Refused Reality(元・現実を拒絶した夢の中)
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注意
・時期は騎士任命~神根島
・ナリタ事変は回避
・クロヴィス暗殺回避
・スザク壊れ注意報
・いろいろ捏造
以上、同意できる方のみ↓へ・・・
「それで、どうしたんだ?」
「・・・うん。あのね、ルルーシュの予感、当たってたよ。」
そのスザクの言葉に、ルルーシュの機嫌が急降下する。
「どういうことだ?」
1オクターブ下がった低い声に、スザクは身を竦める。
「・・・ユフィ・・・が、ゼロの正体に気づいたみたいで・・・。」
「ほう、お前はそれを肯定してしまったというわけだ。」
「ち、違うよ!!肯定なんて、断じてしてないってば!!・・・た、ただ、ユフィの命令で、ゼロと接触するってことになって。」
「接触?」
訝しんだ表情をうかべたルルーシュも綺麗だなぁ、と思いつつ、スザクは頷く。
「うん。・・・あのね、どんな障害があっても、僕達、たぶん、この場合は、僕とユフィのことを指すんだと思うんだけど、味方だからって。そう伝えて欲しいって。それから、出来れば、話がしたい、と。」
「そう、か。・・・彼女がそんなことを。」
視線を落としたルルーシュに、スザクは自分の考えを伝えることにする。
「僕は、悪い話じゃないと思う。・・・ねぇ、ルルーシュ。僕はね、君がゼロだと知った瞬間に、ストン、と色々なものが腑に落ちたんだ。まあ、ぶっちゃけ開き直ったって言えばそうなんだけど・・・だからさ、君も、開き直っちゃえば良いと思うんだ。」
「・・・それって・・・。」
「うん。ユフィと手を組んで、反逆すれば?ってこと。」
「・・・お前、散々、間違ったやり方で手に入れた結果に意味は無いとか言っておきながら・・・。」
「だから、ごめんって言ってるじゃない。もう、自分のことで手一杯だったんだよ。父さんのことが忘れられなくて・・・。」
そこまで言うと、ルルーシュが黙り込む。スザクはハッとしてルルーシュの腕を掴む。
「あ、あのね、ルルーシュのせいじゃないから!!」
「・・・だが、あの時、俺がスザクに縋ったりしなければ・・・。」
「確かに、僕はルルーシュに助けて、と言われて、父さんの元に行った。でも、その先の行動は、僕自身の責任だよ。・・・それに、たとえ、間違ったやり方だったとしても、あの時は、あれしか父さんを止める方法は無かったって、今は思ってる。」
真剣なスザクの言葉に、ルルーシュはホッと息をつく。
「・・・お前が死にたがりになったのは俺のせいだ・・・だから・・・。」
「だから言ってるじゃない、ルルーシュのせいじゃない。・・・ごめんね、ルルーシュの気持ちを悟ってあげられなくて。」
「いや・・・でも、開き直るって、お前、何か考えでもあるのか?」
「ん・・・あのね、僕、黒の騎士団に、直接、ゼロに会いに行こうって思うんだ。・・・だから、お願い。攻撃しないでって、騎士団の皆に言ってくれる?」
首を傾げて、ほんの少し上目づかいにお願いしたスザクに、ルルーシュは頬をほんのりと赤く染める。これが一番利くとわかっていてやっているスザクは、質が悪いと思う。
「・・・ダメと言っても聞かないんだろう?」
はぁ、と溜め息交じりにルルーシュが言えば、ニコニコと笑って頷くスザク。
「うん。ユフィの命令には表向き逆らえないし・・・それに、君が学園にいることはまだ秘密にしておきたいだろ?」
「・・・そうだな。・・・でも、済し崩しにバレると思うのは、俺の気のせいか?」
「・・・気のせいじゃないと思う。」
はぁぁぁぁ、と2人が揃って溜息をついた。
そのまま、屋上で1時間目をさぼることにしたルルーシュとスザクは、寝ころんで空を見上げていた。
「僕さ・・・ユフィとの話が終わったら、騎士章を返還しようって思ってるんだ。」
ぽつりと言ったスザクに、ルルーシュは軽く目を見張って隣を見た。
「スザク・・・。」
「それに、軍もやめようかなって思ってる。・・・ルルーシュと敵対したままなんて、嫌だよ。」
スザクはそう言って、ルルーシュを見つめる。
「僕は、君が好きなんだ。・・・大好きだよ、ルルーシュ。」
ふんわりと笑って、スザクはそっとルルーシュの頬に手を添える。
「僕が、君の生きる理由になるから。だから、君も、僕の生きる理由になってよ。」
「・・・っ///」
ルルーシュは息を呑み、そして、真っ赤な顔でこくりと小さく頷いた。
「・・・良かった。・・・僕、ルルーシュに殴られるくらいは覚悟してたんだ。」
「・・・そんな覚悟するな。まったく。・・・だが、ユフィの言動やら何やら・・・ハラハラさせられるな。」
スザクの手を外し、むくりと起き上がったルルーシュは、制服をはたく。
「ごめん、もう、絶対ルルーシュだって言って聞かなくて。」
スザクも起き上がって制服をはたきながらすまなそうに言う。すると、
「いいさ。ユフィが見た目と違って、頑固なのは昔からだ。」
肩を竦めたルルーシュに、スザクはくつりと笑う。
「僕の場合、出会い方からして衝撃的だったから・・・はは。」
「空からお姫様が降ってくるとは思ってなかったろ?・・・まったく、あのお転婆が。」
「昔は、ナナリーも負けないくらいお転婆だったって聞いたけど?」
「それはもう・・・凄かった。」
何が凄かったのか、とは言わないルルーシュを見て、スザクはその心中を察する。
「・・・トラウマなんだね。」
「う・・・。」
今でこそおっとりとした雰囲気のナナリーだが、実は、とても頑固で、潔い性格をしているのは、幼い頃を共に過ごしたスザクはよく知っている。
それが、皇族として過ごしていたから培われたものなのか、元々持っていた素質なのかはわからないが、ユーフェミアとセットになると、ルルーシュの悩みの種になっていたらしいと悟ったのだ。
「ユフィと和解したら、また、ナナリーがお転婆になったりして。」
「・・・勘弁してくれ。・・・まぁ、目と足が治るんならそれでも良いが・・・。」
「・・・目は精神的なものなんだろ?いつかは治るさ。・・・後は足、か。」
「足は駄目だ・・・神経が完全にやられているからな・・・。」
悲痛な表情でそう言ったルルーシュに、スザクも眉を潜めた。
「・・・そういうのって、やっぱり、ギアスじゃ無理?」
「・・・俺のギアスは目を見ることが必須だ。・・・それに、体機能まで回復させることはできない。」
「そっか、残念。・・・さて、と。じゃあ、今日の夜、黒の騎士団のところに行くから。」
「ああ・・・って、今日なのか!?」
「うん。だって、善は急げって言うじゃない?」
ニコニコと笑うスザクに、ルルーシュは表情をひきつらせた。
「・・・放課後から夜までの間に、体裁を整えろと・・・?」
「大丈夫。ルルーシュならできるよ!」
ニコニコニコニコ・・・
笑顔に妙に迫力があるのは気のせいだろうか、そう思いつつ、ルルーシュはコクコクと頷いた。
「わ、わかった・・・。」
「良かった~。この生殺し感覚から早く脱却したかったんだよね~。」
「な、生殺し?」
「そう!・・・ルルーシュと敵対するっていう。・・・僕はこんなにルルーシュが大好きなのに、ゼロを批判しなきゃいけないっていう、精神的苦痛!!もう、耐えられない!!」
そう叫んで、ルルーシュをガバッと抱き竦める。
「ほぅあっ!?・・・こ、こら!離せ、スザク。わかった。お前の苦労はわかったからっ!!・・・とにかく、離せっ///」
「あぁ~、ツンデレなルルーシュも可愛いよ!!」
精神的苦痛のために、本格的に壊れ始めたスザクを元に戻すためにも、今夜、何とか和解まで話を持っていかねばなるまい。そう心に決めて、ルルーシュは早退を決意したのだった。
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・時期は騎士任命~神根島
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・スザク壊れ注意報
・いろいろ捏造
以上、同意できる方のみ↓へ・・・
「それで、どうしたんだ?」
「・・・うん。あのね、ルルーシュの予感、当たってたよ。」
そのスザクの言葉に、ルルーシュの機嫌が急降下する。
「どういうことだ?」
1オクターブ下がった低い声に、スザクは身を竦める。
「・・・ユフィ・・・が、ゼロの正体に気づいたみたいで・・・。」
「ほう、お前はそれを肯定してしまったというわけだ。」
「ち、違うよ!!肯定なんて、断じてしてないってば!!・・・た、ただ、ユフィの命令で、ゼロと接触するってことになって。」
「接触?」
訝しんだ表情をうかべたルルーシュも綺麗だなぁ、と思いつつ、スザクは頷く。
「うん。・・・あのね、どんな障害があっても、僕達、たぶん、この場合は、僕とユフィのことを指すんだと思うんだけど、味方だからって。そう伝えて欲しいって。それから、出来れば、話がしたい、と。」
「そう、か。・・・彼女がそんなことを。」
視線を落としたルルーシュに、スザクは自分の考えを伝えることにする。
「僕は、悪い話じゃないと思う。・・・ねぇ、ルルーシュ。僕はね、君がゼロだと知った瞬間に、ストン、と色々なものが腑に落ちたんだ。まあ、ぶっちゃけ開き直ったって言えばそうなんだけど・・・だからさ、君も、開き直っちゃえば良いと思うんだ。」
「・・・それって・・・。」
「うん。ユフィと手を組んで、反逆すれば?ってこと。」
「・・・お前、散々、間違ったやり方で手に入れた結果に意味は無いとか言っておきながら・・・。」
「だから、ごめんって言ってるじゃない。もう、自分のことで手一杯だったんだよ。父さんのことが忘れられなくて・・・。」
そこまで言うと、ルルーシュが黙り込む。スザクはハッとしてルルーシュの腕を掴む。
「あ、あのね、ルルーシュのせいじゃないから!!」
「・・・だが、あの時、俺がスザクに縋ったりしなければ・・・。」
「確かに、僕はルルーシュに助けて、と言われて、父さんの元に行った。でも、その先の行動は、僕自身の責任だよ。・・・それに、たとえ、間違ったやり方だったとしても、あの時は、あれしか父さんを止める方法は無かったって、今は思ってる。」
真剣なスザクの言葉に、ルルーシュはホッと息をつく。
「・・・お前が死にたがりになったのは俺のせいだ・・・だから・・・。」
「だから言ってるじゃない、ルルーシュのせいじゃない。・・・ごめんね、ルルーシュの気持ちを悟ってあげられなくて。」
「いや・・・でも、開き直るって、お前、何か考えでもあるのか?」
「ん・・・あのね、僕、黒の騎士団に、直接、ゼロに会いに行こうって思うんだ。・・・だから、お願い。攻撃しないでって、騎士団の皆に言ってくれる?」
首を傾げて、ほんの少し上目づかいにお願いしたスザクに、ルルーシュは頬をほんのりと赤く染める。これが一番利くとわかっていてやっているスザクは、質が悪いと思う。
「・・・ダメと言っても聞かないんだろう?」
はぁ、と溜め息交じりにルルーシュが言えば、ニコニコと笑って頷くスザク。
「うん。ユフィの命令には表向き逆らえないし・・・それに、君が学園にいることはまだ秘密にしておきたいだろ?」
「・・・そうだな。・・・でも、済し崩しにバレると思うのは、俺の気のせいか?」
「・・・気のせいじゃないと思う。」
はぁぁぁぁ、と2人が揃って溜息をついた。
そのまま、屋上で1時間目をさぼることにしたルルーシュとスザクは、寝ころんで空を見上げていた。
「僕さ・・・ユフィとの話が終わったら、騎士章を返還しようって思ってるんだ。」
ぽつりと言ったスザクに、ルルーシュは軽く目を見張って隣を見た。
「スザク・・・。」
「それに、軍もやめようかなって思ってる。・・・ルルーシュと敵対したままなんて、嫌だよ。」
スザクはそう言って、ルルーシュを見つめる。
「僕は、君が好きなんだ。・・・大好きだよ、ルルーシュ。」
ふんわりと笑って、スザクはそっとルルーシュの頬に手を添える。
「僕が、君の生きる理由になるから。だから、君も、僕の生きる理由になってよ。」
「・・・っ///」
ルルーシュは息を呑み、そして、真っ赤な顔でこくりと小さく頷いた。
「・・・良かった。・・・僕、ルルーシュに殴られるくらいは覚悟してたんだ。」
「・・・そんな覚悟するな。まったく。・・・だが、ユフィの言動やら何やら・・・ハラハラさせられるな。」
スザクの手を外し、むくりと起き上がったルルーシュは、制服をはたく。
「ごめん、もう、絶対ルルーシュだって言って聞かなくて。」
スザクも起き上がって制服をはたきながらすまなそうに言う。すると、
「いいさ。ユフィが見た目と違って、頑固なのは昔からだ。」
肩を竦めたルルーシュに、スザクはくつりと笑う。
「僕の場合、出会い方からして衝撃的だったから・・・はは。」
「空からお姫様が降ってくるとは思ってなかったろ?・・・まったく、あのお転婆が。」
「昔は、ナナリーも負けないくらいお転婆だったって聞いたけど?」
「それはもう・・・凄かった。」
何が凄かったのか、とは言わないルルーシュを見て、スザクはその心中を察する。
「・・・トラウマなんだね。」
「う・・・。」
今でこそおっとりとした雰囲気のナナリーだが、実は、とても頑固で、潔い性格をしているのは、幼い頃を共に過ごしたスザクはよく知っている。
それが、皇族として過ごしていたから培われたものなのか、元々持っていた素質なのかはわからないが、ユーフェミアとセットになると、ルルーシュの悩みの種になっていたらしいと悟ったのだ。
「ユフィと和解したら、また、ナナリーがお転婆になったりして。」
「・・・勘弁してくれ。・・・まぁ、目と足が治るんならそれでも良いが・・・。」
「・・・目は精神的なものなんだろ?いつかは治るさ。・・・後は足、か。」
「足は駄目だ・・・神経が完全にやられているからな・・・。」
悲痛な表情でそう言ったルルーシュに、スザクも眉を潜めた。
「・・・そういうのって、やっぱり、ギアスじゃ無理?」
「・・・俺のギアスは目を見ることが必須だ。・・・それに、体機能まで回復させることはできない。」
「そっか、残念。・・・さて、と。じゃあ、今日の夜、黒の騎士団のところに行くから。」
「ああ・・・って、今日なのか!?」
「うん。だって、善は急げって言うじゃない?」
ニコニコと笑うスザクに、ルルーシュは表情をひきつらせた。
「・・・放課後から夜までの間に、体裁を整えろと・・・?」
「大丈夫。ルルーシュならできるよ!」
ニコニコニコニコ・・・
笑顔に妙に迫力があるのは気のせいだろうか、そう思いつつ、ルルーシュはコクコクと頷いた。
「わ、わかった・・・。」
「良かった~。この生殺し感覚から早く脱却したかったんだよね~。」
「な、生殺し?」
「そう!・・・ルルーシュと敵対するっていう。・・・僕はこんなにルルーシュが大好きなのに、ゼロを批判しなきゃいけないっていう、精神的苦痛!!もう、耐えられない!!」
そう叫んで、ルルーシュをガバッと抱き竦める。
「ほぅあっ!?・・・こ、こら!離せ、スザク。わかった。お前の苦労はわかったからっ!!・・・とにかく、離せっ///」
「あぁ~、ツンデレなルルーシュも可愛いよ!!」
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