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Refused Reality(元・現実を拒絶した夢の中)

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注意
・ロイルル前提・ロイドVSナナリー
・ナナは黒で・・・最強(笑)
・したたかロイドは騎士様
・ギャグ?
・捏造満載


以上、同意できる方のみ↓へ・・・











ロイドVSナナリー



「・・・まぁ、お兄様の騎士にですか?」

キョトン、としてロイドを見つめる少女は、ロイドの意中の相手、ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアの実妹、ナナリー・ヴィ・ブリタニア。

ルルーシュの騎士になるにあたり、最大の抵抗勢力はナナリーを筆頭とする妹達である。とにかく、いくら、父母や兄姉達が五月蠅く言っても、妹達の一言には敵わない。特に、実妹であるナナリーの言葉は絶大だ。

「ええ。ぜひ、ナナリー様にもご承認戴ければと思いましてぇw」

「・・・・・・なぜ、私に?」

ことん、と首を傾げたナナリーに、ロイドはへらりと笑った。

「あっは~v・・・またまた、ご謙遜なさらないでくださいよ~。ナナリー様が反対されたら、いくらシュナイゼル殿下が後押ししたって、ルルーシュ殿下は良しとしないでしょう?・・・根回しですよ、ね・ま・わ・しw」

正直にそう言ったロイドに、ナナリーは目を丸くした。ここまで明け透けに言われてしまうと、有耶無耶にするのは無理そうだと、実兄には劣るが優秀な頭で考える。

「・・・それで、根回しというからには、何かお考えがあるのでしょう?」

「あっは~~w話が早くて助かりますぅ~~www」

ロイドはニコニコと笑い、一冊の書物を取り出し、ナナリーに渡す。

「・・・こ、これは!!」

ナナリーは仰天した。ロイドから渡された書物は、ルルーシュがずっと昔から欲しがっていた、ナイトメアフレームの研究書で、初期のナイトメアとフレームの設計から今現在メインで起動している第4世代ナイトメアフレームまでのシステムの解説が載っているものだった。

「それ、ナナリー様に差し上げます~、どうぞ、ご自由にお使いください。」

「・・・・・・これを、どこで。」

「あはぁ~、こう見えて、僕、ナイトメアの研究者ですよぉ?」

「・・・ロイドさんと仰いましたね。・・・もしかして、よく、お兄様のお話にものぼる・・・アスプルンド伯・・・?」

ナナリーはようやく気付いたと言った様子で、ロイドを見つめる。

「・・・僕は、勝てない勝負はしないんですよ。」

目を細めたロイドに、ナナリーはなるほど、と頷いた。

「お兄様が、貴方の研究論文に夢中になっていることをご存知の上で、騎士に推薦してもらうと?・・・でも、研究畑の方に、騎士なんて勤まるのですか?」

「ご心配なく。こう見えても伯爵位を持つ貴族です。騎士になる為に必要なことは充分存知あげていますよ。」

「・・・では、武力にも自信がある、と?」

「まぁ、ナイトメアの操縦には自信がありますよぉ。それに、剣術や射撃も嗜んでますよw学生の時のクレー射撃の大会で優勝してますし、それからも続けてますから。」

準備万端な様子のロイドに、ナナリーは舌を巻く。一体いつからロイドは騎士になる為の準備をしていたのだろうか?それを訊ねると、ロイドは懐かしそうに目を細め、笑みをうかべた。

「・・・シュナイゼル殿下が、生後2カ月頃のルルーシュ殿下の写真を見せてくれたんですよ~。弟が生まれたんだ~って。・・・あんなシュナイゼル殿下は初めて見ましたよぉ。それまでもたくさんの皇子が生まれてるはずなのに、ルルーシュ殿下の時だけは写真を懐に入れてて~。」

「・・・シュナイゼル兄様ったら・・・お兄様が生まれた時からメロメロだったとは訊いてましたけど・・・そこまでとは。」

「その写真を見た時に衝撃を受けましたねぇ・・・。なんてお綺麗なんだろうって。普通、赤ちゃんなんて言ったら、ぷくぷくしてて、可愛らしいってイメージでしょう?・・・でも、殿下は、本当にお綺麗だったんですよ~wもう、一目惚れってやつですね。それから・・・いつか、ルルーシュ殿下の騎士にして頂こうって・・・努力を続けてきましたから。」

こちらこそ衝撃だ。とナナリーは思った。まさか、そんな長い時間をかけて準備をしているとは思わなかったのだ。

「・・・わかりました。・・・そこらの馬の骨にお兄様をお渡しするより、貴方にお願いした方が良いようですね。シュナイゼル兄様の後押しもあるようですし。」

「・・・じゃあ、認めて頂けるんですか?」

「・・・仕方ありません。そんな本気を見せられてしまったら、駄目なんて言えないじゃありませんか。・・・この書物、ナイトメア研究者だからって簡単に手に入れられるものじゃありませんよ。」

「・・・やっぱり、お探しになったんですねぇ。」

「当然です。お兄様が欲しがっているのに、探さないわけがありません。」

ナナリーが言えば、ロイドは苦笑する。

「いやぁ、確かに苦労しましたけどねぇ。・・・まぁ、こういうのは、伝手を使うのが一番なんですよぉw」

どれだけのネットワークを駆使したのかはわからないが、このロイドは、ルルーシュのためなら何でもやるのだということはナナリーにも伝わってきた。

「・・・ただし、条件があります。」

「・・・何でしょう?」

「・・・私達との時間を割くような真似だけはなさらないでください。騎士は恋人じゃありません。あくまでも、主を守る者です。」

「・・・わかりました。分はわきまえろ、ということですねぇ?」

ロイドは素直に頷く。その態度に偽り無しと判断したナナリーは頷いた。

「・・・では、お父様やお母様、それから、ユフィ姉様達は私が黙らせます。」

「ありがとうございます~~w・・・じゃあ、僕はこれでぇ。」

「・・・アスプルンド伯。」

ロイドが踵を返すと、ナナリーが呼び止めた。

「・・・何でしょう~?」

「・・・・・・貴方、もしかして・・・私の妨害をしましたか?」

ナナリーはロイドをひたと見つめる。その手に持つ書物をそっと撫でる。

「・・・なんの、話ですか?」

アイスブルーの瞳が冷たい光を帯びた。それを見た瞬間、ナナリーはすべてを理解した。

「・・・くえない方ですね。」

「あっはぁ~。僕を食べてもおいしくないですよぉ~w」

今度こそロイドを見送り、その姿が見えなくなると、ナナリーは溜め息をついた。

「・・・どおりで、流通しているはずのモノが手に入らないわけですね。」

ロイドに手渡された書物は真新しかった。それはつまり、再版を重ねている、ということ。ナナリーが手を回したのはブリタニア国内の書店。

父や母の手を借りれば、もしかしたら簡単に手に入ったかもしれない。が、あの2人のことだから、自分達の手柄にしかねないので、黙っていたのだ。それは、兄や姉達も同様で、あの書物をルルーシュが欲しがっていることを知っているのは、ナナリーだけ。

どこで、その情報を得たのか。もしかしたら、ナナリーの行動を監視していたのかもしれない。

「・・・くえない方です。・・・癪ですが・・・お兄様は危機感が足りないのですから・・・あれくらいの方が丁度良いのかもしれませんね。」

ナナリーは眉を顰め、負け惜しみですが、とひとりごちたのだった。


ロイドVSナナリー・・・ロイドの圧勝。



おしまい☆


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