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Refused Reality(元・現実を拒絶した夢の中)

このサイトは、コードギアス・NARUTO・銀魂の二次創作サイトです。原作者様とは一切関係ありません。各ページの注意事項をよく読んでから閲覧してください。

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・完全捏造です
・二次創作だということをご理解したうえでお読みください!

以上、同意できる方のみ↓へ・・・ 











各星から集まった大使達が商業取引について話し合う、宇宙通商会議が始まった。会場内を警備する見廻組は招待客の中にテロリストが混じっていないかと目を光らせる。 

「異三郎・・・こっちは異常なし」 

「わかりました。のぶめさん、真選組の方とも連携をとってください」 

「―――わかった」 

白鬼党が本気を出せばこの程度の警備ではアッサリと破られてしまうだろう。だが、彼等の狙いは天人達ではなく銀時だ。 

多少警備の手を緩(ゆる)めてでも“本命”を守ることが“上”からの至上命令となっている。 

「さて、どちらを本命と見て攻めてくるか・・・」 

見廻組も真選組も主力はすべて“こちら”に揃えている。“本命”はというと、別働隊と共にとある場所にいる――予定だ。 

「佐々木局長、ご苦労さん」 

「ああ、長谷川局長・・・お疲れ様です」 

「どうだ、あっちの方は」 

「まぁ・・・大丈夫でしょう。いざとなったら、外部の力も使いますから」 

「外部?」 

「ええ・・・私の知り合いに声をかけてあるんですよ」 

にこやかに答える佐々木に、長谷川は首を傾げつつも納得した。 

「まぁ、佐々木局長がそう言うなら・・・まぁ、信用できるだろうな」 

「ええ“本命”を守るためなら、これ以上ないほど信用できる相手ですよ」 

佐々木ですら身の危険を感じる相手が血眼(ちまなこ)になって“本命”を捕(と)りに来る。もう出し惜しみをしている場合ではない。 

たとえ頼る相手が、普段自分達が追っている指名手配犯だとしても、だ。 

「佐々木局長」 

長谷川と話していると、部下が駆け寄ってくる。その表情は彼を見慣れていないものから見たら落ち着いたものだろうが、佐々木にはどこか焦っているように見えた。 

「一色(いっしき)、か」 

「はっ」 

一色はちらりと長谷川を見る。 

長谷川は心得たもので、ひらりと手を振ってその場を離れる。それを見送った佐々木は一色に報告をうながす。 

「で、何か動きがありましたか?」 

「はい、白鬼党の偵察と思われる者達が城の方に現れたそうです」 

「ふむ。やはりそちらに行きましたか。あからさまなほどにこちらに戦力を集めましたからね、陽動と取られても当然というところでしょうか」 

「ですが、坂田副長がいないことに気付かれるのも時間の問題かと・・・」 

「そうですねぇ・・・坂田副長の居場所については私達も知りませんからねぇ・・・」 

「真選組の幹部すらも知らないという話でしたが・・・本当なんですか?」 

いぶかしげに問う一色に、佐々木は眼鏡をクイっと持ちあげる。 

「ええ・・・彼は護られるだけの“おヒメ様”ではありませんから、大人しくしていろと言ったところでじっとなんてしていませんよ」 

「つまり・・・本気で脱走したんですか・・・あの人は・・・」 

「ふふふ・・・こっちの計画がパァですよ、綿密に真選組と話を練ったというのに・・・ふ、ふふふ・・・ふふふ・・・!」 

「!!!」 

佐々木が思いの外怒っていることに気付いた一色は、一歩後ずさる。 

「・・・全部終わったら説教祭りですね。ククク・・・」 

「(・・・坂田副長、成仏してください・・・)・・・では、警邏(けいら)に戻ります!」 

そう思わずにはいられない形相の佐々木から十分に距離をとり、一礼してその場を離れようとする・・・が。 

「――待ちなさい」 

十分に距離をとったはずなのにガシッと肩を掴まれ、一色は顔を青褪めさせる。 

「は、はい・・・」 

「これをあちこちで触れ回りなさい」 

「これ、と言いますと・・・坂田副長が行方不明、ということですか?」 

「ええ、そうです。かく乱も目的の一つですが・・・本気で探し出しなさい。草の根をかきわけてでも、ですよ」 

「は、はいぃいっ!」 

暗黒オーラを発しながら命じる佐々木にビビりまくって、一色はダッシュで会場を後にする。 

そんな一色を見送った佐々木は、ほぅ、と息を吐いた。 

「とまぁ、敵を騙すにはまずは味方から・・・なんてこともあったりなかったりするわけですが」 

土方がいたら「いや、どっちだよ!」とツッコミを入れそうなことを呟きながら会場内を見渡し、銀時が行方不明と一色が反復した際に反応した数人をピックアップする。 

反応した幕府関係者は“お銀ちゃんファンクラブ”の人間なので放っておくとして・・・問題は商人風の男達数名か。 

「銀たんが無理をしなければ良いんですがねぇ・・・」 

溜息交じりにぼやいて、佐々木は商人風の男達を締め上げるべく、前へと足を踏み出した。 




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