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Refused Reality(元・現実を拒絶した夢の中)

このサイトは、コードギアス・NARUTO・銀魂の二次創作サイトです。原作者様とは一切関係ありません。各ページの注意事項をよく読んでから閲覧してください。

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注意


・W副長設定です!


・カップリングはありません


・完全捏造です


・二次創作だということをご理解したうえでお読みください!


 


以上、同意できる方のみ↓へ・・・

















商人風の男達数人を締め上げた佐々木は、クツリと笑った。




「白鬼党も下っ端ならば部下達でも相手ができそうですね」




それは朗報ともいえた。なにせ、戦争経験者と未経験者では雲泥の差があるのは百も承知だったからだ。




白鬼党の下っ端がこの程度として、幹部クラス――頭目である松田は除く――は鬼兵隊の主戦力と同等とすれば、見廻組と真選組の最高幹部達が全力で当たればなんとか出来なくもないだろう。




問題は松田だ。




銀時の心配もそこにあったようで、真選組には内緒で連絡を寄越してきた。








***






「鬼兵隊を動かせ?」




『ああ・・・悪いけど、晋助に伝えてくれよ・・・俺に付いてる見張りごと裏通りに行くから、そこで見張りの相手をする連中を寄越してくれって』




佐々木としても銀時の頼みとあらば即座に叶えてやりたいが、立場や作戦のことを考えるとすぐには頷けない。




「見張りを外したいわけですね、真選組には内緒で」




『そ。・・・自由に動きたいんだよね、当日は』




「何を、するつもりです?」




佐々木がそれだけは確認しないと協力できないと言い張れば、銀時は渋々それに答えた。




『軽助をな・・・俺が相手しねェと、あいつは止まらねェから』




苦しげに吐かれたその言葉に、佐々木は深い溜息を落とした。




「――高杉には、動きを知らせますよ」




『ああ、それで良い・・・裏通りを進んで、白鬼党のアジトのある付近をうろつく。おそらく見張りがいるだろうから、軽助を呼ぶだろう』




銀時は自ら松田をおびき寄せる餌になり、そして、討つつもりなのだろう。




佐々木はそこまでのシナリオを思い描き、どのタイミングで見廻組や真選組を動かすのか計算する。




「松田軽助を相手にして、どの程度で決着がつけられますか?」




『そーだなァ・・・最後までアイツが俺を殺せないと思っていたら、10分以内に決着はつく。ただ・・・』




「ただ?」




『俺に幻滅して、殺そうと思ったら・・・もっと時間はかかる』




「そう、ですか。・・・ああ、貴方、殺されてやるなんてこと、考えませんよね?」




『考えねェよ、んなことしたら、真選組の連中が後追いしかねねーもん』




そりゃそうだ。と同意しつつ、佐々木はもう一つ訊ねた。




「多少卑怯でも、勝つつもりがあると考えて良いんですね?」




『当然だ。俺ァ、聖人君子でもなんでもないしな。確かに戦争に綺麗も汚ないもねェけどよ、生にみっともなくしがみつくことを良しとしない気風はあった。


けどなァ、俺ァ、その考えは好かねェよ。死を美しく飾り立てるくれェなら最期まで美しく生きようって、そうヅラと話したことだってある」




「なら、私の指示に従ってください。・・・多少脅されたとしても、松田に従ったり、同情したりしないでください」




佐々木の懇願にも似た言葉に、銀時は一瞬息を呑み、その後、深いため息を漏らした。




『わーったよ・・・お前の指示に従うよ』




「では、当日。メールで指示しますので、その通りに動いてくださいね?」






***








「――異三郎」




銀時とのやりとりを思い返していた佐々木の背後から、ズルズルという何かを引き摺る音と共に呼びかけがあった。




「ああ、信女さん」




信女も白鬼党の侵入者を捕らえ、こちらに引き摺ってらしい。ボッコボコにされた白鬼党の下っ端2名が情けなくもその両手に首根っこを持たれていた。




これで全部。のはず」




「そうですか。ご苦労様でした・・・ああ、そうだ。
信女さんは、松田軽助を見たことがありますか?」




「――直接、面と向かってではないけど・・・ある」




信女は一瞬ためらってから頷く。




戦場で直接ぶつかったことはないものの、信女は銀時たちと直接戦っていた主力部隊、暗殺組織天照院「奈落」に所属していた。




つまり、銀時から多くの仲間を奪った者の仲間だったのだ。




戦争直後に定々が討たれたゴタゴタに紛れるようにして「奈落」を抜け、ふらふらとさ迷い歩いていた時に佐々木に拾われた。




信女は佐々木に恩を感じて、彼の為に戦うことを決意した。




しかし、見廻組としての仕事に慣れてきて、真選組とも小競り合いしつつ行動を共にするようになった頃、佐々木が銀時に信女の過去をぺろりんと話してしまった時はさすがに殺してやろうかと思ったが。




「信女さんから殺気を感じる・・・っ」




突然殺気を放ち始めた信女に慄きつつ、佐々木は本題を口にした。




「貴女から見た、松田軽助の印象を教えてください」






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