Refused Reality(元・現実を拒絶した夢の中)
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注意
・ 時美・小夢・珠羅・秀華・白輝・藍がメインのオリジナルキャラクターになります
・ オロチーと音の里も原作とは少し違う設定です!
・ よろしいですね?注意はしましたよ?
・ では、どうぞ・・・↓
「・・・ど、どうしよう・・・」
小夢の顔が真っ青になる。
「ちょ、ちょっと小夢、そんなに白輝の力の暴走って、怖いの!?」
「・・・怖いなんてもんじゃない」
秀華が慌てて訊ねると、小夢はフルフルと首を振る。
「・・・あれは・・・もはや、絶対零度の世界だわ」
「ぜ、絶対零度って・・・(汗)」
「そのままの意味よ。・・・白輝の呪印の力と、元々持ってるチャクラ質と、人体実験の結果。血継限界が持つ術に近い状態になった」
時美が引き気味に呟くと、真っ青な表情のまま、小夢は告げる。
「・・・私とカカシ先輩の怪我はね、そのほとんどが、凍傷《とうしょう》・・・だったの」
「凍傷って・・・つまり、氷遁系の術?・・・あれ、滅多にお目にかかれない術。霧隠れに昔、その血族がいたらしいけど・・・あと、雪の国にもそんな術を使う忍がいた」
珠羅が言えば、小夢は頷く。
「ええ。風遁と水遁のチャクラがまじりあって・・・すごい氷遁だった・・・さしもの大蛇丸だって、逃げるしかなかったんだし」
「怖ッ・・・っつか、そんなのを俺に止めろってか!!」
「時美、時美、一人称“俺”に戻ってるから!!兄さんに俺ッていうの止めろって言われてるだろッ!?」
ぶち切れした様子の時美を抑えつつサスケが言うと、時美はウッと唸って黙りこむ。
幼い頃、時美の一人称は“俺”だった。が、年下のイタチに女の子なんだからせめて“私”にしろと言われ、惚れた弱みで従ってしまっていたりする。
「ホント、時美ってイタチには弱いよねぇ。・・・年も能力的にも上なのに」
「上って言ったって、私とイタチは2こしか違わないッ!!」
「あー、ハイハイ」
呆れた様子で相槌を打つ友人達に、時美は地団太を踏んだ。
「私の話を聞けぇぇいッ!!」
***
「聞いてるってばよ。・・・で、時美が止めるとかそういう話は措いといて、白輝が暴走しないように抑えることは必要だと思うってばよ」
「四代目は実行部隊に戻したいみたいなことを言ってたみてぇだが、白輝は大蛇丸とのこともあってなのかどうやら断ったらしい。・・・ったく、メンドクセーが大蛇丸を何とかしねー限り事態は収まりそうにねーな」
ナルトとシカマルが言うと、時美達も頷く。
「白輝は今、暗部を鍛えることに躍起になってる。・・・きっと自分を止めさせるため・・・よね?」
秀華が問えば、小夢が頷く。
「多分、ね」
「白輝にはカカシがついてる。・・・まぁ、カカシに説得されるような奴じゃねぇが・・・どうする?」
サスケが皆の意思を確認するかのように、それぞれの顔を見回す。
「「「「大蛇丸を仕留める」」」」
全員の言葉が合わさる。白輝の暴走より、伝説の三忍を相手にした方がはるかにマシ、というのがその場の全員の考えだったのだ。
「あらら~・・・完全になめられてるよねぇ・・・大蛇丸先生」
ひょこ、とナルトの背後から顔を出した四代目に、全員がギョッとして身を引いた。
「父ちゃん・・・時空間忍術でいきなり来るのはやめてってば・・・心臓に悪い」
「み、ミナトさん・・・絶対、ナル君の悪戯好きって、ミナトさんの影響だと思う・・・」
息子とハトコに言われて、四代目は困ったように笑う。
「ははは。ごめんごめん・・・なんだか、気になる話題だったからつい」
どうやら、遠見の術で見られていたらしいと悟ると、時美達の表情がホッとしたようなものになる。
「四代目・・・私達・・・」
「ん!・・・小夢・・・俺もまた、白輝と君の暗部姿が見たいからね。いくらでも応援するよ」
四代目の言葉に、全員が力いっぱい頷いた。
***
「余計な真似を」
ぽつり、と呟いたのは白輝。
「はは。本当は嬉しいくせに」
茶化すように言うのは、カカシ。
2人も四代目と共に遠身の術で友人達の様子を見ていたのだが、その間に白輝の表情が緩んだのをカカシは見逃さなかったのだ。
「カカシ、君はホントに性格悪くなったよね。・・・昔は真面目一辺倒《まじめいっぺんとう》だったのに」
「・・・ま、オビトやリンを護り切れなかった俺が、偉そうにしててもねぇ」
そう言うカカシの瞳には憂《うれ》いが込められている。
大事な仲間を失ったのは、カカシだけではない。そういう時代だった。ようやく平穏を取り戻しつつある木ノ葉に、再び災厄が訪れようとしている。
もし、それを事前に防ぐことが出来るのならば、全力をもって命懸けで里を守ることを誓っていた。
「カカシ、命は粗末にしちゃダメよ。忍っていうのはナルシストとマゾが多くて困るわ。皆、いかにして死ぬかって考える。・・・そんなの、私は許さない。どんなにみっともなくても絶対に生き残る。そして、里も守る。・・・それが、私の忍道よ」
「白輝・・・うん、そうだね・・・その言葉信じてるからね」
「もちろん。私は任務では死なないわよ。・・・ただ・・・私が暴走したら・・・」
「止めるよ。今度こそね。・・・ま、でも、殺さない方向で行くつもりだから」
カカシに言われ、白輝は苦笑をうかべる。
「・・・さてと、そろそろ休憩終了ね」
「可哀想に、もうちょっと軽いメニューにしてあげたら?」
同情の色を強めたカカシの声音に、白輝は肩を竦める。
「暗部っていうのは、里のエリート中のエリートよ?あれくらいで音をあげてもらっては困るわ」
「・・・あーあ、お気の毒に」
そう言いながらカカシは、本気で暗部を抜けていて良かった!!と胸を撫で下ろしたのだった。
***
「で、でも、大蛇丸って、伝説の三忍なんでしょ?・・・どうやって倒すの?」
藍がおずおずと姉を見つめる。
「そうね・・・あの人禁術に手を出して、里を抜けたんですよね?」
「うん、そうだよ。・・・まぁ、当時の実力はかなりなものだったけれど・・・今の情報は全くない。自来也先生なら何か知ってるかもしれないけど・・・取材の旅に出るって言ったまま、ここ最近里に帰ってきてないからねぇ」
小夢の問いに答え、四代目は肩を竦める。
「じゃあ、エロ仙人を探すってば?」
「「「「エロ仙人?」」」」
ナルトの呼称に、時美達が首を傾げる。
「ああ、自来也先生のことだよ。・・・『イチャイチャパラダイス』って本、知ってるかい?」
「あ、カカシ先輩の愛読書ですよね。あのエロいの」
「そうそう。18禁なんでしょう?子ども達の教育に悪いわ」
「こう言ってはなんだけど、どこが面白いの?」
小夢と秀華と珠羅が口々に言う。そんな中、時美がサスケに視線を向ける。
「ねぇ、サスケ・・・確か、イタチがカカシに『イチャイチャシリーズ』読めとか言われて、全巻渡されてなかった?」
「・・・・・・・・訊くな、時美」
あの本を渡されたイタチが途方に暮れていたことを思い出したサスケは、時美にだけは悟らせてはならないと口を閉ざす。
「・・・あ~・・・それの作者が自来也先生なんだよねぇ・・・」
言い難そうに言った四代目に、ビシリと固まった時美達は、次の瞬間、大絶叫した。
「「「「えぇぇぇぇええええええええっっ!!!」」」」
「・・・だから、エロ仙人なんだってばよぅ」
そんな4人を見て、ナルトが呆れたように呟いた。
***
「・・・伝説の三忍なんて呼ばれる方が、あんな悪書を書いてるなんて!!」
教育者としてだろうか、ぷりぷりと秀華が怒りを露わにしていると、四代目がそれを宥めるように肩に手を置く。
「ま、まあまあ。・・・一応、アレでもベストセラーでね・・・映画化の話も出てるんだって・・・」
「嘘でしょう!?・・・ミナトさん!木ノ葉では上映させないでくださいね!!」
「え、ええ?・・・でも、自来也先生の作品だし・・・」
キリリと眦《まなじり》が吊り上がった秀華に詰め寄られ、四代目はタジタジになる。
「・・・秀華ちゃん、そういう方面では潔癖と言うか、奥手というか・・・」
ナルトは苦笑をうかべて呟く。
「はぁ、めんどくせー。どうせ18禁なんだろ?俺らとかは見れねーんだから、かんけ—ねーじゃねぇか」
それに対してシカマルがぼやくと、隣で珠羅が首を振る。
「秀華はそういうところでは真面目。一旦、言い出したらきかない」
「・・・はぁ。まぁ、エロ仙人というのはわかりました。・・・で、やっぱり、大蛇丸情報は自来也様が一番良く知ってるんですね?」
時美が秀華と四代目の間に身体を割り込ませ、秀華を止めると、四代目に問う。
「あ、ああ、うん。取材って言いながらも、大蛇丸先生の情報を集めてる節があるしね。自来也先生と大蛇丸先生、そして、伝説の三忍の紅一点・綱手先生で小さな頃からスリーマンセルだったらしいから。・・・多分、大蛇丸先生が里抜けした後、一番ショックを受けてたのが自来也先生だと思う」
四代目の言葉に、その場の全員が沈痛な表情をうかべる。
「・・・例えそうだとしても、白輝の心の安寧の為に、大蛇丸には消えて貰わないとね」
沈黙を破り、小夢が告げる。
「お姉ちゃん・・・」
藍が見上げて来るので、小夢はニコリと笑ってその頭を撫でて告げた。
「・・・もう腹はくくった。もう一度、白輝と実行部隊に戻る為なら、私はどんな手を使ってでも、大蛇丸を排する」
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・ 時美・小夢・珠羅・秀華・白輝・藍がメインのオリジナルキャラクターになります
・ オロチーと音の里も原作とは少し違う設定です!
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「・・・ど、どうしよう・・・」
小夢の顔が真っ青になる。
「ちょ、ちょっと小夢、そんなに白輝の力の暴走って、怖いの!?」
「・・・怖いなんてもんじゃない」
秀華が慌てて訊ねると、小夢はフルフルと首を振る。
「・・・あれは・・・もはや、絶対零度の世界だわ」
「ぜ、絶対零度って・・・(汗)」
「そのままの意味よ。・・・白輝の呪印の力と、元々持ってるチャクラ質と、人体実験の結果。血継限界が持つ術に近い状態になった」
時美が引き気味に呟くと、真っ青な表情のまま、小夢は告げる。
「・・・私とカカシ先輩の怪我はね、そのほとんどが、凍傷《とうしょう》・・・だったの」
「凍傷って・・・つまり、氷遁系の術?・・・あれ、滅多にお目にかかれない術。霧隠れに昔、その血族がいたらしいけど・・・あと、雪の国にもそんな術を使う忍がいた」
珠羅が言えば、小夢は頷く。
「ええ。風遁と水遁のチャクラがまじりあって・・・すごい氷遁だった・・・さしもの大蛇丸だって、逃げるしかなかったんだし」
「怖ッ・・・っつか、そんなのを俺に止めろってか!!」
「時美、時美、一人称“俺”に戻ってるから!!兄さんに俺ッていうの止めろって言われてるだろッ!?」
ぶち切れした様子の時美を抑えつつサスケが言うと、時美はウッと唸って黙りこむ。
幼い頃、時美の一人称は“俺”だった。が、年下のイタチに女の子なんだからせめて“私”にしろと言われ、惚れた弱みで従ってしまっていたりする。
「ホント、時美ってイタチには弱いよねぇ。・・・年も能力的にも上なのに」
「上って言ったって、私とイタチは2こしか違わないッ!!」
「あー、ハイハイ」
呆れた様子で相槌を打つ友人達に、時美は地団太を踏んだ。
「私の話を聞けぇぇいッ!!」
***
「聞いてるってばよ。・・・で、時美が止めるとかそういう話は措いといて、白輝が暴走しないように抑えることは必要だと思うってばよ」
「四代目は実行部隊に戻したいみたいなことを言ってたみてぇだが、白輝は大蛇丸とのこともあってなのかどうやら断ったらしい。・・・ったく、メンドクセーが大蛇丸を何とかしねー限り事態は収まりそうにねーな」
ナルトとシカマルが言うと、時美達も頷く。
「白輝は今、暗部を鍛えることに躍起になってる。・・・きっと自分を止めさせるため・・・よね?」
秀華が問えば、小夢が頷く。
「多分、ね」
「白輝にはカカシがついてる。・・・まぁ、カカシに説得されるような奴じゃねぇが・・・どうする?」
サスケが皆の意思を確認するかのように、それぞれの顔を見回す。
「「「「大蛇丸を仕留める」」」」
全員の言葉が合わさる。白輝の暴走より、伝説の三忍を相手にした方がはるかにマシ、というのがその場の全員の考えだったのだ。
「あらら~・・・完全になめられてるよねぇ・・・大蛇丸先生」
ひょこ、とナルトの背後から顔を出した四代目に、全員がギョッとして身を引いた。
「父ちゃん・・・時空間忍術でいきなり来るのはやめてってば・・・心臓に悪い」
「み、ミナトさん・・・絶対、ナル君の悪戯好きって、ミナトさんの影響だと思う・・・」
息子とハトコに言われて、四代目は困ったように笑う。
「ははは。ごめんごめん・・・なんだか、気になる話題だったからつい」
どうやら、遠見の術で見られていたらしいと悟ると、時美達の表情がホッとしたようなものになる。
「四代目・・・私達・・・」
「ん!・・・小夢・・・俺もまた、白輝と君の暗部姿が見たいからね。いくらでも応援するよ」
四代目の言葉に、全員が力いっぱい頷いた。
***
「余計な真似を」
ぽつり、と呟いたのは白輝。
「はは。本当は嬉しいくせに」
茶化すように言うのは、カカシ。
2人も四代目と共に遠身の術で友人達の様子を見ていたのだが、その間に白輝の表情が緩んだのをカカシは見逃さなかったのだ。
「カカシ、君はホントに性格悪くなったよね。・・・昔は真面目一辺倒《まじめいっぺんとう》だったのに」
「・・・ま、オビトやリンを護り切れなかった俺が、偉そうにしててもねぇ」
そう言うカカシの瞳には憂《うれ》いが込められている。
大事な仲間を失ったのは、カカシだけではない。そういう時代だった。ようやく平穏を取り戻しつつある木ノ葉に、再び災厄が訪れようとしている。
もし、それを事前に防ぐことが出来るのならば、全力をもって命懸けで里を守ることを誓っていた。
「カカシ、命は粗末にしちゃダメよ。忍っていうのはナルシストとマゾが多くて困るわ。皆、いかにして死ぬかって考える。・・・そんなの、私は許さない。どんなにみっともなくても絶対に生き残る。そして、里も守る。・・・それが、私の忍道よ」
「白輝・・・うん、そうだね・・・その言葉信じてるからね」
「もちろん。私は任務では死なないわよ。・・・ただ・・・私が暴走したら・・・」
「止めるよ。今度こそね。・・・ま、でも、殺さない方向で行くつもりだから」
カカシに言われ、白輝は苦笑をうかべる。
「・・・さてと、そろそろ休憩終了ね」
「可哀想に、もうちょっと軽いメニューにしてあげたら?」
同情の色を強めたカカシの声音に、白輝は肩を竦める。
「暗部っていうのは、里のエリート中のエリートよ?あれくらいで音をあげてもらっては困るわ」
「・・・あーあ、お気の毒に」
そう言いながらカカシは、本気で暗部を抜けていて良かった!!と胸を撫で下ろしたのだった。
***
「で、でも、大蛇丸って、伝説の三忍なんでしょ?・・・どうやって倒すの?」
藍がおずおずと姉を見つめる。
「そうね・・・あの人禁術に手を出して、里を抜けたんですよね?」
「うん、そうだよ。・・・まぁ、当時の実力はかなりなものだったけれど・・・今の情報は全くない。自来也先生なら何か知ってるかもしれないけど・・・取材の旅に出るって言ったまま、ここ最近里に帰ってきてないからねぇ」
小夢の問いに答え、四代目は肩を竦める。
「じゃあ、エロ仙人を探すってば?」
「「「「エロ仙人?」」」」
ナルトの呼称に、時美達が首を傾げる。
「ああ、自来也先生のことだよ。・・・『イチャイチャパラダイス』って本、知ってるかい?」
「あ、カカシ先輩の愛読書ですよね。あのエロいの」
「そうそう。18禁なんでしょう?子ども達の教育に悪いわ」
「こう言ってはなんだけど、どこが面白いの?」
小夢と秀華と珠羅が口々に言う。そんな中、時美がサスケに視線を向ける。
「ねぇ、サスケ・・・確か、イタチがカカシに『イチャイチャシリーズ』読めとか言われて、全巻渡されてなかった?」
「・・・・・・・・訊くな、時美」
あの本を渡されたイタチが途方に暮れていたことを思い出したサスケは、時美にだけは悟らせてはならないと口を閉ざす。
「・・・あ~・・・それの作者が自来也先生なんだよねぇ・・・」
言い難そうに言った四代目に、ビシリと固まった時美達は、次の瞬間、大絶叫した。
「「「「えぇぇぇぇええええええええっっ!!!」」」」
「・・・だから、エロ仙人なんだってばよぅ」
そんな4人を見て、ナルトが呆れたように呟いた。
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「・・・伝説の三忍なんて呼ばれる方が、あんな悪書を書いてるなんて!!」
教育者としてだろうか、ぷりぷりと秀華が怒りを露わにしていると、四代目がそれを宥めるように肩に手を置く。
「ま、まあまあ。・・・一応、アレでもベストセラーでね・・・映画化の話も出てるんだって・・・」
「嘘でしょう!?・・・ミナトさん!木ノ葉では上映させないでくださいね!!」
「え、ええ?・・・でも、自来也先生の作品だし・・・」
キリリと眦《まなじり》が吊り上がった秀華に詰め寄られ、四代目はタジタジになる。
「・・・秀華ちゃん、そういう方面では潔癖と言うか、奥手というか・・・」
ナルトは苦笑をうかべて呟く。
「はぁ、めんどくせー。どうせ18禁なんだろ?俺らとかは見れねーんだから、かんけ—ねーじゃねぇか」
それに対してシカマルがぼやくと、隣で珠羅が首を振る。
「秀華はそういうところでは真面目。一旦、言い出したらきかない」
「・・・はぁ。まぁ、エロ仙人というのはわかりました。・・・で、やっぱり、大蛇丸情報は自来也様が一番良く知ってるんですね?」
時美が秀華と四代目の間に身体を割り込ませ、秀華を止めると、四代目に問う。
「あ、ああ、うん。取材って言いながらも、大蛇丸先生の情報を集めてる節があるしね。自来也先生と大蛇丸先生、そして、伝説の三忍の紅一点・綱手先生で小さな頃からスリーマンセルだったらしいから。・・・多分、大蛇丸先生が里抜けした後、一番ショックを受けてたのが自来也先生だと思う」
四代目の言葉に、その場の全員が沈痛な表情をうかべる。
「・・・例えそうだとしても、白輝の心の安寧の為に、大蛇丸には消えて貰わないとね」
沈黙を破り、小夢が告げる。
「お姉ちゃん・・・」
藍が見上げて来るので、小夢はニコリと笑ってその頭を撫でて告げた。
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