2014/10/11 (Sat) ２０１４．１０．１０ 銀様ハピバ！ その２

銀様誕生日企画！
皆様すごいですね・・・企画ものをする余裕のない冬華は強奪するばかり・・・。

というわけで、サヤ様宅から強奪してきた、銀様誕生日イラスト＆お話ですっ！





▽ my birthday

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「誕生日って、いつなの？」

そう聞かれた当時の俺は――




my birthday




「……誕生日って何？」

そう答えるしかなく、辺りが静かになった。

「銀時、誕生日というのはな――」

ヅラが横で説明していても、生まれた日なんて知らねぇし、そもそも物心ついた頃にはあの戦場ばしょにいた記憶しかない。

「……銀時の誕生日は、10月10日ですよ」

「え？」

「そうか！そうか！」

松陽先生の言葉に間抜けな声を出すが、それは周りの声によってかき消された。
そして、その話はおしまいと言わんばかりに、先生は授業を始めた。

◇　◆　◇　◆　◇

その日の夜、昼間の出来事について聞いた。

「誕生日が10月10日って……」

「ええ、私が決めましたよ。私とあなたが会い、“銀時”が生まれた日ですからね」

「…………」

「嫌でしたか？」

「…………嫌じゃない」

「そうですか。きっと、皆祝ってくれますよ」

「……」

終始ニコニコとしている先生の言葉通り、10月10日当日では皆から「誕生日おめでとう」と声をかけられた。

◇　◆　◇　◆　◇

そして現在――

「銀さん！／銀ちゃん！」

「ん？」

「誕生日おめでとうございます！」
「誕生日おめでとうアル！」

万事屋では、銀時の誕生日を祝う声があった。

「おー、ありがとうな」

「まぁ、ギリギリケーキを買えるお金があって助かりました」

「ホールじゃねぇじゃん」

「だったら、もっと稼げるよう頑張ってくださいよ、銀さん」

「そうだヨー」

「常に家計のピンチにさせてるのは誰だっての」

「…………」

「隙ありネ！」

神楽が新八の皿から、イチゴを盗む。

「え、ちょっ！」

「私に隙を見せるのが悪いネ」

そう威張る神楽の皿から、今度は銀時が同じくイチゴを盗む。

「人のコト言えねェぜ」

「銀ちゃんヒドイアル！！」

ギャアギャアと銀時の皿のイチゴ攻防が始まった。

「銀さんも神楽ちゃんも行儀に悪いよ！」

「「うるさいせェ(ネ)、メガネ！！」」

「…………結局、こうなるのか」

「ワン」

定春が同意と言わんばかりに吠えた。

End...

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(あとがき)
銀さん誕生日おめでとうぅぅぅぅ！
今回は、冒頭に過去捏造があり、そして今という構成にしました。
もう銀さん、連載の年を考えてどう足掻いても三十路だというのを、Twitterで見かけました。
これからも銀さんの誕生日は、忘れず祝います

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お誕生日のほのぼのとした感じがとっても良いのです！！
フリー配布企画なので、遠慮なくもらってきました←

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