Refused Reality(元・現実を拒絶した夢の中)
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注意
・藤堂さんキャラ壊れ注意報
・ギャグです!
・C.C.は何でもアリ
・オリジナルのキャラが出てきます
・シュナ兄、間抜けです;
・絶賛☆捏造中!!
以上、同意できる方のみ↓へ・・・
「・・・え?うそ。」
誰かが呟く。しばし固まった末に出てきた言葉がそれ、というのもなんだが、それくらい驚いたということである。
「こんにちは。」
ニコニコ。
にこやかに挨拶してくる相手は、どう考えても、そんな間柄ではない相手だ。
「・・・遅かったか。」
はぁ、と頭を抱えたC.C.にちらりと視線をやった“彼”は、にっこりと笑った。
「君とはアリエス宮で何度か会っているね?・・・・確か、マリアンヌ様の友人、だったかな?ああ、父君の友人でもあるんだっけ?」
「シュナイゼル・・・このエセ紳士め。」
唸るC.C.に、騎士団幹部達の視線が向く。
「ははは。エセとは心外だなぁ。私は、至って紳士的に振る舞っているつもりだけれど?」
「・・・シュナイゼル・・・?」
ぼそり。
藤堂に担ぎあげられていたルルーシュが呟く。すると、パッとシュナイゼルの表情が輝いた。
「ああ、私の愛しいルルーシュ。久しぶりだね。・・TVで見たけれど、随分と綺麗になった。マリアンヌ様に生き写し、いや、マリアンヌ様より美しい。」
うっとりと言うシュナイゼルに、騎士団幹部達はドン引きである。藤堂もまた、ラウンジから出られないと判断して、とにかく、この危険な男から、ルルーシュを離さなければと後退する。
「奇跡の藤堂だったね。・・・ルルーシュを放して貰えるかな?」
その藤堂の行動が気に入らなかったのか、冷たい笑みをうかべて、シュナイゼルが首を傾げる。
「・・・断る。」
「取りつく島もないねぇ。・・・ルルーシュ、こっちを向きなさい。・・・私がここにいるということは、どういうことか、わかっているだろう?」
シュナイゼルの言葉が脅しだと気付いた者は一斉に眉を顰め、気付かなかった者も、何か不穏な空気を感じ取って不安げに表情を曇らせた。
「・・・シュナイゼル・・・。」
依然藤堂に担ぎあげられたままの恰好で、シュナイゼルの方へと顔を向けたルルーシュは、その姿を見た瞬間、ひゅっと息を呑んだ。
「兄上、だろう?ルルーシュ。・・・会いたかったよ。君が死んだと聞かされて、どれだけ悲しかったか。」
優しい笑みをうかべるシュナイゼルに、それでもルルーシュは怯えた視線を向ける。
「なぜ、ここに・・・。」
「うん?・・・いや、君が人質に取られている姿を、TVで見てね。こうしてはいられないと本国の仕事を全部父君に押し付け・・・あぁ、違った、父君にお任せして、馳せ参じたわけだよ。」
― 皇帝に仕事押し付けてきたのかよ、こいつ。
口を滑らせたシュナイゼルに、騎士団幹部は冷たい視線を送る。が、そんな些細なことなど気にも留めないシュナイゼルは、表情が曇りっぱなしのルルーシュに、笑みを向ける。
「大丈夫だよ。コーネリアもユフィも、なぜ私が来たのか、わかってないみたいだったしね。・・・ちょっと、エリア11の様子を見てくるよと言ったら、あっさり納得したし。」
「・・・相変わらずのルルーシュ至上主義だな。」
ボソ、とC.C.が呟くと、シュナイゼルはクツクツと笑う。
「君だって知っているだろう?ルルーシュは私が最も愛した弟なんだよ?・・・そんな弟のピンチに駆けつけようっていう兄心がどうしてわからないかなぁ?」
「わかるわけないだろう!!」
C.C.が叫ぶと、幹部達も頷く。なんだか、ルルーシュが反逆したくなった気持ちがわかったかもしれない、と後に某T城が呟いたとかなんとか。
「・・・っていうか、弟?」
ハッと我に返った後藤田が呟く。その呟きは意外にもラウンジ中に響いた。
ビクリと身体を震わせたルルーシュは、騎士団幹部達の様子を窺うようにして見る。
「・・・ってことは、皇子様か・・・。」
「成程なー、納得だよなー。」
「なんか、守んなきゃいけないって気にさせるオーラでも放ってるのかな、皇族って。」
「でも、コーネリア皇女とかはちげーぞ。」
「ああ、ありゃ、魔女だ。こえーもんな。」
そんな会話が聞こえて来て、ルルーシュはがくりと肩を落とす。
「・・・もう少し、シリアスな展開にならないのか?」
「無理だろう、皆、ゼロに保護欲が刺激されてるんだからな。事実がどうであろうと、ゼロを守るという気持ちに変わりはないだろう。」
ルルーシュの呟きに答えたのは、後藤田。その答えに、ルルーシュはホッと笑みをうかべる。
それが面白くないのは藤堂だ。またも株を上げた後藤田に対抗すべく、シュナイゼルを睨みつけた。
「ここに何をしに来た?・・・シュナイゼル皇子。」
「決まっているだろう?ルルーシュに会いに来たんだ。」
しれっと言ってのけたシュナイゼルはうっとりとルルーシュを見つめる。
「ああ、本当に美しくなって。大きくなったら、私のお嫁さんになってくれるという約束を覚えているかい?」
「・・・・・・・・・そんな約束した覚えありません。」
己が幼い頃のシュナイゼルをだんだん思い出してきたルルーシュが、うんざりとした様子で答える。
意外と7年間は長いらしい。昔の思い出が全て美化されているわけではないが、皇宮での最後の思い出が、皇帝とのあのやり取りなので、他の些細なこと全てが、気にならなくなってしまったのだ。
「そんなことは無いよ。ほら、ちゃんと思い出してごらん?」
自信たっぷりに言ってくれるシュナイゼルに、思わず、ルルーシュはそうだったか?と首を傾げる。
「ルルーシュ!!話に流されるな!!・・・お前はこいつとそんな約束なんぞしていない!!」
「C.C.・・・どうして邪魔をするんだい?・・・君はむしろ、こっち側のような気がするんだけどね。」
「は!・・・とうの昔に私はルルーシュ側に寝返った!誰がシャルルに協力などするものか。」
C.C.が言えば、シュナイゼルがチッと軽く舌打ちをした。
「・・・今、紳士の仮面が外れたな?」
じと目のC.C.に、シュナイゼルは完璧な笑顔を作って、しれっと答えた。
「何のことだい?」
「フン、わからいでか。・・・お前が危険だということは、マリアンヌも良く知っていた。が、ルルーシュが懐いていたから黙って見守っていたにすぎない。ルルーシュ自身がお前を危険だと判断したなら、話は別だ。徹底的にお前を排除する。」
C.C.の言葉に、騎士団幹部達が一斉に武器を持ってシュナイゼルに向ける。
「・・・おやおや、私がここにいることがどういうことか、君達にはわからないのかなぁ?」
「・・・ハドロン砲付き重アヴァロン・・・まあ、こんな基地など跡形もなく吹っ飛ぶだろうな。」
C.C.があっさりと答えると、シュナイゼルは拍手をする。
「ご名答。それがわかっててなぜ?」
「・・・ここにはルルーシュがいる。お前がハドロン砲をぶっ放せば、ルルーシュが吹っ飛ぶ。それでも良いのか?」
「・・・・・・・・・しまった!」
― 本当は、帝国宰相は間抜けだと思う。自分だって吹っ飛ぶだろうに・・・。
本気で頭を抱え出したシュナイゼルに、その場の緊張感が霧散してしまったのだった。
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・藤堂さんキャラ壊れ注意報
・ギャグです!
・C.C.は何でもアリ
・オリジナルのキャラが出てきます
・シュナ兄、間抜けです;
・絶賛☆捏造中!!
以上、同意できる方のみ↓へ・・・
「・・・え?うそ。」
誰かが呟く。しばし固まった末に出てきた言葉がそれ、というのもなんだが、それくらい驚いたということである。
「こんにちは。」
ニコニコ。
にこやかに挨拶してくる相手は、どう考えても、そんな間柄ではない相手だ。
「・・・遅かったか。」
はぁ、と頭を抱えたC.C.にちらりと視線をやった“彼”は、にっこりと笑った。
「君とはアリエス宮で何度か会っているね?・・・・確か、マリアンヌ様の友人、だったかな?ああ、父君の友人でもあるんだっけ?」
「シュナイゼル・・・このエセ紳士め。」
唸るC.C.に、騎士団幹部達の視線が向く。
「ははは。エセとは心外だなぁ。私は、至って紳士的に振る舞っているつもりだけれど?」
「・・・シュナイゼル・・・?」
ぼそり。
藤堂に担ぎあげられていたルルーシュが呟く。すると、パッとシュナイゼルの表情が輝いた。
「ああ、私の愛しいルルーシュ。久しぶりだね。・・TVで見たけれど、随分と綺麗になった。マリアンヌ様に生き写し、いや、マリアンヌ様より美しい。」
うっとりと言うシュナイゼルに、騎士団幹部達はドン引きである。藤堂もまた、ラウンジから出られないと判断して、とにかく、この危険な男から、ルルーシュを離さなければと後退する。
「奇跡の藤堂だったね。・・・ルルーシュを放して貰えるかな?」
その藤堂の行動が気に入らなかったのか、冷たい笑みをうかべて、シュナイゼルが首を傾げる。
「・・・断る。」
「取りつく島もないねぇ。・・・ルルーシュ、こっちを向きなさい。・・・私がここにいるということは、どういうことか、わかっているだろう?」
シュナイゼルの言葉が脅しだと気付いた者は一斉に眉を顰め、気付かなかった者も、何か不穏な空気を感じ取って不安げに表情を曇らせた。
「・・・シュナイゼル・・・。」
依然藤堂に担ぎあげられたままの恰好で、シュナイゼルの方へと顔を向けたルルーシュは、その姿を見た瞬間、ひゅっと息を呑んだ。
「兄上、だろう?ルルーシュ。・・・会いたかったよ。君が死んだと聞かされて、どれだけ悲しかったか。」
優しい笑みをうかべるシュナイゼルに、それでもルルーシュは怯えた視線を向ける。
「なぜ、ここに・・・。」
「うん?・・・いや、君が人質に取られている姿を、TVで見てね。こうしてはいられないと本国の仕事を全部父君に押し付け・・・あぁ、違った、父君にお任せして、馳せ参じたわけだよ。」
― 皇帝に仕事押し付けてきたのかよ、こいつ。
口を滑らせたシュナイゼルに、騎士団幹部は冷たい視線を送る。が、そんな些細なことなど気にも留めないシュナイゼルは、表情が曇りっぱなしのルルーシュに、笑みを向ける。
「大丈夫だよ。コーネリアもユフィも、なぜ私が来たのか、わかってないみたいだったしね。・・・ちょっと、エリア11の様子を見てくるよと言ったら、あっさり納得したし。」
「・・・相変わらずのルルーシュ至上主義だな。」
ボソ、とC.C.が呟くと、シュナイゼルはクツクツと笑う。
「君だって知っているだろう?ルルーシュは私が最も愛した弟なんだよ?・・・そんな弟のピンチに駆けつけようっていう兄心がどうしてわからないかなぁ?」
「わかるわけないだろう!!」
C.C.が叫ぶと、幹部達も頷く。なんだか、ルルーシュが反逆したくなった気持ちがわかったかもしれない、と後に某T城が呟いたとかなんとか。
「・・・っていうか、弟?」
ハッと我に返った後藤田が呟く。その呟きは意外にもラウンジ中に響いた。
ビクリと身体を震わせたルルーシュは、騎士団幹部達の様子を窺うようにして見る。
「・・・ってことは、皇子様か・・・。」
「成程なー、納得だよなー。」
「なんか、守んなきゃいけないって気にさせるオーラでも放ってるのかな、皇族って。」
「でも、コーネリア皇女とかはちげーぞ。」
「ああ、ありゃ、魔女だ。こえーもんな。」
そんな会話が聞こえて来て、ルルーシュはがくりと肩を落とす。
「・・・もう少し、シリアスな展開にならないのか?」
「無理だろう、皆、ゼロに保護欲が刺激されてるんだからな。事実がどうであろうと、ゼロを守るという気持ちに変わりはないだろう。」
ルルーシュの呟きに答えたのは、後藤田。その答えに、ルルーシュはホッと笑みをうかべる。
それが面白くないのは藤堂だ。またも株を上げた後藤田に対抗すべく、シュナイゼルを睨みつけた。
「ここに何をしに来た?・・・シュナイゼル皇子。」
「決まっているだろう?ルルーシュに会いに来たんだ。」
しれっと言ってのけたシュナイゼルはうっとりとルルーシュを見つめる。
「ああ、本当に美しくなって。大きくなったら、私のお嫁さんになってくれるという約束を覚えているかい?」
「・・・・・・・・・そんな約束した覚えありません。」
己が幼い頃のシュナイゼルをだんだん思い出してきたルルーシュが、うんざりとした様子で答える。
意外と7年間は長いらしい。昔の思い出が全て美化されているわけではないが、皇宮での最後の思い出が、皇帝とのあのやり取りなので、他の些細なこと全てが、気にならなくなってしまったのだ。
「そんなことは無いよ。ほら、ちゃんと思い出してごらん?」
自信たっぷりに言ってくれるシュナイゼルに、思わず、ルルーシュはそうだったか?と首を傾げる。
「ルルーシュ!!話に流されるな!!・・・お前はこいつとそんな約束なんぞしていない!!」
「C.C.・・・どうして邪魔をするんだい?・・・君はむしろ、こっち側のような気がするんだけどね。」
「は!・・・とうの昔に私はルルーシュ側に寝返った!誰がシャルルに協力などするものか。」
C.C.が言えば、シュナイゼルがチッと軽く舌打ちをした。
「・・・今、紳士の仮面が外れたな?」
じと目のC.C.に、シュナイゼルは完璧な笑顔を作って、しれっと答えた。
「何のことだい?」
「フン、わからいでか。・・・お前が危険だということは、マリアンヌも良く知っていた。が、ルルーシュが懐いていたから黙って見守っていたにすぎない。ルルーシュ自身がお前を危険だと判断したなら、話は別だ。徹底的にお前を排除する。」
C.C.の言葉に、騎士団幹部達が一斉に武器を持ってシュナイゼルに向ける。
「・・・おやおや、私がここにいることがどういうことか、君達にはわからないのかなぁ?」
「・・・ハドロン砲付き重アヴァロン・・・まあ、こんな基地など跡形もなく吹っ飛ぶだろうな。」
C.C.があっさりと答えると、シュナイゼルは拍手をする。
「ご名答。それがわかっててなぜ?」
「・・・ここにはルルーシュがいる。お前がハドロン砲をぶっ放せば、ルルーシュが吹っ飛ぶ。それでも良いのか?」
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