Refused Reality(元・現実を拒絶した夢の中)
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注意
・W副長設定です!
・カップリングはありません
・完全捏造です
・銀時・土方・沖田女装注意!
・近藤キャラ崩壊注意!!
・二次創作だということをご理解したうえでお読みください!
以上、同意できる方のみ↓へ・・・
「いぃ~やぁ~だぁああああああ!!!」
「ふふふ・・・観念しなんし。心配せずとも元は良い。綺麗に仕立てるでありんす」
土方の絶叫と月詠を始めとする花魁達の楽しげな声が聞こえ、近藤はオロオロとしながら伊東に視線を向けた。
「3人とも、だ、大丈夫かなぁ・・・」
「近藤さん、落ち着きたまえ。・・・坂田くんも沖田くんも大人しく着替えているようだし、土方くんもそのうち腹をくくるさ。なんといっても、ウチの鬼副長は往生際が悪いが開き直ったら天下一品の働きをするからね」
「そ、そうだよねぇ?トシは開き直ったら、強いもんねぇ?・・・しかしなァ・・・変われるもんなら変わってやりたいけど、こればっかりはなァ・・・」
「ああ・・・そんな視界の暴力は勘弁願いたいね」
近藤の女装姿を思わず思い浮かべてしまった伊東は渋い表情をうかべる。
「でも・・・噂のお銀ちゃんが見られるなんて・・・嬉しいな」
ボソリ、と呟いたのは山崎だ。
銀時の激しい抵抗により、お銀ちゃんの姿は過去に一回披露されただけ。伊東や山崎、原田などといった古参の幹部すらも目にしたことはなかった。
とはいえ、松平の持っていた生写真などは見る機会が何度かあったため、直に見てみたいという気持ちが湧くのも当然といえた。
「お銀ちゃんか・・・いくらなんでも無理がありそうなものだが・・・しかし、侮れないのも確かか」
伊東が呟く。
お銀ちゃんの影響力はかなりのものがある。でなければ、この作戦は計画倒れになる所だった。
「・・・ええ、お銀ちゃんは生ける伝説ですよ。むしろ幕府高官の間では白夜叉よりも重要項目です」
伊東の呟きに答えたのは、佐々木だ。
「そ、そうなんですか・・・というか、佐々木局長・・・突然現れないでください!!」
「いやァ・・・生着替えとまではいかなくとも、お銀ちゃんを一目見たくて来ちゃいました」
作戦の都合上、佐々木がお銀ちゃんを目にする機会は皆無。ならばと準備の段階から顔を出したらしい。
「・・・本気ですか?」
むしろ、からかいに来たのではないのかと思った伊東が訝しげな視線を向ける。
ノリノリの銀時と沖田は構わないが、嫌がっている土方をからかわれた日には目も当てられない状況になるに違いないと思ったからだ。
「・・・異三郎は本気で言ってる。お銀ちゃんが本物の女なら嫁にしたいって言ってたくらい」
それに対して信女が答えると、伊東は佐々木を思わず凝視した。
「のぶめさん、そういうことは黙っておくものですよ?・・・まぁ、あまりにも可愛らしいでしょう?お嫁さんに欲しいですよねぇ、女性だったら」
「あの写真は10代の頃のでしょう?確かにあの頃は坂田くんも線が細くて華奢でしたが・・・今は体つきもガッチリしてきましたし、可愛らしいかどうかわかりませんよ?」
「いいえ、間違いありません。“彼女”は可愛いです!!」
“お銀ちゃんファンクラブ・会員番号1326”にかけて宣言した佐々木に、伊東は脱力する。
「・・・こんな人種ばっかりか?上の人間というのは」
女に飢えている真選組の面子じゃあるまいし、架空の女性に熱をあげるというのはいかがなものか。
まだ、アイドルの寺門通に熱をあげている隊士達の方がマシに思える。
そんな考えがこの数分後180度変わることになるだなんて、伊東は思いもしなかった。
***
「・・・嘘だろう?」
心のどこかで馬鹿にしていたのは否めない。
幕府高官は一体何を期待しているのか、と一種の嘲りにも似た感情もあった。
「おぉ~・・・前よりべっぴんさんだなァ。さすが吉原だ」
素直に称賛する近藤の脇で、伊東は完全に硬直していた。
吉原の最高の技術を用いた化粧に、つけ毛で長くした髪を結った銀時は、文句なしの美女だった。
やや肩幅はあるが着物の着付け方が良いせいか、まったく違和感を感じない。
「くそぅ・・・自分でもビックリだ」
絶対に違和感があるだろうと銀時自身も思っていたらしい。その予想をはるかに斜め上を行って美女になってしまった自分に脱力している。
「ふふふ、わっち等の最高傑作じゃ」
満足げな月詠に、銀時は苦笑をうかべる。
「あはは・・・そりゃどうも・・・」
「やっぱ、銀兄ィは化粧映えして綺麗だねィ」
月詠の後ろから顔を出した沖田に、隊士達(特に一番隊)がどよめく。
「・・・いやいや、そーちゃん・・・薄化粧で美少女になれるお前に言われたくないから!!こう見えて超厚化粧だから!!」
モデルは寺門通だろうか。片方にまとめて結ってある亜麻色の髪の毛がサラリと揺れ、軽い化粧を施した沖田はそれだけで美少女だった。
姉に似た面差しのせいで女に見えないこともない沖田だが、化粧をするだけでこんなに化けるものかと、普段の姿を知る一番隊の隊士達が呆然とその姿を見つめる。
「・・・び、美少女・・・そ、そんな馬鹿な・・・!」
その中でもかなりのショックを受けていたのが新八だ。
前歴のある銀時はともかくとして、沖田や土方は普段の姿からしてまず“有り得ない”と思っていたからだ。
だというのに、この美少女っぷり。ショックを受けずにはいられなかった。
「じゃ、じゃあ・・・土方副長は・・・?」
さすがツッコミ要員。今の今まで誰もが口にしたくても口にできなかった問いをあっさりと月詠に向けた。
「もちろん、綺麗に仕上がっているでありんす」
自信たっぷりに告げた月詠は、くるりと着替えに使っていた部屋を振り返る。
「ほら、早く姿を見せてやりなんし、皆が待っていんす」
「土方さ~ん、覚悟決めて出てきなせェ。安心して良いですぜィ誰も笑いやせんよ。一応、美人に出来あがってやすからねィ(チッ、つまらねェヤツだ)」
月詠にのっかるようにして声をかけた沖田の言葉に反応するかのようにスパーン!と襖が開けられる。
「テメェ・・・副音声聞こえてるぞ!総悟ォオオ!!」
ツッコミを入れながら部屋から出てきた土方を目にした隊士達は、今日一番の衝撃を受けた。
お銀ちゃんの完璧さとも違うし沖田の可愛らしさとも違う、どこか不安定で未完成な表情が保護欲をかきたてる。
「厚化粧をすると逆にケバくなる顔でありんすから薄化粧にして、かんざしで派手に頭を飾ったらうまくいったでありんす」
「うんうん、十四郎は瞳孔開きまくってるけど素材はイイからな~♪」
「銀時!!テメェ・・・楽しんでんじゃねェよ!!あくまでもこれは作戦のためなんだからな!!二度とこんな真似しねェぞ!!」
「あはは、十四郎がツンデレだ~」
「デレてねェよ!!俺ァ、どこでデレた!?あ゛ァ゛!?」
開き直りはしたものの、認められないらしい。
「・・・前言撤回、君達は充分可愛らしい・・・むしろ君達3人は普段からソレで執務したまえ」
「伊東ぅううううう!?ぐっじょぶ、じゃねぇ!!親指立てんな!!なんだその幸せそうな表情!!つか、新しい扉開くなぁあああああ!!!」
土方の懸命のツッコミもどこ吹く風、伊東は幸せそうに微笑みながら親指を立てて一人で納得していたのだった。
「・・・あれ?神楽は?」
伊東に向かってぎゃんぎゃんと叫んでいた土方に銀時が訊ねる。
「あ゛?・・・アイツなら、まだ部屋ん中だろ?」
不機嫌そうに答える土方に苦笑しつつ、銀時は首を傾げる。
「えー、マジで?一番最初に着付け終わったのにな、アイツ」
銀時がそう言って部屋の中を覗きこめば、振袖新造(ふりそでしんぞう)姿に化けた神楽がむくれたままこちらを向いた。
「・・・私も花魁が良かったアル」
神楽は最初は外部で他の隊士等と暗殺部隊を狩らせるつもりだったのだが、銀時と離れるのを嫌がったために、銀時達(女装組)の護衛役として振袖新造に化けることになったのだ。
しかし神楽も女の子である。銀時達の化けっぷりを見て羨ましくなったのだろう。拗ねたように言った彼女に、銀時は苦笑する。
「いやぁ、さすがに花魁できる年齢じゃねェしなァ・・・神楽は本物の女の子だから、幕府高官に何かされても困るしさ?・・・だから、後で綺麗に着飾ってもらおうな?」
「・・・し、しょうがないネ。それで妥協するアル」
銀時の説得にとりあえず納得したらしい。
どこかそわそわしたように頷いて部屋から出てきた神楽を銀時は微笑ましく見つめる。
「さて、これで全員揃ったな・・・お銀ちゃん姿は後で堪能させてもらうとして、皆、気を引き締めていくぞ!」
「「「「「おう!」」」」」
近藤がパン、と手を打てば、銀時達に見惚れていた隊士達はハッとして声をあげる。
「・・・ふむ、さすがですね」
佐々木がポツリと呟くのを耳にした銀時はクツリと笑う。
「そそ。ウチの大将はスゲェんだぞ?」
「まぁ、白夜叉を匿おうっていう人間ですからね・・・そりゃあ、只人じゃないでしょうねぇ」
「クク、納得して頂けたようで?」
「まぁ、イイですよ。直にお銀ちゃん姿も拝めましたし、頑張らさせていただきます」
そう言いながらぴろり~ん、と携帯電話で写真を撮った佐々木に、銀時は溜息をもらす。
「だから~・・・俺の肖像権・・・」
「いえ、“あの人”に写メ送れって言われちゃいまして。その代わり、この作戦・・・裏から手伝ってもらえるそうですよ?」
「へーへー、さいですか・・・じゃあ、討ち損ねた連中がいたとしても安心だなー」
最早諦めの境地である。
攘夷戦争時に初めて女装をした時のことを思い出して、銀時は悪寒に身を震わせたのだった。
***
三味線の音と長唄に合わせて、舞を舞う。
お銀ちゃんを知る者も知らない者も、揃って間抜けにも口を開けてその姿に見入る。
「銀ちゃん綺麗アル・・・」
神楽が感動した様子で目をキラキラとさせて呟く。
「・・・まさか、銀時の奴がここまで器用とは」
口元を引き攣らせたのは土方だ。それに対してどこか誇らしげに沖田が頷く。
「さすが銀兄ィでさァ・・・本職も顔負けだぜィ」
銀時達3人だけでは心許ないため、吉原側から派遣してもらった遊女達も驚いた様子で舞を舞うお銀ちゃんを見つめている。
これならば幕府高官がお銀ちゃんに傾倒する理由もわかるというものだ。ただ着飾って酌をするだけならば、そこらの遊女でも充分満足できるしファンクラブが作られることなどなかっただろう。
つまり、お銀ちゃんは吉原最高峰の花魁である日輪と比べられても遜色ないほどに、完璧な所作を心得ていたのである。
「どおりでとっつぁん達が夢中になるわけだ・・・」
愛想笑いをうかべて酌をするのが精一杯な土方にしてみれば化け物レベルの銀時のなりきり様に、ビデオカメラをセットしてカメラ片手に囃し立てる松平の姿に納得してしまう。
そして同時に、この作戦の大成功を確信した。
「よし、総悟。ヤツ等は完全に油断してる。しこたま酒を飲ませて酔わせるぞ」
「・・・了解でさァ」
ニヤリと笑った沖田は、早速近くの幕府高官に歩み寄って酒を注ぎ始める。
それを確認した土方は近藤の顔色を窺う。本来このような作戦を好まない彼が、どんな表情をしているのか気になったからだ。
「なぁ、近藤さん。やり方が汚かろうが構わねェよなァ?そうやってコイツ等ものし上がってきたクチだ」
「・・・まぁ、付け込まれる隙は無いに限るよなァ。それに・・・ウチの子達に手ェ出そうとしてる連中は血祭りにあげとかないと心配だよねぇ・・・ホラ、お銀ちゃんもだけど、そー子ちゃんもトシ子ちゃんも可愛いじゃん?・・・あ、また色目使ってるよ、あのクソジジィ・・・楽しい思い出が惨劇になるなんて知らずになぁ・・・ハハハ、後で下のマゲをもぎ取ってやらにゃァな~?」
人の良さそうな笑みをうかべつつも言っていることはかなり黒い。
「・・・俺ァ、今のアンタが一番おっかねぇよ、近藤さん(汗)」
とりあえず近藤はヤる気満々らしいと悟り、土方は余計な心配だったと溜息をもらす。
「ねぇ、トシちゃん・・・いつになったら始まるアルか?」
待ちきれない様子で訊ねてくる神楽に、土方は苦笑する。
「もう少し待て・・・合図があったら動く。とっつぁん以外は全員敵だから、遠慮はいらねェよ」
「うん、わかったネ」
振袖姿で多少鈍いとしても夜兎の動きは常人離れしている。神楽が傷つくことはないだろうとふむ。
むしろ、心配しなければならないのは自分の方だろう。慣れない着物姿なうえに、頭を飾るかんざしが重くてゆったりと歩くのがやっとなのだ。
月詠が気を利かせて完全に被る形のカツラにしてくれたおかげで、戦闘に入ったらカツラを取れば良いようにしてあるが、初動が遅れるのは間違いない。
それが命取りになる、という可能性も捨てきれないから充分に気をつけなければならない。
チラリ、と銀時を確認する。舞はもうすぐ終わりを迎える。そうすればほろ酔い状態の幕府高官達はこぞって自分の席に銀時を呼ぼうとするだろう。その状況を利用して遊女達を安全な場所に避難させる。
命までは奪わない。ただし、再起不能になってもかまわない。それが将軍と松平からの命である。転じれば、殺しさえしなければやり過ぎも黙認されるということだ。
「ストレス発散には後腐れもなくて丁度いい連中だからな・・・」
今までの下に見る態度を激しく後悔させてやる、と土方もヤる気満々で呟く。ここに新八がいたら、確実に「どこのテロリスト!?」と叫んでいたかもしれない。
そして、長唄が途切れる。
三味線が最後に一際大きくかき鳴らされ、銀時が三つ指をついてお辞儀をする。
「お銀、こちらへ、こちらへ来い」
上の者から順に、ということだろう。上座に座る幕府高官が銀時を手招く。その隙に松平や遊女達が下座へと一斉に引いてくる。
「とっつぁん、もうヤってイイ?」
「いやァ・・・お銀ちゃんからの合図待ちでしょうよ?」
寄ってきた近藤に問われて、松平は首を傾げる。
「・・・だってさ、ほんの少しでもうちの子に触られたくないんだよね、っていうか、見るなって感じ?・・・あァ、目ェえぐり出しちゃおうかなぁ・・・」
「・・・おいおい・・・近藤が壊れてるぞ、どうした?」
笑顔のまま黒い発言をしだした近藤に思わずドン引いた松平に、土方は溜息をもらす。
「そのままほっといてくれ、とっつぁん。近藤さんは腹黒ならぬ暗黒オカンモードにシフトしたんだ」
「暗黒オカンモードって・・・近藤にそんなひきだしがあったなんてなァ・・・」
武州にいた頃はただ人の良さそうな道場主だったハズの近藤が、真選組として戦っている間に変なひきだしを増やしたらしいと知って、松平は微妙な表情をうかべた。
「まぁ、元々銀時に関しては武州にいた頃から過保護なトコがあったからな・・・なんつーか、こう、影背負ってたから、アイツ」
「あぁ、そりゃわかるけども・・・それで、ここまで変化しちゃうわけかァ?」
「まぁ、ここ最近ずっと我慢してたからなァ・・・その反動じゃね?」
「・・・なるほどねェ・・・まぁ、やりすぎてもフォローはするから、別にいいけどさァ・・・」
思わず納得した松平は、幕府高官達を笑顔で見つめながら呪いの言葉らしきものを呟いている近藤を見やる。
むしろ呪詛だけで殺してしまいそうな勢いなのが怖い。
「近ちゃん、さすがアル!私が教えた呪いの言葉を全部網羅してるネ!」
「それだけじゃねェぜィ、チャイナ。近藤さんが暗黒モードになるスイッチの言葉を増やしたんでさァ」
「おお~!」
聞き捨てならない年少組の発言に、土方は目を見開いた。
「・・・テメェ等かッ!!近藤さんに妙なコトを教え込んだのは!!」
「私は夜兎に伝わる呪いの言葉を教えてあげただけヨ」
「俺ァ近藤さんの愚痴に付き合っただけでさァ・・・ただ、立場上表に出せない分を溜めこんで溜めこんで、一番良いときに出せば効果てき面だって教えただけですぜィ」
悪びれもしないで答える2人に、いつの間にそんな仲良くなったんだとか、悪巧みに近藤さんを巻き込むなとか、巻き込まれる近藤さんも近藤さんだとか、色々と言いたいことは山のようにあったが、チラリと銀時がこちらを確認したのに気付いて、今はそんなことを言っている場合ではないと気を引き締めた。
「・・・説教は後だ、テメェ等・・・準備は良いな?」
「うん!」
「万端でさァ」
2人の返答を確認した土方は、銀時に向かって頷いてみせる。すると、銀時はわざとらしく酒を注ぎ終って空になったお銚子を取り落とす。
「・・・あ、申し訳ございません」
そっと身体をかがめてお銚子を拾う素振りをした銀時が、そのかがめた身体の下で人差し指をトン、と床に付けた。
それは作戦開始の合図。
「きゃあああッ!!!」
遊女の一人が突如叫びをあげて座敷を飛び出す。それにつられるようにして他の遊女も座敷を出て行く。
何事かとざわめく高官達の目の前で、上座の方の引き戸から順に鋼鉄製のシャッターが降ろされ、最終的には下座にある戸以外に出口は無くなってしまう。これが鳳仙の作った“狩り”用の座敷だった。
銀時が舞を舞っている間ずっと酒を飲まされていた高官達は判断力が低下して動きも鈍い。そのためか、未だに何が起こっているのかわからないというような表情をうかべる者すらいる。
「え~・・・とりあえず、罪状はぁ・・・国家反逆罪ってコトでぇ。ハイ、逮捕ォ」
かったるい感じで松平が発言し、幕府高官達はキョトンとする。
が、次の瞬間近藤達に刀を突き付けられてようやっと自分達の置かれている立場を知り、慌てて立ち上がった。
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「いぃ~やぁ~だぁああああああ!!!」
「ふふふ・・・観念しなんし。心配せずとも元は良い。綺麗に仕立てるでありんす」
土方の絶叫と月詠を始めとする花魁達の楽しげな声が聞こえ、近藤はオロオロとしながら伊東に視線を向けた。
「3人とも、だ、大丈夫かなぁ・・・」
「近藤さん、落ち着きたまえ。・・・坂田くんも沖田くんも大人しく着替えているようだし、土方くんもそのうち腹をくくるさ。なんといっても、ウチの鬼副長は往生際が悪いが開き直ったら天下一品の働きをするからね」
「そ、そうだよねぇ?トシは開き直ったら、強いもんねぇ?・・・しかしなァ・・・変われるもんなら変わってやりたいけど、こればっかりはなァ・・・」
「ああ・・・そんな視界の暴力は勘弁願いたいね」
近藤の女装姿を思わず思い浮かべてしまった伊東は渋い表情をうかべる。
「でも・・・噂のお銀ちゃんが見られるなんて・・・嬉しいな」
ボソリ、と呟いたのは山崎だ。
銀時の激しい抵抗により、お銀ちゃんの姿は過去に一回披露されただけ。伊東や山崎、原田などといった古参の幹部すらも目にしたことはなかった。
とはいえ、松平の持っていた生写真などは見る機会が何度かあったため、直に見てみたいという気持ちが湧くのも当然といえた。
「お銀ちゃんか・・・いくらなんでも無理がありそうなものだが・・・しかし、侮れないのも確かか」
伊東が呟く。
お銀ちゃんの影響力はかなりのものがある。でなければ、この作戦は計画倒れになる所だった。
「・・・ええ、お銀ちゃんは生ける伝説ですよ。むしろ幕府高官の間では白夜叉よりも重要項目です」
伊東の呟きに答えたのは、佐々木だ。
「そ、そうなんですか・・・というか、佐々木局長・・・突然現れないでください!!」
「いやァ・・・生着替えとまではいかなくとも、お銀ちゃんを一目見たくて来ちゃいました」
作戦の都合上、佐々木がお銀ちゃんを目にする機会は皆無。ならばと準備の段階から顔を出したらしい。
「・・・本気ですか?」
むしろ、からかいに来たのではないのかと思った伊東が訝しげな視線を向ける。
ノリノリの銀時と沖田は構わないが、嫌がっている土方をからかわれた日には目も当てられない状況になるに違いないと思ったからだ。
「・・・異三郎は本気で言ってる。お銀ちゃんが本物の女なら嫁にしたいって言ってたくらい」
それに対して信女が答えると、伊東は佐々木を思わず凝視した。
「のぶめさん、そういうことは黙っておくものですよ?・・・まぁ、あまりにも可愛らしいでしょう?お嫁さんに欲しいですよねぇ、女性だったら」
「あの写真は10代の頃のでしょう?確かにあの頃は坂田くんも線が細くて華奢でしたが・・・今は体つきもガッチリしてきましたし、可愛らしいかどうかわかりませんよ?」
「いいえ、間違いありません。“彼女”は可愛いです!!」
“お銀ちゃんファンクラブ・会員番号1326”にかけて宣言した佐々木に、伊東は脱力する。
「・・・こんな人種ばっかりか?上の人間というのは」
女に飢えている真選組の面子じゃあるまいし、架空の女性に熱をあげるというのはいかがなものか。
まだ、アイドルの寺門通に熱をあげている隊士達の方がマシに思える。
そんな考えがこの数分後180度変わることになるだなんて、伊東は思いもしなかった。
***
「・・・嘘だろう?」
心のどこかで馬鹿にしていたのは否めない。
幕府高官は一体何を期待しているのか、と一種の嘲りにも似た感情もあった。
「おぉ~・・・前よりべっぴんさんだなァ。さすが吉原だ」
素直に称賛する近藤の脇で、伊東は完全に硬直していた。
吉原の最高の技術を用いた化粧に、つけ毛で長くした髪を結った銀時は、文句なしの美女だった。
やや肩幅はあるが着物の着付け方が良いせいか、まったく違和感を感じない。
「くそぅ・・・自分でもビックリだ」
絶対に違和感があるだろうと銀時自身も思っていたらしい。その予想をはるかに斜め上を行って美女になってしまった自分に脱力している。
「ふふふ、わっち等の最高傑作じゃ」
満足げな月詠に、銀時は苦笑をうかべる。
「あはは・・・そりゃどうも・・・」
「やっぱ、銀兄ィは化粧映えして綺麗だねィ」
月詠の後ろから顔を出した沖田に、隊士達(特に一番隊)がどよめく。
「・・・いやいや、そーちゃん・・・薄化粧で美少女になれるお前に言われたくないから!!こう見えて超厚化粧だから!!」
モデルは寺門通だろうか。片方にまとめて結ってある亜麻色の髪の毛がサラリと揺れ、軽い化粧を施した沖田はそれだけで美少女だった。
姉に似た面差しのせいで女に見えないこともない沖田だが、化粧をするだけでこんなに化けるものかと、普段の姿を知る一番隊の隊士達が呆然とその姿を見つめる。
「・・・び、美少女・・・そ、そんな馬鹿な・・・!」
その中でもかなりのショックを受けていたのが新八だ。
前歴のある銀時はともかくとして、沖田や土方は普段の姿からしてまず“有り得ない”と思っていたからだ。
だというのに、この美少女っぷり。ショックを受けずにはいられなかった。
「じゃ、じゃあ・・・土方副長は・・・?」
さすがツッコミ要員。今の今まで誰もが口にしたくても口にできなかった問いをあっさりと月詠に向けた。
「もちろん、綺麗に仕上がっているでありんす」
自信たっぷりに告げた月詠は、くるりと着替えに使っていた部屋を振り返る。
「ほら、早く姿を見せてやりなんし、皆が待っていんす」
「土方さ~ん、覚悟決めて出てきなせェ。安心して良いですぜィ誰も笑いやせんよ。一応、美人に出来あがってやすからねィ(チッ、つまらねェヤツだ)」
月詠にのっかるようにして声をかけた沖田の言葉に反応するかのようにスパーン!と襖が開けられる。
「テメェ・・・副音声聞こえてるぞ!総悟ォオオ!!」
ツッコミを入れながら部屋から出てきた土方を目にした隊士達は、今日一番の衝撃を受けた。
お銀ちゃんの完璧さとも違うし沖田の可愛らしさとも違う、どこか不安定で未完成な表情が保護欲をかきたてる。
「厚化粧をすると逆にケバくなる顔でありんすから薄化粧にして、かんざしで派手に頭を飾ったらうまくいったでありんす」
「うんうん、十四郎は瞳孔開きまくってるけど素材はイイからな~♪」
「銀時!!テメェ・・・楽しんでんじゃねェよ!!あくまでもこれは作戦のためなんだからな!!二度とこんな真似しねェぞ!!」
「あはは、十四郎がツンデレだ~」
「デレてねェよ!!俺ァ、どこでデレた!?あ゛ァ゛!?」
開き直りはしたものの、認められないらしい。
「・・・前言撤回、君達は充分可愛らしい・・・むしろ君達3人は普段からソレで執務したまえ」
「伊東ぅううううう!?ぐっじょぶ、じゃねぇ!!親指立てんな!!なんだその幸せそうな表情!!つか、新しい扉開くなぁあああああ!!!」
土方の懸命のツッコミもどこ吹く風、伊東は幸せそうに微笑みながら親指を立てて一人で納得していたのだった。
「・・・あれ?神楽は?」
伊東に向かってぎゃんぎゃんと叫んでいた土方に銀時が訊ねる。
「あ゛?・・・アイツなら、まだ部屋ん中だろ?」
不機嫌そうに答える土方に苦笑しつつ、銀時は首を傾げる。
「えー、マジで?一番最初に着付け終わったのにな、アイツ」
銀時がそう言って部屋の中を覗きこめば、振袖新造(ふりそでしんぞう)姿に化けた神楽がむくれたままこちらを向いた。
「・・・私も花魁が良かったアル」
神楽は最初は外部で他の隊士等と暗殺部隊を狩らせるつもりだったのだが、銀時と離れるのを嫌がったために、銀時達(女装組)の護衛役として振袖新造に化けることになったのだ。
しかし神楽も女の子である。銀時達の化けっぷりを見て羨ましくなったのだろう。拗ねたように言った彼女に、銀時は苦笑する。
「いやぁ、さすがに花魁できる年齢じゃねェしなァ・・・神楽は本物の女の子だから、幕府高官に何かされても困るしさ?・・・だから、後で綺麗に着飾ってもらおうな?」
「・・・し、しょうがないネ。それで妥協するアル」
銀時の説得にとりあえず納得したらしい。
どこかそわそわしたように頷いて部屋から出てきた神楽を銀時は微笑ましく見つめる。
「さて、これで全員揃ったな・・・お銀ちゃん姿は後で堪能させてもらうとして、皆、気を引き締めていくぞ!」
「「「「「おう!」」」」」
近藤がパン、と手を打てば、銀時達に見惚れていた隊士達はハッとして声をあげる。
「・・・ふむ、さすがですね」
佐々木がポツリと呟くのを耳にした銀時はクツリと笑う。
「そそ。ウチの大将はスゲェんだぞ?」
「まぁ、白夜叉を匿おうっていう人間ですからね・・・そりゃあ、只人じゃないでしょうねぇ」
「クク、納得して頂けたようで?」
「まぁ、イイですよ。直にお銀ちゃん姿も拝めましたし、頑張らさせていただきます」
そう言いながらぴろり~ん、と携帯電話で写真を撮った佐々木に、銀時は溜息をもらす。
「だから~・・・俺の肖像権・・・」
「いえ、“あの人”に写メ送れって言われちゃいまして。その代わり、この作戦・・・裏から手伝ってもらえるそうですよ?」
「へーへー、さいですか・・・じゃあ、討ち損ねた連中がいたとしても安心だなー」
最早諦めの境地である。
攘夷戦争時に初めて女装をした時のことを思い出して、銀時は悪寒に身を震わせたのだった。
***
三味線の音と長唄に合わせて、舞を舞う。
お銀ちゃんを知る者も知らない者も、揃って間抜けにも口を開けてその姿に見入る。
「銀ちゃん綺麗アル・・・」
神楽が感動した様子で目をキラキラとさせて呟く。
「・・・まさか、銀時の奴がここまで器用とは」
口元を引き攣らせたのは土方だ。それに対してどこか誇らしげに沖田が頷く。
「さすが銀兄ィでさァ・・・本職も顔負けだぜィ」
銀時達3人だけでは心許ないため、吉原側から派遣してもらった遊女達も驚いた様子で舞を舞うお銀ちゃんを見つめている。
これならば幕府高官がお銀ちゃんに傾倒する理由もわかるというものだ。ただ着飾って酌をするだけならば、そこらの遊女でも充分満足できるしファンクラブが作られることなどなかっただろう。
つまり、お銀ちゃんは吉原最高峰の花魁である日輪と比べられても遜色ないほどに、完璧な所作を心得ていたのである。
「どおりでとっつぁん達が夢中になるわけだ・・・」
愛想笑いをうかべて酌をするのが精一杯な土方にしてみれば化け物レベルの銀時のなりきり様に、ビデオカメラをセットしてカメラ片手に囃し立てる松平の姿に納得してしまう。
そして同時に、この作戦の大成功を確信した。
「よし、総悟。ヤツ等は完全に油断してる。しこたま酒を飲ませて酔わせるぞ」
「・・・了解でさァ」
ニヤリと笑った沖田は、早速近くの幕府高官に歩み寄って酒を注ぎ始める。
それを確認した土方は近藤の顔色を窺う。本来このような作戦を好まない彼が、どんな表情をしているのか気になったからだ。
「なぁ、近藤さん。やり方が汚かろうが構わねェよなァ?そうやってコイツ等ものし上がってきたクチだ」
「・・・まぁ、付け込まれる隙は無いに限るよなァ。それに・・・ウチの子達に手ェ出そうとしてる連中は血祭りにあげとかないと心配だよねぇ・・・ホラ、お銀ちゃんもだけど、そー子ちゃんもトシ子ちゃんも可愛いじゃん?・・・あ、また色目使ってるよ、あのクソジジィ・・・楽しい思い出が惨劇になるなんて知らずになぁ・・・ハハハ、後で下のマゲをもぎ取ってやらにゃァな~?」
人の良さそうな笑みをうかべつつも言っていることはかなり黒い。
「・・・俺ァ、今のアンタが一番おっかねぇよ、近藤さん(汗)」
とりあえず近藤はヤる気満々らしいと悟り、土方は余計な心配だったと溜息をもらす。
「ねぇ、トシちゃん・・・いつになったら始まるアルか?」
待ちきれない様子で訊ねてくる神楽に、土方は苦笑する。
「もう少し待て・・・合図があったら動く。とっつぁん以外は全員敵だから、遠慮はいらねェよ」
「うん、わかったネ」
振袖姿で多少鈍いとしても夜兎の動きは常人離れしている。神楽が傷つくことはないだろうとふむ。
むしろ、心配しなければならないのは自分の方だろう。慣れない着物姿なうえに、頭を飾るかんざしが重くてゆったりと歩くのがやっとなのだ。
月詠が気を利かせて完全に被る形のカツラにしてくれたおかげで、戦闘に入ったらカツラを取れば良いようにしてあるが、初動が遅れるのは間違いない。
それが命取りになる、という可能性も捨てきれないから充分に気をつけなければならない。
チラリ、と銀時を確認する。舞はもうすぐ終わりを迎える。そうすればほろ酔い状態の幕府高官達はこぞって自分の席に銀時を呼ぼうとするだろう。その状況を利用して遊女達を安全な場所に避難させる。
命までは奪わない。ただし、再起不能になってもかまわない。それが将軍と松平からの命である。転じれば、殺しさえしなければやり過ぎも黙認されるということだ。
「ストレス発散には後腐れもなくて丁度いい連中だからな・・・」
今までの下に見る態度を激しく後悔させてやる、と土方もヤる気満々で呟く。ここに新八がいたら、確実に「どこのテロリスト!?」と叫んでいたかもしれない。
そして、長唄が途切れる。
三味線が最後に一際大きくかき鳴らされ、銀時が三つ指をついてお辞儀をする。
「お銀、こちらへ、こちらへ来い」
上の者から順に、ということだろう。上座に座る幕府高官が銀時を手招く。その隙に松平や遊女達が下座へと一斉に引いてくる。
「とっつぁん、もうヤってイイ?」
「いやァ・・・お銀ちゃんからの合図待ちでしょうよ?」
寄ってきた近藤に問われて、松平は首を傾げる。
「・・・だってさ、ほんの少しでもうちの子に触られたくないんだよね、っていうか、見るなって感じ?・・・あァ、目ェえぐり出しちゃおうかなぁ・・・」
「・・・おいおい・・・近藤が壊れてるぞ、どうした?」
笑顔のまま黒い発言をしだした近藤に思わずドン引いた松平に、土方は溜息をもらす。
「そのままほっといてくれ、とっつぁん。近藤さんは腹黒ならぬ暗黒オカンモードにシフトしたんだ」
「暗黒オカンモードって・・・近藤にそんなひきだしがあったなんてなァ・・・」
武州にいた頃はただ人の良さそうな道場主だったハズの近藤が、真選組として戦っている間に変なひきだしを増やしたらしいと知って、松平は微妙な表情をうかべた。
「まぁ、元々銀時に関しては武州にいた頃から過保護なトコがあったからな・・・なんつーか、こう、影背負ってたから、アイツ」
「あぁ、そりゃわかるけども・・・それで、ここまで変化しちゃうわけかァ?」
「まぁ、ここ最近ずっと我慢してたからなァ・・・その反動じゃね?」
「・・・なるほどねェ・・・まぁ、やりすぎてもフォローはするから、別にいいけどさァ・・・」
思わず納得した松平は、幕府高官達を笑顔で見つめながら呪いの言葉らしきものを呟いている近藤を見やる。
むしろ呪詛だけで殺してしまいそうな勢いなのが怖い。
「近ちゃん、さすがアル!私が教えた呪いの言葉を全部網羅してるネ!」
「それだけじゃねェぜィ、チャイナ。近藤さんが暗黒モードになるスイッチの言葉を増やしたんでさァ」
「おお~!」
聞き捨てならない年少組の発言に、土方は目を見開いた。
「・・・テメェ等かッ!!近藤さんに妙なコトを教え込んだのは!!」
「私は夜兎に伝わる呪いの言葉を教えてあげただけヨ」
「俺ァ近藤さんの愚痴に付き合っただけでさァ・・・ただ、立場上表に出せない分を溜めこんで溜めこんで、一番良いときに出せば効果てき面だって教えただけですぜィ」
悪びれもしないで答える2人に、いつの間にそんな仲良くなったんだとか、悪巧みに近藤さんを巻き込むなとか、巻き込まれる近藤さんも近藤さんだとか、色々と言いたいことは山のようにあったが、チラリと銀時がこちらを確認したのに気付いて、今はそんなことを言っている場合ではないと気を引き締めた。
「・・・説教は後だ、テメェ等・・・準備は良いな?」
「うん!」
「万端でさァ」
2人の返答を確認した土方は、銀時に向かって頷いてみせる。すると、銀時はわざとらしく酒を注ぎ終って空になったお銚子を取り落とす。
「・・・あ、申し訳ございません」
そっと身体をかがめてお銚子を拾う素振りをした銀時が、そのかがめた身体の下で人差し指をトン、と床に付けた。
それは作戦開始の合図。
「きゃあああッ!!!」
遊女の一人が突如叫びをあげて座敷を飛び出す。それにつられるようにして他の遊女も座敷を出て行く。
何事かとざわめく高官達の目の前で、上座の方の引き戸から順に鋼鉄製のシャッターが降ろされ、最終的には下座にある戸以外に出口は無くなってしまう。これが鳳仙の作った“狩り”用の座敷だった。
銀時が舞を舞っている間ずっと酒を飲まされていた高官達は判断力が低下して動きも鈍い。そのためか、未だに何が起こっているのかわからないというような表情をうかべる者すらいる。
「え~・・・とりあえず、罪状はぁ・・・国家反逆罪ってコトでぇ。ハイ、逮捕ォ」
かったるい感じで松平が発言し、幕府高官達はキョトンとする。
が、次の瞬間近藤達に刀を突き付けられてようやっと自分達の置かれている立場を知り、慌てて立ち上がった。
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