理解出来た者が前に出た。


「シュナイゼル殿下、このような場所にどうなされたのですか?」
第三皇女ユーフェミアの騎士で、名誉ブリタニア人である枢木スザクだった。
普通なら、真っ先に気づかなければならない存在なのだが、彼には、そんなことわからなかったのだろう。

「やぁ、ユフィの騎士である枢木スザク君。
今日は君には用はないんだよ。」

スザク少し目線を向けたシュナイゼルだったが、ルルーシュ達が居る方向に姿を向ける。
軍人であるスザクは、そう言われてしまうと、もう何も口出しすることは出来なかった。

「シュナイゼル殿下、お久しぶりです。
本日はどのようなご用件でこちらに?」


今度はまだアッシュフォードが爵位を持っていた頃、何度か会ったことのあったミレイが話かけた。

「君は...アッシュフォードのご令嬢のミレイ・アッシュフォードだね。
今日は、君たちが護ってきた2つの至宝に会いに来たんだ。」

ルルーシュとナナリーの肩がびくんと揺れる。


「何の話でしょうか?」
「アッシュフォードには感謝している。
7年前、日本がエリア11となってすぐにこの地に渡って、彼らを保護してくれた。
私も、彼らのことを助けてあげたかったのだけど...その時皇帝陛下に他のエリアの制圧を命令されててね。
その後、私の命令で調査させたんだが、アッシュフォードが保護してくれたと聞いてね。」


周りの者は何の話をしているのか、検討もつかない。
ミレイは、冷や汗が額を伝いながら、あたかも知らない顔をする。


「いったい、何のことでしょうか?」
「君が彼らを護りたい気持ちはよくわかる。
が、愚かな彼の存在とその主である彼女の発言によって、この箱庭は壊れつつある。」

愚かな彼と言った瞬間、軽蔑の眼差しでスザクを一瞥したが、見られた本人はそれに気づいてない。

「彼らがここにいて幸せなら、そのままにしておいたんだが、このままでは彼らが傷ついてしまう。
それだけは、許せなかったんだ。」

そう言うシュナイゼルの顔はとても穏やかで、本心から言ってるのだと、ミレイにカレン、咲世子にルルーシュとナナリーは理解できた。
ルルーシュとナナリーは、覚悟を決め、ミレイとカレンと咲世子の後ろから姿を現した。

「...お久しぶりです。」

先に口を開いたのはルルーシュで、まるで知り合いのようなその言葉に学生達は再び驚愕した。

「久しぶりだねルルーシュ。
ナナリーも。」

「お久しぶりです、シュナイゼル殿下。」
「元気そうで何よりだよ。
...もう、昔のようには呼んでくれないのかい?」

悲しそうな表情でそう言うシュナイゼルに、ルルーシュとナナリーは顔を見合わせてクスリと笑った。


「...相変わらずですね、兄上は。」


その言葉に、学生達は、今日一番驚いた。
まさか、学園の副会長とその妹が皇族だったとは、誰も思わなかっただろう。
けれど、彼ら兄妹のオーラや、人を惹き付けるような物立ちに、納得してしまった。


「君たちに会えてとても嬉しいよ。
二人共、大きくなったね。
ナナリーは美人になって。
兄として、鼻が高いよ。」

「クスクス、シュナイゼルお兄様ったら。」
「当たり前です。ナナリーは僕の妹なんですから。」

そんな3人の姿に、ミレイとカレン、咲世子は安心した。
2人の主達が、こんな風に笑ったのは、スザクが転校してきた当初くらいだった。


「ルルーシュ、ナナリー。
君たちのことは私が護る。
父上...皇帝陛下にも文句を言わせない。
...帰って、こないか?」

シュナイゼルは、真剣な顔をして、2人に言った。

「兄上...」

「昔、約束したじゃないか。
君は私が護ると。」

「!?覚えて...」

ルルーシュは、驚いた。
遠い昔、約束したことを覚えていてくれた事に。
その瞳からは涙が零れ落ち、頬を伝った。

「ルルーシュ、よく頑張ったね。」

シュナイゼルは、ルルーシュの側に行き、抱きしめた。

「あにうぇ...」

ルルーシュもシュナイゼルの背に手を回し、彼の腕の中で涙を流した。
その横で、ナナリーは安堵した。
今まで、何があっても泣かなかった兄が、こうやって涙を流していることに。
それは、ミレイやカレンも同じ気持ちだった。


しばらくするとルルーシュは、我に返ったルルーシュは、シュナイゼルの腕から離れた。

「すいません、兄上、洋服を汚してしまって。」
「それくらい、気にしなくて良いよ。
それより、共に来てくれるかい?」

その言葉にルルーシュは、シュナイゼルを見つめ、満面の笑みで答えた。

「はい。」

「それじゃあ、行こうか。
...体調が悪いのだろう?
ひとまず、少し休みなさい。」
「少し寝不足なだけですよ、兄上。」

黒の騎士団と学園生活の二重生活で、睡眠時間が短くなっていたルルーシュが苦笑しながら答えた。ルルーシュは、ナナリーの車椅子を押し、学園を後にしようとする。
ミレイやカレン、咲世子も後を追う。

「待って!!ルルーシュッ!!」

しかし、スザクが止めた。
けれど、ルルーシュは足を止めただけで振り返りはしかなった。

「枢木君、君はルルーシュがこの箱庭に匿われていたのは知っていたね?」

変わりに、シュナイゼルがスザクの方を向き、話始めた。

「知ってましたが...」
「なら何故君はユフィの騎士になったんだい?」
「それはルルーシュとナナリーを守る為に...」
「君は騎士というのがどういうものかわかっていないようだね。
騎士というのは、主を一番に考え、主だけを守ることを考える者。
ユーフェミアの騎士である君が、2人を守るなんて、してはいけないことなんだよ。
それに、君は彼らが匿われてるのを知っていた。
なのにユーフェミアの騎士となった。
騎士となったことにより、君の身辺調査がされたんだ。
調査の結果が私の所に来たから良かったものの、他の者の所に行ってたらどうなるかくらい、君にもわかるだろう?」

「!?それは...」

「それに、2人にはちゃんとした騎士がいるようだ...君とユーフェミアのようなおままごとではなく、ちゃんとした騎士がね。」

「あ...」

そう、カレンはルルーシュの、咲世子はナナリーの、そしてミレイは2人の騎士。
その事実を知ったスザクは、その場に崩れ落ちた。


「それじゃあ、行こうか、ルルーシュ、ナナリー。」

スザクに背を向けたシュナイゼルはそう言うと、学園を後にした。
ルルーシュとナナリー、そしてその騎士を連れて。





















世界で君だけだった。
数居る兄弟の中でなんの裏もなく、私のことを兄と慕ってくれたのは。
母や後継の家の者達が息苦しくなるような重圧をかけてくる中、君だけは私のことを気遣ってくれた。

君は私に助けられたと思っているだろうが、本当は私が君に助けられたんだ。
君だけが、皇子ではない、ただの私に笑顔を向けてくれた。



世界で君だけを愛おしいと思ったんだ。














これからは、私が二人を護ってあげよう。





☆後書き☆

 冬華様への相互小説で、シュナルルとのことだったので、初の皇族バレに挑戦。

 途中、予定になかったスザク批判が入ってしまいました(笑

 カレンは、ルル=ゼロと知っていて、ルルの騎士。

 冬華様、こんなんで良かったら、もらってやってください。





 シュナルルを書いて頂きました!!

 紅月様、ありがとうございますvv

 シュナルルって、白か黒か壊れてるかの3パターンがある気がするんですが

 紅月様のは、白♪

 冬華は白シュナか壊れシュナが好きです・・・v


紅月様のHP『Garden-gardeN


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